口の中で診る犬や猫の健康状態ペットの口腔ケア・クリーニング (麻布十番犬猫クリニック ) | 動物病院・獣医を探すなら動物病院ドクターズ・ファイル

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麻布十番犬猫クリニック

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島田健一郎院長
 
医療トピックス

口の中で診る犬や猫の健康状態ペットの口腔ケア・クリーニング

麻布十番犬猫クリニック
愛する犬や猫の口の中をご存じだろうか。ペットの健康を気にしていても、よく食べて、よく遊んで、便通が良ければ安心と思い、口の中の状況は見逃されがちだ。ペットたちもアピールしにくく、重症化する傾向がある。手入れが不十分だと、歯周病などの口の中の症状にとどまらず、肝臓や腎臓など全身の疾患につながる危険性もはらんでいる。早期発見・治療を呼びかける麻布十番犬猫クリニックの與名本輝副院長に聞いた。(取材日2015年5月26日)

ペットの口に触ってあげて、早期発見を

Q ペットの口腔ケアの大切さを教えてください。
▲ついつい後回しにしがちな歯科治療。定期的なメンテナンスが重要
ペットのお口のトラブルは、ヒトよりも虫歯が少なくて歯周病が多いという特徴があります。歯周病とは、歯肉炎(歯肉の炎症)と歯周炎(歯根や歯槽骨の炎症)を指します。ペットに歯周病が多い理由は、ペットの口腔内は人と違ってアルカリ性のため、歯垢が歯石に変化するのが早いためです。ペットも一般的に高齢になるほど歯周病は多くなり、大型犬に比べて小型犬に多いのも特徴です。ただし、3歳以上の犬猫の多くは歯周病を生じているといわれていますので、小さい時からのオーラルケアを行うことが大切です。放っておくと、歯根が溶けてぐらつく、抜ける、といった事態になり、さらに、歯周病菌が全身に回って肝臓や腎臓など臓器の病気を引き起こすことも指摘されています。

Q 普段の生活ではどのような注意が必要ですか。
▲数多くの症例経験からペットとの付き合い方も評判
ペットが、口に触られることに慣れることが大切です。小さい頃から口や歯に触られることに慣らしておくと、大きくなってからのオーラルケアがしやすくなり、歯磨きなどで口腔内の健康維持を進めることにつながります。忙しくて時間がない時は、歯垢を取るガムなどを利用することも有効です。そのような中で、口の匂いが気になったり、歯の表面が茶色くなっていたりしたら要注意です。鼻水やくしゃみなどがあったらすでに歯周炎かもしれません。「ペットだから」と軽く考えずに、積極的に体調の変化を見つけていってほしいと思います。ちょっとしたことと思われても、実は大きな病気の前兆だったり、それを引き起こす原因だったりするからです。

Q 動物の歯科治療はどのように行われますか。
▲與名本先生は早期治療に熱い思いを持っている
歯垢が歯石になるまで、人間では数日〜1ヶ月といわれていますが、犬では3〜5日で歯石になってしまいます。早期発見が何より大切です。もし、犬や猫が痛がったり、不快そうにする状況になったら、口の中をしっかり診る必要があります。重症な場合はさらにレントゲンを撮って、歯根の評価をします。歯石を取ることで状況が改善する場合は、全身麻酔下での超音波機器を使用しての施術(スケーリング)をします。これは人間に施すものと同じ方法です。そして、状態が悪ければ抜歯を含めた手術が必要となります。軽度なら日帰りでも可能ですが、中には10本以上の抜歯が必要なケースもあり、そのような場合は入院となります。手術をせずに抗生物質でも症状はある程度抑えられるのですが、根本治療としては手術が必要です。

Q 口腔内クリーニングの大切さを教えてください。
▲院長の島田先生は皮膚科の専門医と頼もしい
定期的なクリーニングで歯石を取れば細菌を減らすことが可能なので、歯周病を予防できます。当院では、麻酔をしないで歯石を取る方法を採用していますが、この方法は主に美容目的や口臭予防で行っているものです。従って、無麻酔の手技で届きにくい歯周ポケットの歯石除去には、超音波機器を使用しています。クリーニングを開始する時期は早いにこしたことはありません。歯石は1歳にならない時期から付着してしまいます。症状は出にくいのですが、歯が茶色くなった場合は歯石が付着している現れです。抜けずに残った乳歯(乳歯遺残)には歯石が付きやすいので、生後のワクチン接種などをきっかけに、1ヵ月おきくらいに歯の検診を受けるのが理想です。乳歯遺残の他、不正咬合も問題です。早い段階で処置すれば、良い噛み合わせに導けます。

Q どのような思いで動物の治療をしていますか。
▲自身の経験を活かし、ペット目線の診療を飼い主と共におこなう
子どもの頃から動物が好きでした。昆虫に興味を持ったり、馬の世話をしたいと思ったりもしたのですが、犬や猫など身近な動物の世話をすることで、飼い主さんたちの手助けにもなれればと思いました。動物たちは痛みや具合が悪いことがあっても飼い主さんに訴えないケースが多くあります。その分、飼い主さんとともに獣医師が動物たちの日頃のケアを重視して、早期発見することが必要です。なぜ病気になるのか、どのように治すのかといった研究も常に進化しています。それらを常に勉強し、世話をした動物たちの状態が良くなったときに飼い主さんから感謝されることが我々獣医師の励みになっています。

與名本 輝副院長からのメッセージ

歯周病はほかの臓器の病気のもとにもなり得る怖い症状です。飼い主さんにとっては、なかなか自分の愛玩動物がそのような状況にあるとは思わないでしょうが、歯周病はとてもありふれた症状で、特別なものではありません。ただ気付いていないだけなのです。早期発見・治療にこしたことはありませんが、悪くなっても治療法はあります。ペットの口の中の症状を改善することで、飼い主さんにとっても、ペットにとっても、生活の質(QOL)を向上させることができるのです。動物たちは、自分の痛みを我慢する傾向があります。ひょっとして、体調の悪さを飼い主さんが気付いてくれることを待っているのかもしれません。

 
178697/かたせ江の島どうぶつ病院/畑 岳史院長/1,178673/わたなべ動物病院/渡辺言之院長/1,176519/春動物病院/猪熊 仁院長/1,178681/あおばペットクリニック/田中泰三院長/1,178676/とも動物病院/櫻井智敬院長/1,177101/谷津どうぶつ病院/新井 仁院長/1,178672/キズナ犬猫クリニック/遠藤隼人院長/1,178661/ひがしっぽ動物病院/東尾直樹院長/1,15308/さいわい動物病院/杉山博輝院長/1,17169/わたりだ動物病院/田村通夫院長、田村裕美副院長/1,178697/かたせ江の島どうぶつ病院/畑 岳史院長/1
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