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大澤一司 院長の独自取材記事

東林間どうぶつ病院

(相模原市南区/東林間駅)

最終更新日: 2023/01/22

小田急江ノ島線東林間駅から徒歩10分、閑静な住宅街の一角に佇む「東林間どうぶつ病院」。白を基調としたクリニックの外観は、穏かな東林間の町並みにしっかりと溶け込んでいる。日がたっぷり差し込む明るい院内はとても広々としていて、訪れた人をリラックスさせてくれる。症例数が豊富な大病院での勤務経験を生かし、幅広い症例に対応してくれる“ジェネラリスト”である大澤一司院長と、内視鏡治療を得意とする奥様の大澤純恵先生、ご夫婦で運営しているアットホームなクリニックだ。この日私たちを迎えてくれたのは、「高校生の頃にテレビで可愛そうな野良犬たちを見て、この子達たちを救ってあげたいと思い獣医になりました」という大澤院長。その優しいお人柄は、先生の素敵な笑顔ややわらかい口調からたっぷりと伝わってきた。インタビューでは、診療に対する思いや獣医として感じる喜びなど、心温まるエピソードをたっぷりと聞かせていただいた。そのインタビューを通して、「言葉を話せない動物たちでも、この先生なら安心して治療を任せることができる!」と痛感した。 (取材日2013年6月12日)

何でも気軽に相談できる、東林間の頼れる「ホームドクター」

開院するにあたってこのエリアを選んだ理由は何ですか?

私の妻が東林間出身ということもあり、元々この土地には馴染みがありました。東林間は静かなところではありますが、住宅が多く人通りもあるので、開院するにあたって立地条件は良いと思いました。当クリニックの患者さんは圧倒的に近所に住んでいる方が多いですが、以前私が働いていた病院から引き続き通ってくださる方もいます。開院する前は八王子の大きな病院に勤務していたのですが、大型病院とは違って、今のクリニックにはご近所の患者さんが気軽に足を運んでくださるので嬉しいです。

最近増えている症例などはありますか?

ちょうど今は季節の変わり目ということもあり、下痢や嘔吐など胃腸トラブルの症状が増えています。人間が風邪をひきやすい季節は動物も体調を崩しやすいので、十分に気をつけてあげてくださいね。徐々に暖かくなってくると猫が外に出るようになるので、他の猫とケンカをして怪我をしてしまうことも多いです。あとは、最近はフードの質や生活環境の向上によってペットの平均寿命が伸びていますので、高齢の動物が多くなっています。また、近年の流行のひとつとして小型動物増えています。そのため、当クリニックにくる患者さんも高齢動物や小形動物特有の腫瘍や心臓の疾患などが増えている傾向にあります。

ここ数年間で、動物医療に対する飼い主さんの意識などに変化を感じることはありますか?

動物の医療行為全般に対するニーズは、年々増えていると思います。飼い主さんがペットを家族の一員として大切にする意識がより高くなって、今は「自宅でそっと看取ろう」と考える方よりも、「医療機関に連れて行って、できるだけの治療を施してあげたい」と考える飼い主さんが多くなっていますね。また、動物医療の技術水準が上がったことも、ニーズが高まっている要因の一つではないでしょうか。

こちらのクリニックでは大学病院との連携を大切にしているそうですね。

この近辺には大きな病院がたくさんありますので、難易度の高い症例や専門性を求められる症例の患者さんには、大学病院や専門医を紹介するようにしています。私が目指しているのは、すぐに駆け込めて何でも気軽に相談できる「ホームドクター」です。大きな病院に行くのはハードルが高いと感じてしまう患者さんでも、当クリニックなら些細なことでも相談ができるような、身近な存在になりたいと思っています。このクリニックには、このクリニックならではの役割がありますので、飼い主さんが希望される場合には、大きな病院を紹介することでより、飼い主さんのニーズに応えられるようにつとめています。

獣医師2人体制を整え、お互いの特性を生かした治療を提供

こちらは同じく獣医である奥様と一緒に、ご夫婦でクリニックを運営なさっているそうですね。

お互いの特性を生かしながらうまく連携をとって治療にあたっています。妻は内視鏡による診療を得意としています。下痢や嘔吐に悩む動物の胃腸をチェックし、また胃腸の病気の診断もでき、治療の幅が広がります。動物はよく異物を飲み込んでしまいますが、内視鏡を使えば手術をすることなくそういった異物を取り出してあげることも可能です。健康志向の高い飼い主さんだと、特に悪いところはなくても、人間と同じように予防的に内視鏡検査を受けに来ることもあります。あとは、動物の性格によっては男の人を怖がるけれど女の人なら安心することもありますし、その逆のパターンもあります。そういう面でも、夫婦で診療を行えるというのは便利なんです。

先生のご専門や得意ジャンルを教えてください。

獣医はいくつかの専門ジャンルに分かれています。まずは小動物と大型動物。そして小動物も、犬猫専門と、ウサギやエキゾチックアニマルなどその他動物に分かれます。私は小動物の中の犬猫の診療を専門としています。大学在学中はひと通りのジャンルを勉強しますが、卒業後に自分の進みたいジャンルに合わせて就業先を決めるといった感じですね。また、これまで症例数の多い大きな病院で勤務していた経験もありますので、幅広い症状に対して初診対応ができると思っています。

先生が治療の際に心がけていることは何でしょうか?

動物は人間と違って自分の意思を言葉にして伝えることができませんから、そういった動物たちの気持ちを少しでも理解してあげられるように、治療の際には細心の注意を払っています。当クリニックの場合は動物・飼い主さん・ドクターの3者で治療にのぞむことを意識しております。そのため、治療を受ける動物と飼い主さん両者の気持ちを、バランスよく汲み取ることが大事になってきます。例えば、飼い主さんは手術や入院を望んでいても、動物の性格によっては、入院をするとストレスを抱えてしまって逆に良くない結果を招きそうな場合もあります。当クリニックでは動物や飼い主さんとコミュニケーションを十分にとって、みんなが納得して喜んでくれるような治療を一緒に考えていきたいと思っています。私の独断で治療法方を押し付けるようなことは決してせず、まずはじっくり話し合ってから治療の内容を決めるようにしています。

患者を決して傷つけないよう、発する言葉の一つひとつにも配慮

先生がドクターになったきっかけを教えてください。

高校生になって将来の進路を考え始めた頃、「人とはちょっと違う職業に就きたいな」という願望を持つようになりました。そんなときにたまたまテレビで、保健所に連れて行かれてしまう野良猫や野良犬の番組を目にしたんです。それを見て「もし自分が獣医になったら、この子たちのために役に立つことがあるかもしれない」と思い、獣医の道を志しました。もともと動物が好きで自宅でも犬や鳥を飼っていたので、動物が身近にいる環境に抵抗もなかったですしね。実際に獣医になってみて、この職業に就いて良かったと日々思っています。毎日色々な人や動物と接することができるのはとても楽しいですし、病気や怪我が治った後に飼い主さんが喜んでくれる姿を見るのが何よりも幸せです。

患者さんとの思い出深いエピソードはありますか?

以前重症のワンちゃんの治療を行っているときに、私はいつも治療が終わった後に「じゃあ、またね」と声をかけていたんです。後になって、飼い主さんが「その言葉にとても励まされました」とお礼を言ってくださったんです。難易度の高い病気だったので、飼い主さんは少しあきらめていたみたいです。しかし、私が「またね」と言うのを聞いて、「まだこの子は大丈夫なんだ」と信じていたそうです。それをきっかけに、我々ドクターの言葉は、それだけ患者さんに与える影響が大きいのだということを改めて自覚しました。それ以降、患者さんと向き合うときにはひと言ひと言に細心の注意を払って、決して患者さんを傷つけず、できるだけ安心させてあげられるような会話ができるように心がけています。

読者にメッセージをお願いします。

同じ病気でも動物の年齢や性格、そして飼い主さんの考え方によって治療方法は変わってくると思います。当クリニックでは検査内容も治療方法も、飼い主さんとコミュニケーションを十分にとったうえで、できるだけたくさんの選択肢を提案させていただきます。大きな病気や怪我でなくても、ちょっとでも不調を感じたら気軽に足を運んでください。これからのシーズンでしたら、フィラリアやダニ・マダニの予防接種などにお越しいただいても良いと思います。そうやって普段からコミュニケーションをとっている「かかりつけドクター」なら、いざというときに何でも相談できますので安心ですよ。当クリニックは予約ナシでもOKですので、気が向いたときにお立ち寄りくださいね!

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