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亀山 康彦 院長の独自取材記事

亀山動物病院

(茅ヶ崎市/香川駅)

最終更新日: 2023/01/22

JR相模線の香川駅から南東方面に歩いて7分ほど、茅ヶ崎市北部に広がる落ち着いた住宅街の一画に「亀山動物病院」はある。1987年の開業から30年近くにわたり、世代を超えて多くの犬猫、小動物、小鳥などを迎えてきた。「昔は田んぼばかりでカエルの声が聞こえてたんだけどね」と笑顔を見せるのは、地元茅ヶ崎市出身という亀山康彦院長。獣医師こそ動物の一番の味方であるべきとの考えのもと、多くのペットたちの大切な命を救い、飼い主をサポートしてきた。「常に専門機関のような高いレベルを持ちながらも、地域に密着したかかりつけ医の存在でありたいと考えています」と語る亀山院長に、医院の特色や設備、ペットの健康を守るためのアドバイスなどを話してもらった。 (取材日2016年10月11日)

飼い主の立場に立った診療で、長く付き合える動物病院

まずは医院のなりたちについて教えていただけますか?

1984年に大学院を終了後、臨床経験を積んだのちに1987年にこの近くで開業しました。神奈川県内での開業を視野に、横浜や川崎から箱根あたりに至るまで、広いエリアでリサーチをしたのですが、患者数が多く獣医師も少ないこのエリアが最適だろうという結果に落ち着きました。今でこそ家が立ち並び、立派な住宅街となりましたが、開業した当時は見渡す限り田んぼばかり。時期になるとカエルの声が賑やかな環境でした。

来院されているペットと飼い主さんについて教えてください。

近くにお住いの方とそのペットはもちろん、遠方からも多くの方に通っていただいています。以前近くに住んでいたけれど遠方に転居されたというケースでも、わざわざ通い続けていただく方が多くいらっしゃいます。当院は近くに6台分の駐車場を備えており、お車での通院も容易だからでしょうか。長くお付き合いいただけるのはうれしいことで、開院当初から通っていただいている飼い主さんでは、すでに2代目、3代目のペットをお連れになる方もいらっしゃいます。周辺住宅街では住人の高齢化が進んでいて、老人世帯が増えています。それとともに、来院するペットも高齢化する傾向にあるかもしれません。

診療方針はどのようなものなのでしょうか?

増加傾向にある動物病院では、多様化が進んでいます。なかには費用を抑えたいわゆる「安売り」の動物病院もあり、また「安い動物病院が良心的」とお考えの飼い主さんもいるようです。そんななか、当院が大切にしているのは、診察と検査によってわかったペットの症状と病気についてわかりやすく説明し、複数提示した治療方針のなかから飼い主さんに選んでいただき、治療を進めていくこと。本来であれば獣医師法に規定されている当たり前のことですが、飼い主さんが一番望む治療を行うために、「説明」と「選択肢の提示」を欠かさないという点についてはスタッフにも日常的に話をして、周知を徹底しています。

治療の方針を決めるのは飼い主さんであるべきとのお考えなのですね?

そうです。私自身はペットの一番の味方であるべきと考えています。とはいえ、飼い主さんあってのペットですから、無理強いはできません。費用の面やライフスタイルなどにあわせて、飼い主さん主体で治療を組み立てていくのが、当院の方針です。

心臓の状態や血流を見られる「カラードップラー」導入

どのような症状のご相談が多いのでしょうか?

心臓など、循環器トラブルのご相談は多くお受けしています。他院からの紹介を受けるケースもありますし、他院でなんらかの診断を受けながら、セカンドオピニオンを求めてペットをお連れになるケースもあります。当院では「カラードップラー」を備えています。当院は一次診療施設ですが、特に循環器疾患、皮膚疾患、眼科疾患については二次診療にも匹敵するレベルを保持できるよう、最新の研究論文を読んだりして日夜努力しています。

定期的な健康診断にも力を入れていらっしゃると伺いましたが?

はい。言葉を話せないペットの健康を管理するためには、定期的な健康診断はとても大切です。当院では1歳を過ぎたペットには、ハガキによるご案内で健康診断をお勧めしています。心電図、レントゲンと血液検査を組み合わせたコースや超音波検査、手軽な尿検査など、幅広いメニューをご用意しています。どんな疾患にも言えることですがこと心臓の病気では、異変があれば少しでも早く発見して対処することこそがその後の経過を安定させるために有効な手段です。ペットの健康寿命を延ばすためにも、積極的に受診してほしいです。当院では狂犬病のワクチン接種も行っていますが、その際には聴診器をあてて簡単なボディチェックを行います。これだけでも、ペットの体の異変に気付くうえで有効なケースも多々あるのです。

健康診断はどのようなタイミングで受ければよいのでしょうか?

1歳を超えたら年に1度は受けていただくのが理想です。特に7歳以上の高齢のペットでは、年に2度以上の受診をおすすめしています。当院では例年10月から翌2月の期間、「愛犬・愛猫ドック」を特にお勧めしています。この時期を狙って毎年受診していただく方も多くなり、飼い主さんの意識の高まりを感じます。ペットの全身状態を確認できる良い機会となりますので、ぜひより多くの方にご活用いただきたいと思います。

ペットの一番の味方であり、飼い主のサポート役として

近年増加傾向にあると感じるペットの疾患があれば教えていただけますか?

猫の腎臓病や犬の循環器疾患などでしょうか。胸部エコーなど検査機器の進歩により、昔は見つけることができなかった肺動脈高血圧なども発見できるようになったこともあるように思います。肥満のペットが増えているという話も聞きますが、当院に来院しているペットは栄養管理もできている子が多く、現状ではあまりそうした傾向は感じていません。

院長が獣医師をめざされたきっかけは何だったのでしょうか?

中学生くらいの時だったと思いますが、テレビのドキュメンタリー番組で獣医師の活躍を見たのがきっかけです。動物の命を救う姿に感銘を受けまして。もともと動物は好きで、小さい頃から小鳥などを飼っていました。現在も当院の上にある自宅で犬と猫を買っています。また、医院でも捨てられて拾われた保護猫など5匹をほど飼っています。

休日の気分転換法を教えていただけますか?

ゴルフが好きで、昨年までは毎週末のようにラウンドしていたものです。茅ヶ崎はゴルフ場も多く、近隣にも多くのゴルフコースがあるため、移動時間をかけることなくラウンドすることができるのです。スコアも80前後で回っていました。現在は、土日祝日も診療を担当しており、休診日も継続診療を行うペットを迎えたり、夜間の緊急対応も行っている都合上、ゴルフ場に足を向けることが難しくなってしまいました。

ドクターズ・ファイルの読者に向けて、メッセージをお願いできますか?

つらい表情で来院した犬がニコニコと笑顔になって尻尾を振り、元気に自宅へと戻る姿を見るのは、私の大きな喜びです。私たち獣医師はペットの一番の味方であるのと同時に、飼い主さんがペットについてよりよく知り、トラブルの際に手を差し伸べる手助けをする立場であると常々思っています。そのために最新の知識と技術を身につけるよう常に勉強を続けていますし、私自身それを楽しいと感じ、天職であると実感しています。ペットのためを思うと、つらい症状が出る前に病気を見つけて、早期に治療を開始するのが一番。飼い主さんとペットのためにベストの道を見つけるお手伝いをさせていただきますので、まずは一度ご来院ください。

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