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佐久間 昭仁 院長の独自取材記事

さくま動物病院

(越谷市/せんげん台駅)

最終更新日: 2023/01/22

せんげん台の駅から車で7分くらいのところにある、かわいらしいロッジ風の一軒家クリニック、「さくま動物病院」。声のトーンも見た目もとても穏やかで優しそうな佐久間昭仁院長からは、本当に動物が好きだということが伝わってくる。受付業務を担当する妻も猫が大好きで、院内には飼い猫が2匹いる。待合室は飼い主にゆっくりしてもらいたいと、アニメのイラストや水槽で癒やしの空間が演出されている。開業して23年近くなので、猫や犬も親子代々通って来たり、飼い主たちも親子の成長の変化が見えるくらい地域に密着した動物病院だ。地元ではないものの、仲間の獣医師たちや頼れる大学の後輩が紹介してくれたこの地で、近くの獣医師会の仲間と連携を取りながら診察を行っているという佐久間院長に話を聞いた。 (取材日2017年7月19日)

飼い主とペットの関係も変化してきている

訪れる動物たちは、どのような症状が多いですか?

もちろん病気もありますが、精神的なものが増えてきています。例えば、飼い主と離れた寂しさでおなかを壊してしまったり、皮膚病になってしまったりする子もいます。ここ数十年で、飼い主とペットの関係が大きく変化しているように感じます。「お互いに離れられない、依存した関係」が多く見られ、行動的な問題を修正する診療が増えてきています。それに絡ませて獣医療でも皮膚科、内科といった専門分野に特化した獣医師が増えてきているといえます。一次診療だけでは解決できず、また、飼い主さんもより高度な診療を求めるようになってきているため、より専門的な二次診療の分野も充実してきていますね。また、猫ブームにより最近は猫も増えてきてはいますが、当院に訪れる犬と猫の割合は、半々です。

わんにゃんドックに力を入れていらっしゃるそうですが、そのきっかけについて教えてください。

「ペット=家族」と、飼い主の意識が変わってきたことが大きいと思います。飼い主とペットの距離が近くなったことで、飼い主から相談を受けることが多くなり、「病気になる前にできることはないだろうか」と考えるようになりました。そして、予防の大切さをより感じるようになったんです。飼い主からも、「こんな症状が起きたときはどうすればよいのか」という相談を多く受けます。それから、たまたま検査を受けたことで病気を発見するケースも多くみられます。若い子など、見た目は元気で症状が現れていないというときには、検査なしには病気が見つけられない場合があります。ですからきちんとした検査を受けることが必要ですね。

予防を呼びかけるために行っていらっしゃることはありますか?

フィラリア症などの予防の際にお声がけしたり、ハガキを送ったりしています。ご案内すると、地域柄か飼い主さんの意識が高いからなのか、多くの方が検査にいらしてくださいます。年をとると病気も増えるので、7歳以上の子には特にお勧めしています。その効果があってか、この地域では感染症はほとんどなく、病気も減ってきていると感じています。しかし、それは飼い主の努力の証でもあるので、今後も維持していかなくてはならないと考えています。ですので、声を小さくしていくのではなく、大きくしていきたいとも考えています。

どんなかたちでも、飼い主や動物の助けになりたい

獣医師をめざしたきっかけについて教えてください。

小さい頃から動物が好きで、身近にいたという環境も影響していますが、高校受験のときに、担任の先生から麻布大学の付属高校を紹介してもらったことが大きいです。父と母の職業はまったく獣医師とは関係のないものでしたが、一人で私を育ててくれた母からは「あなたの決めたことだから」と応援の言葉をもらっていました。獣医師になるために6年間専門的な事柄を学び、国家試験を受けることは大変で、人生の中で一番勉強したと思いますね。

実際に、獣医師になって思うことはありますか。

獣医師になるとさまざまな形で、患者さんや動物と関わることが多いと感じました。例えば、セカンドオピニオンというかたち。実際にセカンドオピニオンとして診察をする際には慎重に集中して進めていきます。当院にはさまざまな機器があるのですが、そういった設備も活用して、非常に注意深く診察しています。最初の診察やセカンドオピニオンなど、どんなかたちでも、飼い主さんや動物たちの助けになり続けたいと常々思っています。

学生時代から続けていることはありますか?

キャンプが好きです。富士山や山中湖にも行きました。家族と一緒に行くこともあります。アウトドアが好きで、研究室の同級生に勧められ、健康のためにロードバイクも始めたんですよ。現在では日曜日のお休みは家族と過ごし、火曜日のお休みはロードバイクをすることが多いです。3時間かけて40キロほどの距離を走ることもあります。1ヵ月ほど前に軽井沢の観光地周辺をロードバイクで走ったことが心に残っていますね。

信頼できる仲間とトライアングルの連携を

診療ポリシーについて教えてください。

まずは、「飼い主のドクターでありたい」ということです。そして、「飼い主とその子たちが幸せに暮らしていけるものをめざす」ということをポリシーにしています。当院では、初診の飼い主さんに診察をした者の名刺を差し上げるようにしています。「この者が責任を持って診察を行った」ということをしっかりと開示して、患者さんに安心をしていただきたいということがあります。また、一次診療だけでできないものは、二次診療施設へと紹介しています。必要に応じて、内科、腫瘍科、整形外科、神経科、画像診断科といった専門の先生と連携しています。また、紹介だけでは終わらずに「その子がより治るもの」を考え、相談できるものは相談にも乗っています。一次診療としての役割を果たすことと、飼い主さんが何を望んでいらっしゃるのかを考えることを大切にしています。

どのように他の先生方と連携をとっていらっしゃるのですか?

ありがたいことに、連携をとれる仕事仲間が近くにいます。大学時代の知り合いが近くで開業していたり、獣医師会がうまく機能もしています。例えば、お互いの動物病院がお休みのときに、顔見知りであるために、対応がしやすい状況にあるのです。「この先生だから、ここまで診療をしておこう」と判断できたり、症状や行った治療についても連携を密に取り、情報共有をしながら診療を行っています。また、クリニック内の連携も大切にしています。月に一度ミーティングを行い、患者さんごとに今行っていること、伝えていること、その子の状態などの情報を共有。最後まで当院で、同じ担当者が責任を持って診られるようにしています。

最後にメッセージをお願いします。

東京にも近く、交通の便も良い場所にあります。少しでも気になる症状があれば、気軽にご連絡いただきたいです。また、気になる症状がなくても、相談だけでも大丈夫です。周りの診療施設と連携して治療ができる環境に恵まれているため、さくま動物病院で診療できないものに関しても、ご紹介できます。また、紹介させていただいた後にも相談にのり、トライアングルで診療させていただきます。また、ペットを飼ったばかりの方に向けては、良い面と悪い面の両方があるかと思いますが、最後までしっかり飼っていただきたいと伝えたいです。

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