七田貴代子院長 (七田ねこクリニック) | 動物病院・獣医を探すなら動物病院ドクターズ・ファイル

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七田ねこクリニック

七田ねこクリニック

七田貴代子院長
 

七田ねこクリニック 七田貴代子院長 1 七田ねこクリニック (七田貴代子院長) 1

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JR京浜東北線鶴見駅西口より徒歩3分、京浜急行の京急鶴見駅からでも徒歩5分の場所にある「七田ねこクリニック」。クリニック名のとおり犬は診療せず、猫とウサギ・ハムスターを診療対象としている。七田貴代子院長は、猫やウサギとその飼い主がストレスを感じることなく通える病院をつくりたいという思いから2012年11月、地元・鶴見に開業した。空前のペットブームと言われる現在、猫派の飼い主にとってはありがたいクリニックだ。幼い頃より様々な動物を飼った経験から「うちの子だったら」という気持ちで診療にあたる。多岐にわたる知識にもとづいた動物・飼い主へのアプローチ、また動物園での勤務経験から思いを深めた動物と人間の関係について、七田院長にしか語れない、そんなお話をたっぷりと伺った。
(取材日2013年5月30日)


動物と飼い主の快適さを考えた、猫・ウサギ・ハムスター専門のクリニック

―まず、先生が獣医師をめざしたのはなぜですか?

私は動物が好きで、自宅で様々な生き物を飼っていました。ミドリガメやカワエビ、横浜港で捕まえたイソガニ、食用にいただいたサワガニ、鈴虫などたくさんいましたね。小学生の頃、黒い柴犬がいたこともありました。また、近所に仲良くしてくれる猫が出現したのをきっかけに、猫の面倒をみるのが俄然楽しくなり、それが何年か続きました。あるとき、いつも私を待ってくれている掌からちょっとはみ出るくらいの大きさの子猫が死んでしまったのです。ごはんをあげた分どんどん成長する活力に溢れた時期の子猫でした。「ああ、私が獣医さんだったらこの子を助けられたかもしれないのに」と思いました。はっきりと職業として目指したのは少し後になってからです。もともとは獣医師になりたいというよりも、動物園の飼育係、もしくは海外の国立公園で野生動物を見守るレンジャーになりたかったんです。将来について考えていた頃、テレビで東マレーシアのオランウータンリハビリセンターで北浦さんという獣医師の方が、親をなくしたオランウータンの子どもを治療したり、野生復帰させるまでの大変な様子をテレビで拝見しました。私もこういう仕事に携わりたいと思いました。国内で飼育係になるにしても、海外でレンジャーになったり、リハビリセンターで働くにしても、動物のことをよく知ってからのほうが良いと思い、獣医学部を受験することにしました。その後、就職先としては正規の職員ではありませんでしたが横浜市立金沢動物園に勤め、一般の方から持ち込まれる傷病鳥獣(衰弱したりケガをした野生動物のことでホンドタヌキやスズメ、ツバメ、キジバト、トビやフクロウなど)を治療して自然界に戻す仕事もしていました。ただ、ケガの程度によってはうまく自然界に戻すことができないケースも多く、安楽死させる・させないといった見極めをしなくてはいけない立場にあったので、非常に厳しい現場でした。その後、小動物の臨床に進み、自分の理想とする病院をつくりたいという思いから開業を決意しました。

―開業にあたり、猫・ウサギ・ハムスターを対象としたのはどうしてですか?

単純に私が好きだからですね(笑)。外猫さんとの付き合いは長いのですが、実は家猫の飼育歴は短いんです。ウサギや小型げっ歯類と関わっている方が長いですね。自分で飼ったことのある動物については、病気だけでなく、飼育管理のことまで自信を持ってお話しすることができますが、正直なところ、数年間一緒にいただけなので、犬の診療はあまり得意ではありません。それに、病院の待合室で犬と猫やウサギが一緒にいる状況を避けたいと考えました。外出に慣れていない猫の場合、アオンアオン鳴いてしまって、飼い主さんが恐縮してしまうことがあります。また、犬の鳴き声やクンクンとにおいをかぐ行動は、猫やウサギを怖がらせてしまうこともあるので、あえて猫・ウサギ・ハムスターを診療することにしました。

―最近、猫に関する病気に何か変化などはありますか?

この辺りに住んでいる方は完全室内飼育で面倒をみられている方が多いようなので、後天的に猫エイズや白血病にかかっているケースはまずないと思われます。ただ昔ながらの、外で自由に遊ばせておくという飼い方は、猫にとってはストレスがなく楽しいことがいっぱいだけれども、交通事故やウイルス性の病気に感染するおそれがありますね。ここ10年で多くなってきたのは、甲状腺機能亢進症といってご飯をきちんと食べていても痩せてきてしまったり、お腹の調子がずっと悪く、嘔吐が多くなってしまったりする病気です。これは、甲状腺ホルモンの測定がしっかりできるようになったため診断されやすくなった病気の1つです。10歳以上の高齢猫に多く、原因としては環境や食餌からの甲状腺腫誘発物質(缶詰の内張りに使われるポリ塩化ビフェニル類、大豆イソフラボンを含むキャットフードなど)が関わっているようです。猫で高齢(シニア世代)とされるのは7歳くらいからですが、人間のシニア世代がまだまだ若くてお元気なのと同じで、猫も寿命が延び、高齢と呼ばれる年齢になっても元気な子が多くなってきました。病気知らずの7歳は、寝ている時間が増えたり、おもちゃへの執着心が若干減るくらいで、ぱっと見3〜4歳の猫と変わりありません。実際に、当院に通院中の猫ちゃんでも20歳を超えているケースがあります。ただ10歳以上ともなれば、最低でも年に1〜2回は定期的な健康診断を受けることをお勧めします。大切な家族とずっと一緒にいたい、健康で長生きしてほしいというのは誰もが思うことですからね。

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