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近藤多喜代院長 近藤哲夫先生の独自取材記事

近藤ペットクリニック

(横浜市緑区/長津田駅)

最終更新日: 2023/01/22

「ポチ君も、ミーコも、チュン太君も、ハム吉もみーんないいこだね!!」を合い言葉に、近藤多喜代院長と哲夫先生は日々動物達の健康を願う。長津田の地に開業して四半世紀、現在はご夫婦で診療にあたっているというおふたりは、出迎えてくれた時から朗らかな笑顔。元気はつらつな多喜代院長と、穏やかで冷静な哲夫先生のコンビネーションはさすがの一言、長年を共にされた賜物なのだろう。その眼差しは、時に優しく時に真剣で、動物への愛情がひしひしと感じられるおふたりの温かい会話に、ほっと心が和んだ。 (取材日2007年2月28日)

共に歩んできた道、そして開院の時

まずはおふたりが、獣医師になろうと思ったきっかけを、それぞれおうかがいできますか?

【哲夫先生】小さな時からテレビッ子だったんです。僕らが小さい頃はアメリカの番組が多くて、例えば「名犬ラッシー」や「うちのママは世界一」など、ワンちゃんがお家の中で飼われていて実に伸び伸びと暮らしているんです。その頃、僕自身も犬を飼ってはいたんですが、いわゆる番犬で、外に犬小屋があって、鎖に繋いでという飼い方だった。でもきっとこれから先、日本もアメリカのように、犬も家族同様に愛情がもっと深くなって、伸び伸びと仲良く暮らせる時代が来ると思ったんです。それで中学生くらいの時かな、獣医さんになりたいと思うようになりましたね。 【多喜代院長】高校の時に、大学をどうしようかと考えたんですね。私はもし結婚しても、一生主婦業だけではなく、仕事を持って生きたいと思っていたんです。でも、その当時の女性は、今のように社会進出せずに、結婚して家庭に入る時代でした。それで、何か資格を取れば、結婚をしたとしても働いていけるのではないかと。私の実家には小さな頃から犬がたくさんいましたし、これからはペットが増えていくだろうと思い、ひとつの選択肢として獣医師を目指しました。そうして、東京農工大学の農学部の獣医学科に入り、同じ大学の研究室で主人と出会って、卒業してから結婚をしました。ロマンスなんてもんじゃないけどね(笑)。

その後、開院をした経緯は?

【多喜代院長】結婚前まではインターンで獣医の仕事をやっていたんですが、結婚してからすぐに転勤や育児がありまして、中断したんですね。それで、下の子が保育園に行くようになってから、また勉強をし直して開業したんです。今から26年前ですね。もう四半世紀を超えました(笑)。その後、2000年にこちらに移転してきたんです。 【哲夫先生】僕は大学を卒業後、会社勤めを長いことしていまして。学生時代は、大学を卒業したら獣医師になろうと思っていたのですが、結婚をしてこの人を食わせていくためには、就職しなければと思ってね。それで、製薬会社の開発に携わっていたのですが一昨年リタイアし、今は獣医師として土日や夜間休診なんかを主に診ています。それまでは時々手伝ったりもしていたのですが、ずっと診るというのは、最近になってからなんですよ。こちらに来て、ようやく獣医師として務めることができています。

そうなんですか!だからクリニックを引っ張っているのは、開院から長く診療にあたっている多喜代院長なんですね。

【哲夫先生】はい、会社を辞めたらここで使ってもらおうと思って(笑)。妻の方が決断力があるし、説明も分かりやすいし、いろんなものを書いたり出したり、みんな妻がやっているんですよ。

「ポチ君も、ミーコも、チュン太君も、ハム吉もみーんないいこだね!!」

頼もしいですね!前の場所はどんな病院だったんですか?

【多喜代院長】前は長津田の別な場所で、もっとこじんまりとやっていたんです。いぶき野というお隣の街で、自宅の駐車場を改造して、クリニックにしていました。その後、子供たちが大学に入り、手が離れたので、いよいよ集中して診療にあたろうと、ここに移ってきたんです。だからずっと長津田に住んでいるんですよ。

こちらに移転されたきっかけは?

【哲夫先生】この辺りが再開発されるっていうのは決まっていたけど、まだ山の中だったんですね。ぼちぼち工事が始まった頃で、当時この山の中がうちのワン子のお散歩コースだったんです。それで散歩をしていたら、不動産屋さんらしき人が、お客さんを連れて歩いていたので、声をかけた。「この辺どうなるの?良い土地あったら、紹介して」って。そしたら、この場所を紹介してくれたんです。それで、ここを建てて、自宅も病院も、一挙引っ越したという感じなんです。随分広くなりましたね。

こちらのクリニックの医療方針をお聞かせください。

【多喜代院長】とにかく、ひとつひとつの診療を丁寧に、ということですね。「ポチ君も、ミーコも、チュン太君も、ハム吉もみーんないいこだね!!」をキャッチコピーに掲げているのですが、これは主人が考えたんですよ。 【哲夫先生】なんとなく、すらっと出たんですね、この言葉が。動物はみんな可愛いし、もっと幸せになって欲しいなと思って。とはいっても、うちにはこれだけの設備しかないから、あれもやりますよ、これもやれますよといっても、限界があるんです。例えば、しばらく診ていたワンちゃんが、これ以上うちでやるには無理があると判断した場合は、大学にお願いをして、より詳しい検査をしてもらうこともある。そういうことをスムーズに連携するためには、大学病院にも診療所にも、お互いにそれなりの努力がいるんです。一次診療、二次診療の役割分担をし、普段からコミュニケーションをとって、スムーズな連携をするのも大切な仕事のひとつ。だから、いつまでも抱え込まず、自分達のレベルをわきまえて、それを超えるようだったら、神経の病気ならどこ、腫瘍ならどことか、こちらから積極的に連携をしてしていく。よくセカンドオピニオンと言いますが、うちは遠慮なく、どんどんいろんなところに求めてくださいと、患者さんには伝えています。

パピーからシニアまで、街のホームドクターとして

獣医師としての喜びは、どんな時に実感しますか?

【哲夫先生】体調が悪かった動物達が良くなって、「ありがとう」って帰ってくださる時が一番嬉しいよ、本当に。でもどんなに頑張っても、10年や15年くらい経てば命を全うしてしまいますよね。そういった時こそ「ありがとう」って言ってくださるのが、もっと嬉しいんです。これからも、そういうやりとりが続けばいいなって思います。 【多喜代院長】最期は必ず来るから、その時に「ありがとう」って言ってもらえるのが、一番嬉しいですよね。赤ちゃん、パピーの時からシニアになるまで、しつけも含めてみんなで育てていく。街のホームドクターとして、これからも動物達を診ていきたいと思います。

おふたりの役割は、分かれているんですか?

【哲夫先生】時間帯を分けているんです。いつも一緒にいるのは、かなわないんで(笑)。主に朝は、(多喜代)院長が見て、昼からオペが入っている時や、午後の診療は一緒にやって、夜の診療は私が担当しています。

それぞれパートナーとして、良いところや要望は?

【哲夫先生】良いところは、がんばり屋さんのところでしょうか。気分の転換も上手ですね。そうじゃないと続かないんでしょうね。あとは、長いこと自分ひとりでやってきて大変だと思うんだけど、経営者として、切磋琢磨してもらいたいと思います(笑)。 【多喜代院長】勉強熱心で、研究心がすごくあるところを、尊敬しています。ひとつに向かってまじめに突き進むとところとかね。あとは、ちょっとこだわり過ぎるところがね、良くもあり、悪くもある(笑)。

ふたりとも、良いバランスなんですね。お休みの日は、どんな過ごし方をされていますか?

【哲夫先生】あまり一緒にいないですね。日曜日も病院をやっているので、休める日には、僕はゴルフに行ったりとか、お互いに好きなことをやっています。 【多喜代院長】休みの日には、山歩きをしたり、散策したり。そういうのが好きですね。

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