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飯塚 脩 院長の独自取材記事

光が丘動物病院

(練馬区/光が丘駅)

最終更新日: 2023/01/22

都営大江戸線・光が丘駅から徒歩約10分。光が丘公園に近い住宅地の一角に「光が丘動物病院」はある。家屋を改築したレンガ造りの病院で、外観・院内ともに明るくアットホームな雰囲気。診療対象は犬・猫・フェレット・鳥・ハムスターと幅広く、診療科目も内科・外科ともに充実。犬の椎間板ヘルニアの受診や手術に実績を持つことで知られ、他府県から訪れる飼い主も多い。院長を務めるのは、飯塚 脩先生。診療のみでなく、啓発活動にも尽力してきた獣医師である。「動物には愛情」、「飼い主様には信頼」をモットーにした診療と、やさしく真摯な人柄は飼い主たちから厚い信頼を得ている。病院の特色、得意とする診療分野やこだわり、獣医師になったきっかけについて飯塚院長にお話を伺った。 (取材日2014年8月27日)

通いやすさと高精度の診療、双方を兼ね備えた動物病院

病院がある光が丘は先生の地元でもあるそうですね。

私が生まれたのは1964年なのですが、そこから数えればおよそ半世紀は光が丘にいることになります。開業は麻布大学時代から考えていたのですが、やはり自分が生まれ育った場所でという思いが強かったので、自宅を改築して当院を開業しました。そこから早や20数年が経ちますが、光が丘は再開発が進められてきた地区ですから、街自体が大きく変化しています。あらためて振り返ると、時代の変遷を感じますね。

地域のペット事情の変化はありますか?

この街の歴史と併せたお話になるのですが、その昔、光が丘一帯は、アメリカ軍の基地とグランド・ハイツと呼ばれる大規模な軍の家族住宅地がありました。それが返還されて、1970年代後半に再開発計画が始まるのですが、私が学生当時、この周辺はまだ広大な空き地だったんです。そういった環境の中で、ペットを飼う人は非常に少なかったですし、動物病院もありませんでした。また、犬や猫などが捨てられていることもしばしばありました。しかし、開発が進んで光が丘公園や光が丘団地ができ、その後、ショッピングモールや地下鉄の始発駅が建設されたことで、人が住むのはもちろんのこと、ペットと暮らす方々にも快適な地区になっていきました。特に光が丘公園は、ペットの運動の場として最適ですし、また飼い主様たちの交流の場にもなっています。人とペットが安心して暮らせる地域として、光が丘はとても良い場所だと感じています。

病院の特色を教えてください。

一言で言えば、さまざまなペットを飼う飼い主様が、「頼れる動物病院」だと感じていただける病院づくり行っていることです。当院は犬・猫・ウサギ・フェレット・鳥・ハムスターを診療対象とし、日々の健康のケアから、あらゆる症例まで対応できるよう、各種検査・診療問わず幅広く展開しています。医療設備も充実させていて、内視鏡をはじめCTやMRIなど高度検査を可能にする機器を導入しています。また、獣医師、AHTともに信頼できるスタッフが大勢在籍しているのも特色ですね。チーム医療を実践していくことで、ペットに何か異変があったときに気軽に通える環境と、難症例にも対応できる高度な診療体制を満たすことができます。私はこのような特色を総じて、「1.5次診療」と呼んでいます。かかりつけであるホームドクターの来やすさと、高度治療を行う大学病院などの専門性の両立を追求しているのが当院です。

獣医師として、診療だけではなく動物福祉の啓発にも注力

来院するペットの傾向と、多い症例を教えてください。

犬が一番多いですね。小型〜中型犬が大半で全体の約5割を占めています。そこから順に、猫は4割、残りの1割がエキゾチック・アニマルとなります。犬の症例としては、ミニチュア・ダックスフントの椎間板ヘルニアが多いです。ここ数年、受診や手術は後を絶ちませんね。当院は当初から外科に重きを置いており、特に整形外科や神経外科診療に力を注いできました。椎間板ヘルニアに関しても多数の手術実績がありますので、飼い主さまに安心いただいています。ありがたいことですが、ご紹介や口コミから、周辺地域だけではなく、群馬県や長野県、福島県などの他県からお越しいただくこともあります。

獣医師としての先生のこだわりをお聞かせください。

診療時では、飼い主様との信頼関係を築いていくことです。診療を実施するまでに獣医療は、考慮すべき事柄がさまざまにあります。例えば費用について、望む治療方法など。ですから、同じ症例であっても、必ずしも同様の治療法とはいきません。そのなかで、来院されたペットと飼い主様にとって最善の方法を一緒になって考え、ご提案していくことを常に心がけています。私たち人間一人ひとりのライフスタイルが異なるように、ペットと飼い主様の暮らしも千差万別ですから、飼い主様とのコミュニケーションを非常に大切にしています。スタッフにもよく言うのですが、「動物たちには愛情」、「飼い主様とは信頼」がモットーです。そして、獣医師としては、「福祉の精神を持つ」ということですね。どういうことかと言えば、自身の技術や知識の限りを尽くし、ペットが安全に生活を営めるよう努力していくということです。捨て犬や猫の殺処分、虐待、飼育放棄など、まだまだ、ペットにまつわる日本の課題はたくさんあります。人と動物のより良い関係に貢献できるのが獣医師だとも考えていますので、治療や検査だけではなく、啓発にも努めています。

院外での活動も積極的に行っているとか。

犬猫を対象とする「殺処分ゼロへの誓い」を、平成25年度に福岡県福岡市の高島市長が宣誓されましたが、この取り組みについてアドバイスさせていただきました。また、定期的に軽井沢の軽井沢ペット福祉協会での講演も行っています。メディアでは、動物番組の監修を務めさせていただいていますが、先ほどお話ししたように、他の先生や協会などと連携しながら、今後も獣医師としてできることを行っていきたいと思っています。

不本意な運命のペットを見過ごせない。幼少からの思いが獣医師の道へ

獣医師をめざしたきっかけを教えてください。

おそらく、動物が好きで獣医師になった先生が多いと思うのですが、私の場合は違いました。もちろん、私も動物好きなのですが、実は、“かわいそう”という感情がきっかけなんです。最初にお話ししましたが、私が幼少の頃は、近所によく捨て犬や猫などがいました。それが、あまりにもかわいそうで、見過ごすことができず、引き取って飼っていたんですね。そういった自分の気持ちやペットの世話を通じて、自然に将来は獣医師をめざしたいと考えるようになりました。あと、これは余談なのですが、私は小さい頃から、すべての生き物に対して敬意を払うという意識が強かったと思います。例えば蚊やクモなど、家に入ってくる虫も殺傷ができないんです。私の外見からは想像できないかもしれませんが(笑)。獣医師としてのこだわりである福祉の精神も、元をただせば私自身の本質なのかもしれません。

お忙しい先生ですが、休日はどのようなリフレッシュをしていますか?

運動ですね。最近はトライアスロンです。体力と健康維持が始めた理由ですが、熱中して打ち込みたい性格なので、厳密に言えばリフレッシュではないのかもしれません(笑)。トライアスロンはご存知だと思いますが、ラン、スイム、バイクの3種目でタイムを競う、とてもハードなスポーツです。先日は、「アイアンマン・ジャパン」という大会に参加し、総距離226.2kmを走破しました。最初は友人の誘いから始めたのですが、のめり込んでいますね。トライアスロンは自分自身との戦いであり、挑戦でもありますから、日々の仕事のモチベーションにもつながっています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

仕事などの転居により、新しい地でかかりつけを探している方もいらっしゃると思います。動物病院の探し方のお話となりますが、やはり口コミに勝るものはないと私は思います。散歩中などに、他の飼い主さんに尋ねてみるのも良いでしょう。また、ペットが病気になる前に、あらかじめ「動物病院を把握しておく」ことですね。例えば、検便でも料金は動物病院によって異なりますから、疑問に感じることは来院する前に問い合わせてみることも重要です。伴侶動物とよばれるようにペットも人と同じように健康に対するケアやサポートが欠かせませんので、何でも相談できる動物病院を見つけていただきたいと思います。そして、当院は、ペットを飼う飼い主様が心底安心できる病院をめざし、スタッフ一同全力で診療にあたっています。何か心配事があれば、相談だけでも構いませんので、ぜひお気軽にお越しください。

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