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山内 一男 院長の独自取材記事

山内アニマルセンター

(東村山市/久米川駅)

最終更新日: 2023/01/22

西武新宿線・久米川駅から徒歩5分という好立地にあるのが「山内アニマルセンター」。院長の山内一男先生が、同じく獣医師である奥様の真澄先生と共に、1990年に開業した。かれこれ四半世紀にわたり、久米川の犬猫の健康を守るホームドクターとして活躍、地元の信頼を集めてきた。治療のモットーは「単純に高度医療をめざすのではなく、最良の治療をめざす」ということ。ペットと飼い主にとって「何が一番良い治療なのか」を提案しながら診察するのが山内院長の流儀だ。ベテラン医師ながら偉ぶることなく、親しみやすい笑顔で迎えてくれる山内院長に、獣医師になったきっかけや医療への取り組み方について話を聞いた。 (取材日2016年5月30日)

四半世紀にわたりホームドクターとして久米川に貢献

久米川に開院した経緯を教えてください。

当院は獣医師である妻と二人で開院したのですが、実は妻の実家がこの近所なんです。せっかく開院するなら、馴染みのある地域がいいということになり、ここ久米川を選びました。この地域はとても落ち着いていて親しみやすいですね。いらっしゃる患者さんもほとんど久米川近辺の方です。私は獣医学部で学んでいた時から開業するつもりでいまして、その頃から「地域密着型のホームドクター」になりたいと思っていました。開院して25年以上になりますが、おかげさまで「久米川の動物病院」として地元の方々にも広く知ってもらえる存在になれたと思っています。これからも気軽に散歩の途中で寄ってもらえるような親しみやすいホームドクターとして、地元に貢献していきたいですね。

院内のこだわりについて教えてください。

開院当時から気をつけているのは、患者さんが来やすいようにしたいということです。加えて開放感があって温かい雰囲気にしたい、という希望がありました。院内の内装を手掛ける時にもその辺りはしっかりリクエストを出しまして、待合室の椅子は木を使ってぬくもりを感じさせる作りにし、壁紙の色も明るくしました。また当院では開院当初からペットホテルもやっておりまして、患者さんに広くご利用いただいています。あと院内で、マスコットドッグでもあるミニチュアダックスフントを飼っています。名前はポコと言いまして今年で13歳。普段は表には出てきませんが「会いたい」という患者さんがいらっしゃいましたら顔を出させるようにしています。

獣医師になられたきっかけを教えてください。

もともとは獣医師ではなく、畜産関係の仕事につくのが夢でした。中学一年生の時にアメリカ・オレゴンでホームステイをしたのですが、お世話になったお医者さんのお宅で牛と馬を飼っていたんです。そこで乗馬なども楽しむうちに「牛や馬に関係した仕事をしたい!」と思うようになりました。その気持ちは高校生になっても変わらず、大学受験時には最初、牛や馬について学べる畜産学部を受けました。残念ながら落ちてしまったんですが、調べてみたら獣医学科で畜産の勉強もできることがわかったんです。そこで獣医学科に進みました。最初は畜産の仕事をするつもりで大学に入りましたが、勉強をするうちに獣医師の仕事に魅力とやりがいを感じるようになり、今の仕事を選んだというわけです。

ペットと飼い主にとっての「最良の治療」をめざす

飼い主さんと接する上で工夫していることはありますか?

動物病院の場合、患者さんは言葉が話せませんから、獣医師と飼い主さんとの信頼関係を築くことがとても重要です。私から一方的に話をする、という一方通行の関係性だと治療はなかなかうまくいきません。ペットにまつわる日々のちょっとしたことなど、飼い主さんの方から積極的にお話ししてもらえるような関係を作るのが理想ですね。そのために実践している私なりのちょっとした工夫が、問診の時に「飼い主さんやペットの名前を呼びかける」ということ。実は私自身が自分の体を診てらもう為に病院に行った時に、名前を呼びかけてもらうととても安心できましたし、ドクターを信頼出来る気がしたんですね。そこで、私自身が診察をする立場になった時にも名前を呼びかけるようにし始めました。効果が出ているかどうかは正直よくわかりませんが、以前よりも患者さんとの会話が増えたような気がします。

「ホームドクター」として気をつけていらっしゃることは?

人間の場合も同じことが言えると思うのですが、ホームドクター、かかりつけ医というのは患者さんの病気の窓口。診察して、自分ができると思えばそのまま治療すればいいですし、自分ではできない難しい症例の場合はより高度な医療機関を紹介する、というのが基本です。自分の手に負えないのに自分で治療をしようとして抱え込んでしまうと、結局、患者さんのためになりません。当院の場合は、「当院ではこの治療ならできる」ということを飼い主さんにしっかりご説明して、それ以外、もしくはそれ以上の治療を求められる場合は他院をご紹介しています。例えば胆嚢摘出手術を行わなければならない場合、当院の場合は腹腔鏡がありませんので開腹手術になります。腹腔鏡手術を受けさせたいという場合は高度医療の可能な病院を紹介する、という具合です。

治療のモットーはありますか?

単純に高度医療をめざすのではなく、ペットと飼い主さんにとって「何が一番良い治療なのか」を考えて、「最良の治療をめざす」ということですね。その中で特に大切にしているのが「飼い主さんの満足度を高める」ということ。例えばペットが、がんになってしまった場合。「お金はいくらかかってもいいからできるだけの治療をしてあげたい」という方もいれば「抗がん剤などで苦しい思いをさせたくない」という方もいらっしゃいます。それぞれの条件や状況を考慮しながら、飼い主さんが「こういうことやってあげられて良かった」「やるだけのことはやった」と思える治療をご提案して、ペットや飼い主さんがそれぞれの「ハッピーエンド」を迎えられるようお手伝いをするのが私たちの役目だと思っています。

経験豊かなスタッフたちと築き上げてきた安心の医療

スタッフの皆さんについて教えてください。

当院は私と妻で開業しまして、今年で26年目です。今は獣医師は私と妻ともう一人、3人体制で診察しています。妻が皮膚病を診るのが得意なので、皮膚病の患者さんは妻が担当することが多いですね。他に看護師2人にトリマーがいます。看護師2人は開業当初から、かれこれ20年以上働いてくれています。院内のことは彼女たちの方が詳しくて、備品の補充なども全部任せています。何も言わなくても自主的にテキパキ動いてくれるので頼りになります。ベテランなので飼い主さんやペットたちもきっと心強く思ってくださっているのではないでしょうか。そもそもトリミングを始めたのも、彼女たちの提案です。最初はやっていなかったんですが、トリミングができる看護師から「ぜひやりたい」と声が上がって始めることにしました。おかげで飼い主さんにも喜ばれていますね。

プライベートはどう過ごされていますか。

最近は忙しくてなかなかプライベートの時間を取れないのですが、以前は剣道にとても力を入れていました。始めたのは小学校3年生ぐらいの時。それから、ずっと稽古を続けていまして、最終的に三段になりました。卒業して獣医師になってからは忙しくて、十分な稽古の時間をとれなくなってしまったのが、とても残念です。

患者さんへのメッセージをお願いします。

ペットは言葉が話せません。ちょっとでも「普段と違う」「変だな」と思ったら、様子を見たりせず、すぐに来院していただきたいと思います。早く来ていただければその分、大事に至らず治療することができます。些細なこと、ちょっとしたことでも相談してもらえるようなホームドクターをめざしています。もしも難しい症例の場合は高度医療機関をご紹介できますので、ぜひお気軽に当院にいらしてください。

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