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齋藤 仁裕 院長の独自取材記事

リアンアニマルクリニック

(佐倉市/ユーカリが丘駅)

最終更新日: 2023/01/22

白い壁とダークブラウンのコントラストがおしゃれな「リアンアニマルクリニック」は、2014年に開業したばかり。「臭いや清潔感には特に気を付けている」という院内は、動物病院特有の臭いもない。犬、猫の他、エキゾチックアニマルの治療も得意とする齋藤仁裕院長のもとには、近隣・遠方に関わらず多くの患者が来院する。パピークラスを初めとしたしつけのプログラムにも力を入れ、飼い主とスタッフ、地域とのつながりが深い同院は、まさに人と動物の「リアン=絆」で結ばれたクリニックといえるだろう。「スタンダードな医療をきちんと行うだけ」と話す齋藤院長の、医療にかける確かな熱意に触れた。(取材日2016年8月2日)

動物が好きだから人と動物と自然の絆を大切にしたい

先生が獣医師をめざしたきっかけは?

兄弟がみな医療関係だったことが、医療を志すきっかけになりました。両親はビジネスマンでしたが、手に職をつけたほうがいいとよく言っていたため、兄が医師、姉が看護師、僕が獣医師、妹が薬剤師とみんな医療関係に進んだんです。兄と姉は歳が離れていたため、彼らが医療関係に進んだことが人生の指針になり、小さいころから動物が好きだった自分は獣医師になろうと決めました。獣医師になってみて思うのは、仕事にやりがいがあり、やはりこの仕事は自分に合っていたということ。医療はすべて科学ですから、しっかり向き合って調べていけば、必ず答えがあります。更に、その答えは日進月歩で進歩していくので、それに合わせて自分も勉強していかなければいけません。そんな風に生涯学習のできる獣医師という仕事がおもしろくて仕方がないんです。

専門とされてきた診療科目はありますか?

動物の診療科は、人の医療と違って科目ごとに分かれていません。できるだけ広い病気を診られる獣医師になりたいと思っています。最初に勤めていたところでは、本当にいろいろな経験をさせていただきました。その病院にかかる動物は最期まで看取ることが多かったため、それがとても大きな勉強になったと感じています。開業してからも外科を中心とした学会やセミナーに出て、更なる知識や技術の向上に努めたいと思っています。

先生がお持ちのJ-HANBS特別インストラクターとはどのような資格ですか?

J-HANBSとは、人と動物と自然の絆の大切さを子どもたちへ教える活動を行っている団体です。主な活動内容は、病院などで動物介在療法を行ったり、幼稚園や小学校で動物介在教育を行うことで、子どもたちの心に訴えかけていきます。僕も勤務1年目から老人ホームや病院にお供していました。インストラクターとは、そうした活動をしたいと思っている方を教育したり、動物介在活動についてのセミナーを行ったりできる資格。開業してからなかなかこの活動を再開できずにいるのですが、いずれは子どもの未来のために、動物の命と関わることの大切さをもっとたくさんの人に感じてほしいと思っています。

「しつけ」のクラスに力を入れる

先生の診療モットーとは?

医学的な根拠で証明された治療を使った、スタンダードな診療を行っています。どんな動物病院も大切なのは、飼い主さんと動物の絆です。そこに重きをおくのが動物病院のあり方であり、僕自身その考え方を心に刻みながら診療を行っています。ですから、どのような治療を行うかは飼い主さんと動物次第。クリニック側が決めることではありません。病気は一つでも、病気の状態はさまざまですし、飼い主さんのお気持ちも十人十色です。ですから、飼い主さんがご納得していただけるよう、診療の中ではコミュニケーションをとることを意識しています。特に初診の方とは、しっかりと時間をとってお話をします。一人ひとりとじっくりすり合わせ、治療をカスタマイズしていきたいと思っています。

クリニックの特色を教えてください。

犬猫だけでなく、エキゾチックアニマルにも対応しているところです。現在は、うさぎ、フェレット、ハムスター、小鳥、フクロモモンガ、ハリネズミ、亀、カメレオンなどを飼われている方が来院しています。エキゾチックアニマルを診てくれる病院はそれほど多くないため、遠方から通ってくださっている方もいるほど。以前の勤め先の院長がもともと動物園の獣医師をしていた方で、小鳥から象まで診るというのがモットーでした。その意志を継ぎ、僕もそこで経験してきた獣医学を開業してからも生かしていきたいと考えています。また、当院は月に一回、眼科を専門とする医師にもいらしていただいています。目は特殊な治療が多いので、動物の不調を感じた時はぜひご相談いただきたいです。

先生ご自身がお力を入れたい診療や活動はありますか?

「ウェルネス・プログラム」と呼ばれる、「動物が病気にならないための予防」を飼い主さんにご指導する活動です。これは動物を飼う前のご相談から始まるもので、ご家族の構成や家庭環境などによって、適した動物が何かを一緒に考えていきます。実際に飼い始めた後は、ワクチン注射やフィラリア予防を行うこと、不妊去勢手術する必要性などを指示。更に、年に1回は健康診断をしてほしいとお話しし、飼い主さんと動物のより良い関係をめざしていきます。それにより動物は健康で幸せな一生を送れますし、動物が健康なら飼い主さんの幸せも続いていくはずです。当院は、JAHAの家庭犬しつけインストラクターとも提携しており、生後6ヵ月齢までのパピークラス、それ以降のベーシッククラスを開催しています。動物にとっても飼い主さんにとっても、恐怖心より好奇心の強い子犬のうちに社会性を身につけることがいかに大切か、ご理解いただけたらうれしいです。

明るく楽しい病院作りが動物と飼い主の幸せにつながる

お休みの日はどのように過ごしていますか?

休みの日も午前中は家事をするなど、家のことをしていることが多いですね。昼過ぎになると子どもたちが帰ってくるので、午後は子どもと遊んでいます。開業して2年なのであまり家族で出かける時間が取れないのですが、1泊2日くらいで温泉などへ家族旅行に行くこともあります。もう少し時間が取れるようになったら、家族と長期旅行にも行ってみたいです。また、子どもが小さかったため、しばらく何も動物を飼っていなかったのですが、子どもたちの教育のためにもそろそろ犬を飼いたいと思っています。毎日の疲れも、休みの日も動物に癒やされながら暮らしていけたら幸せですね。

飼い主さんに気をつけてほしいことはありますか?

動物を飼い始めたら、できるだけ早く動物病院に行っていただきたいと思います。当院のように、パピークラスを実施している動物病院は最近増えてきています。しつけは早ければ早いほど動物のためになります。初めて動物を飼う方はなおのこと、「飼い主がするべきしつけ」をしっかり勉強してください。動物に強要するのはかわいそう、と感じる方もいるようですが、しつけされていない動物は大人になった時に社会となじめず、もっとかわいそうな生き方をさせることになります。室内飼いであっても動物の社会性はとても大切ですから、どうか動物と飼い主さんご本人のためにも、正しいしつけを身につけてくださいね。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

人と動物の絆は、人と人の絆も生むものだと思っています。犬を飼っている人は、犬の散歩をしている人と共感することも多いのではないでしょうか。獣医師と飼い主さんも同じで、動物を通してわかり合えることはたくさんあると思います。現代は情報が氾濫している時代ですが、どうか情報を鵜呑みにせず、まずは正しい知識を身につけに動物病院にいらしてください。病院という場所はどうしても尻込みしてしまうものかもしれませんが、動物病院はどこも通いやすい雰囲気を大切にしています。散歩の途中に気軽に立ち寄っていただけたらうれしいです。そうすることで、動物も病院に慣れ、いざという時に動物の命を助けることにつながるはずです。一人ではなく、みんなで力を合わせて動物の幸せを守っていきましょう。

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