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清田 武洋 院長の独自取材記事

せいた動物病院

(川崎市多摩区/向ヶ丘遊園駅)

最終更新日: 2023/01/22

向ヶ丘遊園駅より車で5分ほどの場所に、ひときわ鮮やかな黄色い建物が見えてくる。2016年1月にリニューアルした「せいた動物病院」は、清田武洋院長が2007年より「中田動物病院たま」として開院していた。内装や外観はほとんどそのままの状態で、今回クリニック名のみ変更。清田院長は外科や病理学に詳しい。また、犬や猫だけでなく、うさぎやハムスター、鳥などの小動物も診てくれる。以前勤務していた中田動物病院の中田院長の方針に従い、できるかぎり来るものは拒まず受け入れるというスタンスを守っている。「お散歩がてら、お気軽に立ち寄っていただきたいと思います」と話す清田院長に、クリニックの特色や飼い主へのメッセージなど詳しく話を聞いた。 (取材日2016年4月20日)

往診や年中無休の診療を行っている、ホームドクター

北里大学ご卒業後こちらを開院されるまでの経緯について、教えてください。

横浜市にある「中田動物病院」にて7年間お世話になりました。こちらでは猫や小動物だけでなく馬も診ているのですが、1年目は全員馬に関わるため、大学の馬術部や乗馬クラブなどに往診へ伺ったこともありました。2年目からは犬猫や小動物を専門的に診療しました。その後、中田先生から協力病院をお任せいただくことになり、2007年に「中田動物病院たま」を当地にて開院しました。「たま」は当院が川崎市多摩区にあるからです。その後、中田先生のご厚意でそろそろ中田という名前を使わなくてもいいのではとおっしゃっていただきまして。何か良いネーミングはないかと家族と相談して、苗字を使うことにしました。私の苗字は「清田」と書いて「せいた」と読むのですが、漢字で書くと「きよた」と読まれがちなので、「せいた」とひらがなにしました。外壁はリニューアル前から黄色で、地域の皆さんからランドマークとして親しんでいただいているようです。

「中田動物病院」から引き継がれた考え方はありますか?

中田院長は“来るものは拒まず”という方で、どんな患者さんでもどんな症状でも、まずは受け入れるという姿勢でした。飼い主さんに対しても、おかしいなと思ったら悩まず早く受診してくださいというスタンスでしたね。その点は私も同様です。また、年中無休の24時間体制や往診についても引き継いでいますね。もっとも当クリニックの医師は私一人ですので、私が不在の時は中田動物病院から応援に来ていただいてます。また、院内にモニターを設置し、夜間に入院している動物たちを見るようにしています。

清田院長が診療の際に気を付けていることがあれば教えてください。

犬、猫、その他小動物など、その子に合わせた取扱いになるよう気を付けています。例えば猫の場合、やみくもに扉をあげると飛び出す子や大暴れして人を受け付けない子などさまざまな子がいますので、その子それぞれに合わせた診療を行うことが大切だと考えています。中には診察室に入らずに外で注射する子もいるんですよ。また、私自身が患者さんに対してフレンドリーな感じが好きなので、そこが大きな違いですね。中田動物病院は大きな病院で医師もたくさんいますので、飼い主さんとのお付き合いも親密というわけにはいきません。個人病院では飼い主さんとの距離が近くなりますので、気軽に寄ってくださる方が多いですね。

犬や猫だけでなく、うさぎや鳥など小動物も診療

クリニックの特色について、教えてください。

地域の皆さんに気軽にお越しいただけるようなクリニックをめざしています。例えば、診察でなくてもお話しがてら寄ってくださるような、そんなクリニックにしたいですね。現在でも、お散歩がてら寄っていただき、日ごろのペットの様子についてご相談をいただくこともありますよ。また、犬や猫の他に、小動物の診療もお受けしています。ハムスターやうさぎ、鳥など、できるかぎりの処置をさせていただいています。私には難しい治療が必要な場合は、専門の動物病院などをご紹介させていただきますので、ご安心ください。当クリニックは予約制ではありません。来院された順に受診していただきます。飼い主さんのタイミングで、いつでもお越しくださいという方針です。また、緊急で来られた患者さんも、合間に診るようにしていますが、事前に1本お電話いただけるとありがたいですね。

先生ならではの診療はありますか?

大学生の頃から病理学の研究室に所属していたので、今も顕微鏡を使うことが好きですね。解剖もたくさんやってきましたし、肉眼的にも正常と異常の分別がつくように訓練してきましたので、病変のある組織を見つけることは得意な方かもしれません。また、外科を中心に携わってきたことも、病気の発見に役立っていると思います。実際に、開けてみて腫瘍を発見したりすることもありますね。私が対処できると判断したものについては、手術するようにしていますが、難しいものは二次診療に回しています。命に関わることですから、無理はしないようにしています。

今までの診療で、どのようなことがうれしかったですか?

なかなか元気になれなかった子が、治療のかいあって良くなった時は、とてもうれしいですね。こちらも、元気が出てきます。また、コミュニケーションがうまくとれずにいた飼い主さんがいらっしゃったのですが、その子が亡くなった後にお礼の電話をいただくことがあって。ああ、実は色々と考えてくださっていたんだなぁと、ほっこりとした気持ちになります。また、大切にしていた動物が亡くなった後に新しい子を連れて来てくださると、また飼う気になってくださったんだなぁと、やはりうれしくなりますね。

健康診断を受けるなど、気軽に相談にきてほしい

獣医をめざすようになったきっかけについて、教えてください。

高校生の頃は、人間の看護師や放射線技師になりたいと思っていました。それが、飼っていた犬が出産して、考えが変わったんです。3匹生まれる予定だったのですが、うち2匹が難産で、結局無事に生まれることはありませんでした。手術をしてくださった獣医さんが色々と説明してくださったのですが、どうしてこんなことになってしまったのかと悔やまれて。もともと生き物が好きだったのですが、自分が獣医になれる気がしませんでした。ある意味、この出来事があったからこそ、獣医になる決意ができたのだと思っています。

休日はどのように過ごされていますか?

4、5年ほど前から、趣味でトライアスロンをしています。鍛えるために、朝は病院に行く前に14~15km走ったり、夜に泳いだりしています。一度やると決めたら続けたい性質ですね(笑)。一昨年くらいまでは、大会に出ていました。きっかけは、大学時代にラグビーをやっていたけれど、ラグビーを辞めても食欲が変わらず、どんどん太ってしまったことですね。健康管理を兼ねて始めたことでしたが、今ではすっかり競技の要素が強いです。私のストレス解消法は、食べることと体を動かすことと言えますね。あとは、小学校4年生と6年生の息子たちがいまして、サッカークラブに連れて行ったりしています。

今後のクリニックの展望と、飼い主さんたちへのメッセージをお聞かせください。

今後も、気軽に声をかけ合え、立ち寄っていただけるような病院でありたいですね。また、来てくださった患者さんと長いお付き合いができるように、私自身ができることを増やしていきたいと思っています。そのために、日頃からアンテナを張って、情報収集を心がけています。医療に終わりはないと思うので、足を止めたくないですね。当クリニックでは健康診断も毎日受け付けておりますので、お気軽にお越しいただきたいと思います。病気になってからだと費用も日数もかかりますが、定期的に健康診断を受けて早めに見つけられたら、その分楽に済みます。動物を飼い始めると、色々な悩みが出てくると思いますので、皆さんで意見交換できる場があればいいですね。当クリニックがそういう場としてお役に立てればうれしいと思っています。

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