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須賀康晴 院長の独自取材記事

すが犬猫病院

(葛飾区/新柴又駅)

最終更新日: 2023/01/22

新柴又駅から徒歩5分のところに、「すが犬猫病院」はある。クリーム色の外壁に、濃茶色の看板が目を引く一軒家風の外観だ。大きなガラス扉から院内が見渡せるため、気軽に入りやすい雰囲気が特徴。「飼い主さんやペットにくつろいでほしいという思いから、バリ島のリゾート風のインテリアを取り入れました」と語るのは、須賀康晴院長。優しい笑顔と明朗快活な話し方が印象的だ。話しやすい雰囲気のためか、飼い主さんの中には「須賀院長」とは呼ばずに、親しみを込めて愛称で呼ぶ人もいるという。「ペットはもちろん、飼い主の方と距離の近い診療を行っていきたいですね」と話す須賀院長に、地域のことや医院のことなどについてたっぷりと語っていただいた。 (取材日2013年9月25日)

動物病院に子猫を連れてきていた少年が、今では獣医師に

獣医師をめざしたきっかけを教えてください。

私は子どものころから動物が好きだったのですが、ある日小学校の帰りに捨てられている猫を見つけたんです。放っておけなかったので家に連れて帰り、汚れをお湯で洗ってあげたんですが、その後具合が悪くなってしまって。パニックになってしまい、子猫を抱きかかえて近所にあった「とおやま犬猫病院」に駆け込んだんです。残念ながら子猫は亡くなってしまったんですが、そこではじめて弱った状態の子猫は水に濡らしてはいけないということを教えられたんです。あまりのショックに言葉を失ってしまったのを覚えています。そして帰りがけに、子どもながらにお金を払おうとしたら「いらないよ」と言われて。思わず、「なんて格好いいんだろう」と憧れたのがきっかけです。

それからもその動物病院には通われたんですか。

はい、そうです。その後小学校5年生くらいから犬を飼い始め、それからずっと遠山先生のもとに通っていたんです。例えば下痢をしたり体調を崩したりしても、遠山先生にみせると治ってしまう。単純にすごい先生だなと思いました。そのため、大学を卒業した後は、迷わず遠山先生にお願いして、5年間勤務させてもらいました。実際に一緒に働かせてもらって思ったのは、遠山先生はとにかく手術がうまいドクターだということですね。個人病院では、症状が手に負えなくなると大きな病院に搬送することがよくあるのですが、遠山先生はそのようなことがほとんどなく、すべての治療を自分でこなしていました。一緒に働いて身近な存在になればなるほど、偉大な先生だと思わされましたね。

その5年間でどんなことを学ばれましたか。

遠山先生から教えてもらった手技はもちろんですが、何よりも獣医師としての心構えを学びました。遠山先生は、ペットと家族に対して、非常に真摯に対応するんです。医院である以上、ある一定の収入は必要だと思うのですが、遠山先生はペットのことを第一に考えるあまり、時にそれさえ度外視しているようなところがありました。そういう姿勢は絶対に持っているべきだと思いましたね。その後5年が経過し、遠山先生にも節目であることを相談したところ、独立の許可をもらうことができました。そこで独り立ちして成長することが恩返しになるかなとも考え、独立を志しました。

夜間も昼間と同じように診たい―。そんな思いから生まれたセンター

この地域ならではの特性があれば教えてください。

とおやま犬猫病院のあった葛西と比較すると、現在医院がある葛飾エリアのほうがペットに対してより素朴に接しているような印象があります。住んでいる方も高齢者が多いですしね。予防に注意するというよりは、具合が悪くなったら駆け込んでくるというようなところがあります。ですので、こちらもそれを予測し先回りして対応する必要がありますし、予防の大切さを伝えていくことも欠かせません。またこのエリアでは、いまだにフィラリアに感染するペットが少なくないんです。そのためにも、少しずつ予防を取り入れていきたいなと思っています。

先生が所属されている「東京イースト獣医協会」について教えてください。

東京イースト獣医協会は、江戸川区、中央区、江東区、墨田区、葛飾区、荒川区など東東京の個人獣医師が有志で立ち上げたグループです。その活動の一環として、錦糸町に東東京夜間救急動物医療センターという夜間専用の救急センターを設立し、運営しています。われわれ獣医師は、これまで夜間の急変があっても即座に対応できないというジレンマがありました。そのため、東東京夜間救急動物医療センターは、夜間帯であってもドクターおよびスタッフが常時複数名いるようにしています。昼間と変わらない治療が可能になっているんです。

「東京イースト獣医協会」では他にどんな活動を行っていますか。

地域の皆様が、よりペットと暮らしやすくなるようなさまざまな活動を行っています。具体的には、春であれば予防接種、夏であれば熱中症予防といったように、季節ごとにペットに必要なケアの啓蒙活動を行っています。その他に、各種セミナー、里親募集なども行っていますよ。江東区で行われる江東区民祭りに参加したり、地域の住民の方と獣医師との触れ合いのためのプログラムを開催したりといった多岐にわたる活動も行っているので、ぜひ地域の方には積極的にご参加いただきたいと思います。

最大の特徴は親しみやすさ。飼い主さんと同じ目線で話したいから

診療のスタンスを教えてください。

何よりも、飼い主の方との対話を大切にするということですね。これは開業以来のポリシーでもあります。飼い主さんと距離が近いことで、いろんな情報が得られ、治療の手助けになります。それと、すべての病気に対応するというのは難しいかもしれませんが、動物の医療も人間と同じように日進月歩していますから、新しいものや良いものに対しては常にアンテナを張って、対応できる治療を常に増やしていくことも心がけています。新しいものが必ずしもいいとは限りませんが、ペットのためにも選択肢は多いにこしたことはありませんから。

毎日お忙しいと思いますが、休日は何をしていますか。

現在、上の子が4歳で、下の子が1歳なので、休みの日はもっぱら子どもと一緒に出かけていますね。公園やディズニーランドなど、子どもと一緒でなければいかないような場所に行って、自分も一緒に楽しんでいます(笑)。反面、一人になれる時間があまり取れないので、ときどき小一時間ほどランニングしています。走っている時が、唯一自分自身と向き合えてリフレッシュできる時間ですね。また友人のドクターでも同じくランニングを趣味にしている方がいるので、たまに一緒に走ったりしています。やっぱり、体を動かすと頭もすっきりする気がしますね。

読者の方にメッセージをお願いします。

はじめて行く動物病院というのは、なかなか敷居が高いイメージがあると思います。どんなドクターだろうとか、治療費が高いのではないかなとか心配な点を挙げたらきりがないですよね。私の場合、最大の特徴は話しやすさだと思います。比較的年齢が若いということもありますが、飼い主さんには「先生って話しやすいね」とよく言われますし、自分でもそういったタイプなのではないかなと思っています。人によっては、先生と呼ばずに、愛称で呼んでくれる方もいるんですよ。ドクターと患者さんという関係ではなく、同じ目線で話し合える関係をめざしていますので、相談だけでもお気軽にご来院いただければと思います。

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