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藤田英峰院長、小林真也副院長の独自取材記事

ウッディ動物病院

(高座郡寒川町/香川駅)

最終更新日: 2023/01/22

神奈川県高座郡の大曲に2012年オープンした「ウッディ動物病院」。学生時代からの友人関係である藤田英峰院長と小林真也副院長が切り盛りしている。「ウッディの森」というコテージでシェアハウスをしていた2人が、一人前の獣医師になって「ウッディ動物病院」という夢を実現させたのだ。藤田院長の専門である眼科・循環器科、小林副院長の専門である皮膚科。ほかにも、月に一度は眼科専門医や画像診断医による診療も受けられる。患者が気軽に立ち寄れる地域性の高いクリニックでありながら、どんな症状にも高い専門性で応えてくれる信頼のおける存在だ。そんなクリニックづくりを行う2人に、治療のことや学生時代の思い出、今後の展望までじっくりと伺った。 (取材日2015年10月26日)

4人の獣医師が在籍し、幅広い治療を提供

それぞれのご専門をお教えください。

【藤田院長】私は、犬の心臓弁膜症や猫の心筋症などの循環器疾患や、眼科疾患を専門としています。眼科において、犬の場合は角膜に傷が付いてしまう病気や、白内障や緑内障。猫の場合は、ヘルペスウイルスによる角膜症や結膜炎などが多いですね。現在、循環器と眼科それぞれの専門医の先生のところで休診日に研修させていただいています。勉強を怠らず、幅広い症状に対してより専門的に対応していけるよう力を尽くしていきたいですね。 【小林副院長】専門は、皮膚科疾患です。犬は、猫に比べて皮膚が弱く、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどのアレルギー疾患で来院されることが多いですね。皮膚病は、例えば夏場には細菌感染による皮膚病が増えたりと、季節や犬種によってもかかりやすい疾患が変わってきます。皮膚病は見た目に現れるため、飼い主さんが気付きやすい領域です。そのため、皮膚病からその原因となるほかの病気を見つけたりすることも。全身疾患の見落としがないように診療することを心がけています。

現在は何名の獣医師が在籍しているのですか?

【藤田院長】現在は、私と小林副院長、そして月に一度、眼科専門医の梅田先生と画像診断医の戸島先生に診療を担当していただいています。レントゲンや超音波の検査をした際に、私たちでは診断のつけにくい難症例の場合があります。そんな時に、画像診断医の戸島先生に見ていただき、的確な診断をくだしてもらっているのです。眼科や循環器科、皮膚科、画像診断など、4人の獣医師がそれぞれ専門知識を持ち合って診療を行うことで、広い領域に渡る獣医学の一つひとつにおいて精度の高い治療をご提供することができています。

複数の検診コースをご用意しているのですね。

【小林副院長】ペットたちは言葉を話せないため、人よりも病気の発見が遅れてしまいます。病気を治すことはもちろんですが、予防や早期発見に努めることも獣医師の大切な役目。そのため、飼い主さんには定期的に検診をお受けいただくことの大切さをお伝えしています。当院では、血液検査のみのものから画像診断まで行うものまで、3つの検診コースをご用意。飼い主さんのご要望やペットたちの年齢などに応じて、最適なものをお選びいただけます。また、眼科検診や循環器検診も行っていますよ。ペットたちは、人の4〜5倍のスピードで年を取ります。その分、病気の進行も早いのです。そのため、7歳以下ならば年に1回、それ以上ならば年に2回ほど検診をお受けいただくことが理想ですね。

「ウッディ」が、原点であり、夢のはじまり

獣医師を志したきっかけは?

【藤田院長】私は幼少期から、兄たちの影響で馬が大好きで。騎手になりたいと考えていたこともあったぐらいなのですよ(笑)。馬だけでなく動物が好きだったこともあり、獣医師を志すことに。大学で勉強をしているうちに、将来は臨床を続けられる開業医になりたいと感じるようになり、小動物の獣医師になりました。 【小林副院長】子どもの頃に飼っていた犬が足にケガをして動物病院に連れて行ったことがありました。足はすぐに治ったのですが、その病院でお腹に寄生虫がいるからと薬を処方されて。その薬を飲んだ犬が、亡くなってしまったのです。当時の先生にも理由がわからず、その謎が私の中で大きくなっていきました。その理由を知りたいと強く感じ、獣医療に興味を持つようになりました。

お2人で開業された経緯をお教えください。

【小林副院長】実は、私と藤田院長、非常勤獣医師の戸島先生は、北里大学の同級生。しかも、学生時代には3人でシェアハウスをしていたのです。当時から、「いつか一緒に働けたらいいね」と、夢の話しのように語っていました。その後、藤田院長と一緒に北里大学の大学病院で研修医を経験しながら、治療方針をすり合わせていき、開業に至りました。実は、「ウッディ動物病院」というクリニック名は、当時3人で住んでいたコテージの名前から取ったもの。そこが私たちの原点であり、夢がはじまった場所なのです。開業してみて感じることは、やはりその時の夢を実現できたこと。気の合う仲間と楽しく働きながら、それぞれの専門分野が集結するクリニックづくりができる。そしてそれが、地域の皆さんに医療として貢献していけていることがとてもうれしいですね。

開業から3年が経ちますが、振り返ってみていかがですか?

【藤田院長】長くお住いの方が多いこの地域は、のんびりとした時間が流れています。畑なども多く、そこで摂れたお野菜なんかをおすそ分けしていただいたり。そうして、地域ぐるみでお付き合いをしていけるこの街が大好きになりました。その中で、治療方針や治療法、導入する機材など、すべて自分が本当にいいと思ったものを取り入れられることが、開業の最大のメリットだと感じています。自身の持てる治療がご提供できることは、医療者としてとても重要なことですよね。常に新しい知識を学びながら、患者さんのためには何が最善かと柔軟に考えていける環境に感謝しています。

獣医師の個々の成長を通して、進化し続けていくクリニックをめざしたい

診療の際に気を付けていることは?

【藤田院長】対症療法で治療期間を引き延ばすことなく、なるべく早期の段階でしっかりと診断を付けていきたいと思っています。「このお薬を飲んで経過を診ましょう」という対症療法では、治療期間が長引いてしまい、結果的に悪い病気が進行してしまっていた、ということになってしまう可能性も。手遅れにならないためにも、飼い主さんの同意を得られれば、早期のうちに検査を行って診断を付け、その病気と原因を定めたいのです。そうして、しっかりと根本から改善できる治療を進めていくことが大切だと考えています。 【小林副院長】病気と長くお付き合いしていかなければいけないことも多いため、飼い主さんと獣医師間のコミュニケーションがしっかりと取れていることが大切だと考えています。まずは丁寧に病気の状態をご説明し、時間をかけてじっくりと診療を進めていきたいですね。例えば皮膚病の場合には、症状や治療法以外にも、「シャンプーは普通にしていいのかな?」などの、些細なご不安を抱えていらっしゃる飼い主さんも。そうした細かいことまで気兼ねなくお聞きいただけるような関係性を築いていきたいのです。そうして、飼い主さんのライフスタイルやペットの性格それぞれに合わせた治療法を見つけていきたいですね。

お忙しい先生方ですが、リフレッシュ方法はありますか?

【藤田院長】私は学生時代からサッカーをしていたので、趣味と体力づくりを兼ねて今でも月に何度かはフットサルをしています。友人と組んだチームで、仲間たちと楽しくプレーができていますよ。また、小林副院長の診療日にはクリニックをお任せして、眼科や循環器科の専門医の先生のもとで研修を受けています。新しい知識を学ぶことは新鮮で、楽しく勉強させていただいています。 【小林副院長】私はカメラが趣味なので、よく獣医師仲間たちと診療終わりに写真を撮りに出かけています。桜や紅葉、公園などの風景を撮ったり、カフェのインテリアや雰囲気を撮ったり。何気ないことですが、医療とは全く違う分野の趣味でいいリフレッシュになっています。また、最近はスクーバダイビングもはじめて。この前の連休には海外一人旅に出かけ、ダイビングを楽しみました。

どんなクリニックをめざしていきたいですか?

【藤田院長】現在は、学生時代からの友人同士で楽しく働けています。しかし、その中でそれぞれの専門分野を常に伸ばしていける環境でもあると思っています。めざしているのは、ずっと進化し続けていけるクリニック。一人で開業していると、新しい知識やより専門的な技術を学び続けることはなかなか難しいことだと思います。しかし、小林副院長をはじめ、一緒に働ける獣医師の仲間がいるからこそ、一人ひとりが新しい医療をアップデートしながら成長していくことができています。そうして、個々の成長を通してクリニック全体が進化を続けていきたいと願っています。 【小林副院長】この地域は、野良猫がすごく多くて。これは、飼い猫を外に出さないことや、産まれてくる子たちを捨て猫にしないことなど、一人ひとりが気を付けることで改善されていく問題だと思っています。地域全体で動物に対する意識を高めていけるよう、私たちにできる啓蒙活動もしていきたいと考えています。その一つとして、お気軽に立ち寄っていただけるクリニックでありたいですね。動物病院は敷居が高いというイメージをお持ちの方も多いのですが、当院ではシャンプーの仕方やご飯のアドバイスだけでも来院いただきたいと思っているのです。「ちょっとしたことを聞きに行けるクリニック」として地域患者さんたちへ根付いていきたいと考えています。

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