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木内 洋平 院長、木内 安也美 副院長の独自取材記事

陽光台グランベッツ動物病院

(相模原市中央区/淵野辺駅)

最終更新日: 2023/01/22

横浜線淵野辺駅から車で10分。大型スーパーの買い物客で賑わう県道沿いに建つ「陽光台グランベッツ動物病院」は、今年2月に木内洋平院長・安也美副院長が、夫婦で開院した動物病院だ。もともとは木内院長の祖父、父が地域で営んできた動物病院を、3代目として2人の意思を継いで新たに開院。院内の造りにもこだわり、犬と猫の待合スペースを分け、加えて、野良猫専用の入り口と診察室も設置。そして、飼い主家族にも配慮し、トイレには子ども用のおむつ替え台を設置するなど、細部に至るまで動物と飼い主を思いやった造りになっており、その一つ一つに地域の動物の医療と向き合う、木内院長・副院長の真摯な姿勢が表れている。地域医療へ精力的に取り組む2人に、出会いから今後の展望までたっぷり聞いた。 (取材日2017年7月28日)

親子代々続く動物病院を、意思を引き継ぎ新規開院

この土地で親子3代にわたり、獣医師をされていると伺いました。

【院長】そうですね、祖父、父、そして僕と、3世代にわたって当院を営んでおります。今は獣医師が増えましたが、祖父の時代は獣医師が少なく、牛舎に往診に行って牛を診察したり、鳥を診ることもありました。当時、子どもだった僕も、祖父に連れられて一緒に牛舎へ行ったのが、今でも良い思い出です。父は他院で経験を積んだ後に当院で勤めましたが、半年くらいで亡くなってしまい、父と一緒に病院を営むことができなかったのが残念ですね。僕はこの土地で生まれ育ち、保育園も小学校もこの近所でした。今年、当院をオープンしてから、当時お世話になった保育園の先生や、小学校のOBの方々も来てくださり、とてもありがたい気持ちでいっぱいです。また茅ヶ崎の勤務時代の患者さまが遠方から来院くださることもとても励みになります。

院長と副院長が獣医師を志したきっかけを教えていただけますか?

【院長】僕は獣医師として活躍する祖父と父の姿を見て、ごく自然な流れで獣医師を志すようになりました。親子3世代続く動物病院は少ないので、とても恵まれている環境にいると感じますね。 【副院長】私は小学生の頃から、フナやカエルの解剖に興味があり、手術で人の体を治したいという思いが強く、医師か獣医師になりたかったんです。どちらか迷う中、しゃべることができない動物を治療するのは、素晴らしいことだと思い、獣医師を志すようになりました。今でも手術をする時間がとても好きですね。

もしよろしければ、院長と副院長の出会いも聞かせてください。

【院長】副院長である妻とは、麻布大学獣医学部獣医学科の先輩・後輩として出会いました。妻が1つ上の学年で、先に獣医師の国家試験も合格して、僕が試験を受ける時も支えてくれたので、そのかいがあって僕も一発で合格できたと思います。その後、別々な医院で勤めたり、産休明けに一緒に仕事をすることもありましたが、当院を新規オープンすると同時に、2人で力を合わせてやっていこうと思い、2人とも身長が高いことから、「グラン(フランス語で”大きな”)ベッツ(英語で”獣医師”の複数形)」と名付け、院長・副院長として営むようにようになりました。

犬・猫・子どもに配慮した、思いやりあふれる院内空間

オープンにあたり、院内の造りでこだわった点を教えてください。

【院長】待合スペースを広々と快適に利用していただくために、ワンちゃんとネコちゃんの待合スペースを分けました。ワンちゃんネコちゃんは互いに苦手な子もいるので、ストレスを感じないように工夫したんです。また、当院では公益財団法人が行う地域猫活動に賛同し、避妊・去勢手術に力を入れているので、野良猫専用の入り口と診察室を設けて、野良猫・飼い猫それぞれを連れてくる方が、互いに気を使わないように配慮しました。ほかにも、出入り口にスロープを設置して、動物用カートやベビーカー、車いすの方にも気軽にお越しいただけるよう心がけました。あとは、小さなお子さまがよくいらっしゃるので、トイレにおむつ替えの台も設置しました。僕たちにも3歳の子どもがいて、よく小児科に行くんですが、細部へ行き届いた配慮を見習い、当院の設計に生かしました。そのほかに入院中の子との面会室や、超大型犬舎も設置しています。

同院ならではの魅力ポイントは、どのような部分でしょうか?

【院長】ワンちゃんとネコちゃんそれぞれの待合スペースや、野良猫専用の入り口と診察室が完備されていること、お子さまやお年寄りにも優しい空間であることは魅力だと思います。また、レントゲン、エコー、内視鏡などの画像を診察室でご覧いただきながら、詳しくご説明できるよう画像解析ソフトを導入しました。きっと高額な医療費がかかるのではと心配される方も多いと思いますが、費用面も考慮し、それぞれの動物たちの年齢、飼い主さまのご予算、ご意向を伺った上で治療方法を提案しています。当院のモットーは、飼い主さまに何でも気軽に話していただき、「この先生なら何でも話せる」と思われる動物病院であることです。 【副院長】そうですね、あと獣医師は小児科医師と通じるものがあり、動物や子どもが自分の症状を話せない分、飼い主さまやご両親が不安な気持ちになるので、それを払拭できるように、心のケアも大事にするようにしています。

お二人はどのような治療をされているのですか?

【院長】私たちは通常の診療はもちろんのこと、血液内科や外科にも力を入れています。専門の医療機関との連携はとりつつも、当院でできる治療は責任を持って取り組むようにしています。 【副院長】「病院に行ったけれど、何の薬をもらったのかわからない」というようなお話をよく耳にしますが、当院ではどのような検査をしたのか、どのような治療が必要なのかを常に明確にし、飼い主さまと一緒に治療を進めていきます。

飼い主が気軽に話をできる、地域の動物病院をめざして

お二人のプライベートな趣味について教えてください。

【院長】今2人の共通点は3歳の娘ですね。なるべく時間をつくって遊ぶようにしています。勤務医時代より、子どもと会う時間が増えたので、成長を見られるのがとても楽しいですね。子育ては妻の家族も協力してくれています。妻の両親も僕の母も近くに住んでおり、すぐに会えるのでとても良い環境なんですよ。 【副院長】娘はパパが大好きなので、付きっきりでの看病が必要な子がいると、「今日もパパ帰ってこないの?」と怒ってしまうんですよ(笑)。でも両親が獣医師であることはしっかり理解していて、「今日は手術したの?」「誰が入院しているの?」と興味津々です。

それでは、今後の展望について教えていただけますか?

【院長】まだ新規オープンをして1年もたっていないので、もっと多くの飼い主さまたちに来ていただきたいですし、そのためにはスタッフの人数も増やして、地域の方々に頼っていただける動物病院になるのが、今後の展望ですね。また、初めて動物を飼う方に向けてのセミナー、しつけ教室なども開催したいですね。また現在トリミング後のお写真を差し上げてSNSで更新しておりますが、今後はトリミングスタッフも増やして、1日に受けられる頭数を増やしていきたいです。野良猫をつれてきて、避妊・去勢手術をして、戻してあげるという地域猫活動(T.N.R)に賛同していますので、野良猫もどんどん連れてきていただければと思います。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

【院長】犬や猫が普段と違うと感じても、少し様子を見て状態が悪くなってから連れてくる飼い主さまもいらっしゃいますが、ちょっとしたことでも構わないので、まずは話だけでもという気持ちで気軽に頼ってくださいね。また、当院をセカンドオピニオンの医院に選んでいただくのも歓迎なので、「かかりつけの医院でこう言われたけど、他院の意見も聞きたい」という方も、遠慮せずお越しください。 【副院長】どんな些細な変化でもご相談ください。よく水を飲む、ウンチの回数が増えたなどの変化が診断の助けになることはよくあります。病院では緊張して我慢してしまう子もいますからね。お家での様子をしっかり教えてください。また、さまざまなケアを促す取り組みも定期的に行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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