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水野 浩茂 院長の独自取材記事

ミズノ動物クリニック

(印西市/千葉ニュータウン中央駅)

最終更新日: 2023/01/22

「開業をめざした時から、地域と交流ができるのどかな土地に根ざし、飼い主さんや動物の役に立てるホームドクターになりたいと思ってきました」と語るのは、「ミズノ動物クリニック」の水野浩茂院長。その望み通り、生まれ育った千葉県内に開業し、今もコミュニケーションを大切にした診療を続けている。「獣医もサービス業」と心に刻む水野院長は、通院する飼い主の厳しい意見の中にこそ、求められる診療のヒントがあると考えるドクター。どんな意見も受け止め、その解決策を探っていく。スタッフ同士の繋がりも深く、いつも朗らかな雰囲気の院内は、訪れる飼い主や動物にも居心地がいいだろう。獣医師にかける強い想いを聞いた。 (取材日2016年7月15日)

医療もサービス業。人と人のつながりを大切にする

スタッフの方も先生も、飼い主さんととても仲がいいですね。

そうですね。当院ではコミュニケーションとホスピタリティーを大切にしていて、飼い主さんだけでなく、薬などのメーカーさんとも仲がいいんです。ここは動物病院ですから、適切な治療をするのは当たり前です。より充実した治療をめざし、当院も内視鏡を入れたり、再生医療の施設を整えたりしています。ただ心がけるべきは、動物と飼い主さんが通いやすい雰囲気を作ることだと僕は考えています。そのためにまず大切にしたいのが、スタッフが働きやすい環境。一緒に働く仲間だからこそ大切にしたいですし、何より仕事へのモチベーションが保てなければ、飼い主さんたちに気持ちよく接することもできないですよね。スタッフがセミナーや勉強会に行きたい、勉強したいことがあると言えばそれをサポートし、飼い主さんたちが更に安心して通える医療を提供しています。

スタッフ教育にも尽力されているんですね。

スタッフの成長はかなり重視しています。当院には獣医師が複数いますので、担当制をとっています。飼い主さんにとっても日替わりで診てもらう先生が変わるよりも安心できると思うんです。また獣医師も初診から一連の段階を経験することで成長しますし、何より「ありがとう」と言われる喜びを知ってほしいですね。そのため獣医師によってレベルに差が出てしまわないように、院内でも定期的に勉強会を行っています。そうして互いに教え合いチームワークをとりながら、同時に責任感を養うんです。技術面は時間をかければ伸びていきます。僕としては、多少理不尽なことも乗り越えられる根性や、たまには後輩にご飯を奢ってあげられるような心意気を持った人間であってほしいと思っています。今働いているスタッフはもちろんその素質を持っていますし、今後もそうした人材に期待しています。まずは僕が手本となり、憧れられる存在であるよう心がけています。

院内にトリミングルームを設置したのはなぜですか?

開業した当初は、トリミングルームを設置する予定はありませんでした。当院では、毎年患者さんからのご意見を書面で集め、できるだけお応えする体勢を整えているのですが、そのご意見の中に一番多かったのがトリミング。飼い主さんの要望がどんどん増え、きちんとした施術室とスタッフをそろえました。トリマー、看護師、ドクターと横のつながりも強く、トリマーにも皮膚科のドクターによるセミナーなどに参加してもらっています。医療とトリミングと分けることなく、連携しながら飼い主さんたちの笑顔と満足に繋がるサービスを提供していきたいです。

クリニックでお力を入れたい活動はありますか?

パピークラスの充実とトレーニングです。中でもまだまだ足りていないと思うのが飼い主さんたちへのサポートです。動物と生活するためには、共生するためのしつけ方法などさまざまな知識が必要です。特にわんちゃんは小さいころのしつけができているかいないかで、生涯の生活が変わります。猫ちゃんもしつけができないわけではないため、今後は猫ちゃんのトレーニングも取り入れていきたいと考えています。また、動物の高齢化に伴い、リハビリやマッサージにも注目中。スタッフに専門のマッサージ資格を取ってもらうなどして、医療だけではまかなえない、プラスアルファをこれからも取り入れていきたいです。

社会人3年。探求心に火がつき獣医師をめざした

先生が獣医師をめざしたきっかけは?

小さいころから動物が好きで、獣医師をめざす前に農学部畜産科を卒業しています。卒業後は製薬会社で働き、薬の安全性を研究する安全性試験に携わっていました。ですが、仕事で獣医学の知識が必要になるたび、獣医師になりたいという気持ちが膨らみ、3年後に一念発起して獣医学部を受け直したんです。社会人になった自分がもう一度受験勉強をするのはなかなか勇気がいりましたが、いくらでもやり直しがきく学生ではなかったからこそ、一発合格をめざして頑張れたのかもしれません。6年間勉強していく中で、できるだけ早く働き始めたいと考え、小動物の獣医師になることを決めました。

先生にとって獣医師の魅力とはどんなところですか?

一言で表すのは難しいですね。ただ、動物に関わる仕事ではどんな場面でも獣医学が必要になることを痛感し、やはり動物の命を助けるためにはなくてはならない仕事だと思います。ですから、自分が獣医になれたことは素直にうれしいですし、仕事に大きなやりがいを感じています。時々、小さいころなりたかった警察官や漫画家、声優などになっていたらどうなっていたかと考えることはありますけどね(笑)。でもやはり、自分にも助けられる命があり、頼ってくれる飼い主さんを手助けする力がある、そんな獣医師が僕の誇りです。

クリニックでは毎月飼い主さんい向けたセミナーを開催しているのですね。

はい。診療に来ていただくだけでは飼い主さんとゆっくり話す時間がないと感じ、始めました。うちは薬のメーカーさんと仲がいいのですが、動物病院に来るメーカーさんもまた動物を飼っている、動物好きな人ばかり。僕たちとはビジネスの付き合いとはいえ、メーカーさんもプライベートに戻れば“飼い主さん”です。毎月メーカーさんたちと相談させていただき、獣医師や看護師、トリマーなどを講師に据えた、「飼い主さんが本当に聞きたいセミナー」を開催しています。動物が病気ではない時もクリニックに足を運ぶことで、飼い主さんにとって病院がもっと身近なものになってくれればうれしいですね。

飼い主にとって通いやすいクリニック作りが今の目標

お休みの日はどのように過ごしていますか?

通っていたジムのトレーナーさんに勧められ、今年からフィジーク大会に出るための体づくりをしています。もともとスポーツは好きで、マリンスポーツやウィンタースポーツなどなんでもやります。アメフトもやってきたため、体を鍛えるのはライフワークのようになっていました。それが50歳を前にして、何かおもしろいことをやってみたいと思うようになり、フィジークならと参加してみることにしたんです。

今後の展望を教えてください。

これから更なる施設の拡充を考えています。今はトリミングルームが同じ建物内にあるのですが、院外に新たな建物を建ててそこにトリミングルームを置き、この建物にもう一つ診療室を増やしていきたいです。診療面では、現在ヨーロッパの一般獣医師外科の資格を取るための勉強に滋賀まで出向いているので、それを修得し、生かしていきたいと思っています。大学病院へ整形外科の勉強にも行き始めました。僕以外の先生も、それぞれに専門的な勉強を広げていってくれていますので、今後はさらに幅広い分野で飼い主さんと動物のお役に立っていきたいですね。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

動物病院選びは、何でも話せる先生がいる病院を選んでほしいと思います。開業医の先生であれば、技術にそれほど大きな違いはないと思います。ホームドクターに選ぶのなら、飼い主さんの気持ちに寄り添い、ご自分の話をじっくり聞き、一緒に考えてくれる先生を選んでください。そうなれば病院に行くことが楽しめるようになり、健康診断に通うことも苦ではなくなりますよね。当院では、健康診断の大切さをよく飼い主さんにお話しします。動物の一生は人間の一生よりはるかに短く、病気の早期発見、治療により、一年延命できたら、それはとても喜ばしいこと。当院には、ドクターが6人の他、看護師やトリマーもいます。悩み事は話しやすいという人へ相談いただけたら、クリニック全体で考え、答えを見つけていきます。一緒に大切な動物の一生を守っていきましょう。

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