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常松 邦俊 院長の独自取材記事

ララペットクリニック

(茅ヶ崎市/茅ケ崎駅)

最終更新日: 2023/01/22

茅ヶ崎市ひばりヶ丘、海岸線に並行して走る「桜道」沿いにある「ララペットクリニック」に訪問した。出迎えてくれたのは常松邦俊院長と看護師を務める院長の妻、そして黒く豊かな毛並みが際立つニューファンドランドの「ランちゃん」。犬は飼い主に似るというが、「ランちゃん」の柔らかな眼差しと優しい顔立ちは、確かに院長夫妻のそれに通じるものがある。いまでは多くの動物病院が並ぶ「桜道」のクリニックのなかでも、古くから地域ペットの健康に貢献してきた「ララペットクリニック」。長く愛されるその秘密を、院長のお話から解き明かしてみよう。 (取材日2016年10月18日)

アットホームで通いやすい動物病院をめざす

医院の特徴について教えてください。

ごく一般的な診療施設ですが、あえて言うなら飼い主さんにとって通いやすい動物病院をめざしています。例えば、フィラリアの薬を毎月取りに来ていただく際には、同時に簡単な診察を行っています。ペットも飼い主さんも年に1度のワクチン接種時のみのご来院では、この場所にもスタッフにも親しみを感じられないもの。それでは気がかりがあってもなかなか相談しづらいですよね。その点、毎月いらしていただければ、それだけで病院にも、私たちスタッフにも慣れていただけるのではないかと思っています。慣れることでささいなことも相談しやすくなる。さらには病気でなくても散歩ついでに寄っていただいて、ちょっとしたことを話していく。そんなアットホームな医院でありたいですね。当院では病気のことだけでなく、しつけやペットを尊重するための知識など、ペットとの暮らしを充実させるための、総合的なアドバイスも行っています。

診療に際して心がけていらっしゃることは?

病態や治療についての情報提供はもちろん、飼い主さんの励まし役として前向きに治療と向き合っていただくためのお声がけも大切にしています。ペットにとって一番の看護師は飼い主さんです。一番身近でペットとともに病気に立ち向かう飼い主さんが、困った時に相談できる相手でありたいと思っています。獣医師だけではペットの病気は治せません。飼い主さんとチームとして病気と立ち向かう必要があるのです。

治療における飼い主さんの役割は大きいのですね?

はい。そのため、理想の治療を進めるためには、それが飼い主さんにとって「ベストな治療」である必要があります。治療のスタンダードはもちろんありますが、そこに飼い主さんとペットの事情といったプラスアルファを加えて、オーダーメイドの治療を組み立ててこそ、「ベストな治療」となるのです。理想の治療は一つではありません。ペットの性格や飼い主さんの経済状況、ライフスタイルにおける時間的制約など、治療を選ぶ上で考慮すべき点はたくさんあり、ペットと飼い主さんの数だけ「ベストの治療」はあるのです。ペットにも、飼い主さんにも、決して無理をさせない治療。それが、当院の模索する「ベストな治療」です。

ペットを通じたトータルライフケアのために尽力

開業の地に茅ヶ崎を選ばれた理由は?

私は都内の出身ですし、大学も都内。実は茅ヶ崎には縁もゆかりもありませんでした。しかし、もともとウィンドサーフィンをやっていたということもあり、海の近くに住みたいという思いがあったのですね。先輩がひと足先に市内で開業していたというのもあと押しになりました。1999年に医院兼自宅を構えたときにはこの桜道沿いの動物病院はここのみでしたが、その後多くの動物病院が近くに開業し、「激戦区」となりました。競争が激しいのは大変ですが、その分一生気を抜けないという側面もありますね。また、ただ競争するだけでなく、せっかく茅ヶ崎にはたくさんの獣医師が集まっているので、地域のためにも貢献していきたいと思いますね。

地域での連携も強化されているということでしょうか。

はい。茅ヶ崎寒川獣医師会に所属して小動物飼育アドバイザー事業では委員長を務めています。市内の小学校などで飼育している動物の治療やワクチン接種、飼育環境についてのアドバイスなどを行う事業です。市内にはまだ畜産農家も存在しますので、今年度から開始した小学校での搾乳体験などの輪も広げていければと考えています。動物と育つことは子どもにとってとても大切なことですから。近年、災害時のことを心配される方が増えたこともあり、市や町と協力してペットの避難訓練も毎年行っています。実は、茅ヶ崎市が全国に先駆けて始めたことなんですよ。獣医師会ではこうした地域活動を通して、市内の獣医師がネットワークを作って情報共有や勉強会なども行っています。 個と個がつながるこうした活動は、とても心強いものです。また、獣医師会では全体の知識向上のため、毎月勉強会を開催し、獣医療の先端知識についても学んでいるんですよ。

獣医師会の活動を通じて、飼い主さんにさまざまなことを伝えられているのですね。

私が目指すのは、ペットも飼い主さんも健康で楽しく、幸せな生活の実現をめざす「トータルライフケア」。これは開業当初からのモットーです。健康維持を促進するために、診療はもちろん疾病予防やしつけ、また飼い方などの相談や指導も私たち獣医師の役目。診療もしつけも看護も、ご家族全員に理解いただき取り組んでいただけるように、私ができることは精一杯行いたいですね。また、ペットの健康のためにはまず飼い主さんが身も心も健康である必要があります。ペットの不調と対峙するにあたり、体が健康であることはもちろん、心も安定して前向きでなくてはならないのです。当院の診療では、ペットの体だけを診るのではなく、飼い主さんの心の安定のためのコミュニケーションも大切にしています。人もペットもハッピーでなければ、本当の健康とはいえませんから。

人と動物の両方を考えられる存在になるべく獣医師へ

獣医師をめざしたきっかけは?

小さいころから動物が好きで、幼いころはリスを飼っていました。死んだときはとても悲しかったですね。実際に獣医師をめざしたきっかけは、人と動物の両方のことを考えられる医師になりたいと思ったからです。母親が胃がんで闘病していたこともあり、人間の医者になることも考えたのですが、難しい面もあり、それなら人も動物も元気にできる獣医師がいいと考え、獣医師の道へ進みました。実は、以前は民間の研究所に所属して主に製薬に関わる研究に従事し、5年ほどは臨床からは完全に離れていました。結婚して親になったことをきっかけに、「やはり獣医らしい仕事を」という思いが強まり、臨床の道へと進むことにしました。博士課程まで進学して、研究職についてからの転向ですから、ずいぶんな遠回りではありますが、だからこそ経験できたものもあり、これでよかったのではないかと今は思っています。

休日はやはりウィンドサーフィンですか?

いえ、5歳から大学生まで5人の子どもがいるのですが、下二人はまだ小学生と幼稚園児ということで、休みの日は家族サービスがメインです。家族と一緒に近場で出かけたり、愛犬「ラン」と子どもたちを連れて公園や海に遊びに行ったりといった感じですね。私の場合、ウィンドサーフィンは昼休みの楽しみとしています。1時間半程度と決して長い時間ではありませんが、風にも波にも乗れるウィンドサーフィンは気分転換にぴったり。しばらく乗っていなかったのを数年前に再開したのですが、乗るようになってからは腰痛なども楽になりました。

ドクターズ・ファイルの読者に向けて、ひと言メッセージをお願いします。

ペットとの暮らしを楽しみたいなら、まずは「かかりつけ医」を持つことが大切です。かかりつけ医は相談相手のこと。心配なことや気になることがあるとき、身近な存在として的確なアドバイスをもらってください。そして、病気になったときだけでなく、健康なときからぜひ受診していただきたいですね。健康で幸せに暮らしていくことが何より大切ですから。当院は、飼い主さんにとって日ごろから相談しやすい、身近なかかりつけ医でありたいと思っております。アットホームな診療を行い、飼い主さんと一緒にペットの健康を考える。そして、ペットも飼い主さんも健康で楽しく生活をおくるために、日々診療をしておりますので、お困りのことがありましたらぜひ来院いただけたらと思いますね。

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