動物病院・獣医を探すなら動物病院ドクターズ・ファイル

動物病院・獣医を探すなら動物病院ドクターズ・ファイル。
獣医の診療方針や人柄を独自取材で紹介。好みの条件で検索!
街の頼れる獣医さん 920 人、動物病院 9,832 件掲載中!(2024年03月29日現在)

守田 健太郎 院長の独自取材記事

津田沼動物病院

(習志野市/谷津駅)

最終更新日: 2023/01/22

京成本線・谷津駅と京成津田沼駅の中間にある「津田沼動物病院」は、千葉街道沿いに面しており、医院の前に駐車場があるので車でのアクセスにも優れている。ガラス張りの外観は開放感があり、地域に向けて開けている同院を象徴しているようだ。内装はナチュラルなウッド調をベースにしており、動物も飼い主もリラックスできる空間が広がっている。守田健太郎院長は犬と猫をメインとして、一般診療の他、予防医療、歯科治療、健康診断、ペットホテルなど、地域のホームドクターとして幅広い診療を行っている。インタビューでは、守田先生にクリニックの特徴や診療方針、プライベートや今後の展望に至るまで、じっくり話してもらった。(取材日2016年2月19日)

飼い主のニーズと症状に合わせてベストな治療法を実践

クリニックの特徴について教えてください

犬と猫をメインとして、内科・外科・整形外科・循環器科・腫瘍科などの一般診療の他、予防医療、歯科治療、健康診断、ペットホテルなど、地域のホームドクターとして幅広い診療を行っています。日曜・祝日も診療していることも当院の特徴のひとつだと思います。この辺りは、昔からこの土地に住んでおられて長くペットと暮らしている飼い主さんから、再開発エリアのほうから通う初めてペットを飼います! という方まで、飼育の経験やペットに対しての価値観がさまざまな飼い主さんがいらっしゃいます。当院で診れる範囲では、犬猫以外の小動物も診るようにしていて同じ獣医師の妻は、うさぎの診療を得意としています。当院にかかりつけの動物は、夜間や時間外の急患も受け付けていますよ。

充実した設備ですが、こだわりはありますか?

デジタルレントゲン、エコー、血液生化学分析器、自動血球計算機など、基本的に広範囲な治療ができるように設備をそろえています。動物は話すことができないので、原因がよく分かるような機器を準備しておきたいという思いがあり、罹患率の高い病気と緊急対処を要する病気にはほぼ対応できるようにしています。手術も避妊や去勢などの基本手術はもちろん、骨折、脱臼、椎間板ヘルニアなどの外科的な措置まではできるようにしています。地域のかかりつけ医として、特殊な病気以外はここで診ることができるようにしておきたいと考えています。もちろん大きな病気の際には、高度医療施設や大学と提携できるような体制を整えています。

診療の際に心がけていることは?

「飼い主さんと一緒に治療したい」という思いで診療しています。飼い主さんには専門用語は極力使わず、分かりやすい説明を心がけています。そして、この病気にはこの治療法というふうに、通り一遍の治療方針を提示するのではなく、複数の選択肢を用意して飼い主さんと相談しながら治療を進めていきます。難しい病気の場合は、「今こういう状態で、こういうことが体で起きているんですよ」というところから丁寧に伝えた上で、飼い主さんの意向をしっかり聞くようにしています。丁寧な説明は病気の早期発見や適切な治療につながりと考えていて、例えば、ある薬について効果と副作用について細かく説明しておくと、その後、夜間に心配な症状が出たときに、飼い主さんが、「これは説明を受けていた副作用だな」と、すぐに電話相談していただくなど冷静な判断につながったケースがありました。

図鑑がボロボロになるほど動物が大好きだった

獣医師を志したきっかけは?

子どもの頃から動物が好きでした。親に買ってもらった図鑑がボロボロになるまで見ているような子で、動物全般と魚や昆虫、鳥類の図鑑などに夢中になっていましたね。最初は色鮮やかな鳥や昆虫などの生き物の名前を覚えるのが楽しかったんですが、4~5歳くらいから実際に動物を飼うようになって、それからずっと動物を飼っています。これまで、文鳥、インコ、犬、猫、メダカ、カエル、ザリガニなどを飼った経験があります。動物の飼育を通して、漠然とずっと生き物と関わる仕事をしたいなと思い、高校で進路を決める時に具体的に獣医師という職業を志すようになりました。

海外研修など、充実した勤務医時代だったようですね。

海外研修は勤めていた病院の方針でもありました。オーストラリアで整形外科と腫瘍外科、アメリカで神経外科と循環器科で研修しました。学会やセミナーにもかなり多く出席させてもらっていましたね。勤めていた病院が、勤務医にはあらゆることを勉強させようという所だったので、ありがたかったです。その病院が動物の症状は何でも診るという考えだったことは、当院の診療方針にも影響しています。勤務医時代は多くの先生方との出会いもあり、かけがえのない自分の財産となっています。今でも学会やセミナーで知り合った先生に、悩んでいる症例の相談もでき助けていただいています。

明るいスタッフさんがそろっていて、良い雰囲気ですね。

常勤看護師3名とドクターの私が常にいるようにしています。気軽に来ていただける、アットホームかつフレンドリーな動物病院にしたいと思っています。こういった雰囲気にこだわるのは、痛みや震えを主訴に来院しても、緊張の震えでそれが隠れていることもあるので、できるだけ普段と同じようにいられるようにしたいからです。飼い主さんにとって症状以外のことなどは相談しにくいという場合もあると思うので、こちらから腎臓病の子には腎臓病用の食べ物をあげるなど工夫しています。会計の時に飼い主さんとスタッフがおしゃべりしているのをよく見かけるので、スタッフの明るくて人柄の良さが何でも話しやすい雰囲気をつくってくれていると思います。

「動物のことなら何でも相談できる」ホームドクターに

これまでで印象に残っているエピソードを教えてください。

勤務医時代に、重度の心臓病で他の病院で手術できず、体の表面に腫瘍ができていて、それが割れて出血していたたケースがありました。手術はリスクが高いと説明した上で、飼い主さんが手術を決断されたので行いました。幸いにも手術は成功して、長く悩んでおられた腫瘍の出血も解消されました。その後も心臓病の治療で長くお付き合いが続きましたが、結局は心臓病が原因で亡くなりました。後日、飼い主さんが私の所に来られて「先生に診てもらえて本当に幸せだったとあの子も思っていると思います」と言っていただけた時に、「獣医師というこの仕事でずっとやっていくぞ」気持ちが強くなりました。

ところで、お休みの日は何をしていますか?

休みの日でも入院室を見に来たりしていたり、いつ電話が鳴るか分からないので、夜間や急患に備えて病院の近くにいるようにはしているので、完全オフという日は少ないですね。ですが、数少ない休みの日は二人の子どもと遊んだり、料理が趣味なので家族のために作ったりして気分転換しています。

最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

予防医療に力を入れて、未然に病気を防いでいくことに注力したいと考えています。動物にとって定期的な健康診断はとても大切です。主に定期健診では体重を計ったり、触診や聴診をして診ています。そこで早期に心臓や腎臓の異常に気付けば、早い段階から薬の服用をすることにより長く一緒に過ごしていただけます。10歳くらいまでは年に1回、それ以降は年に2回という頻度で定期健診が習慣になるのが理想ですね。当院では複数のパックにしてご用意しております。もちろん健診でなくても、散歩途中に気軽に立ち寄ってもらって構いません。私は飼い主さんとお話しするのが好きなので、気になることは何でも気軽に相談していただきたいですね。病気や治療法についてもお分かりいただけるまで何度でもご説明します。「動物のことなら何でも相談できる」と思っていただければ、獣医冥利につきます。

動物病院ドクターズ・ファイルは、首都圏を中心としてエリア拡大中の獣医師・動物病院情報サイト。
路線・駅・行政区だけでなく、診療可能な動物からも検索できることが特徴的。
獣医師の診療方針や診療に対する想いを取材し記事として発信し、
ペットも大切な家族として健康管理を行うユーザーをサポートしています。

掲載情報について

掲載している各種情報は、株式会社ギミック、または株式会社ウェルネスが調査した情報をもとにしています。
出来るだけ正確な情報掲載に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
掲載されている医療機関へ受診を希望される場合は、事前に必ず該当の医療機関に直接ご確認ください。
当サービスによって生じた損害について、株式会社ギミック、および株式会社ウェルネスではその賠償の責任を一切負わないものとします。
情報に誤りがある場合には、お手数ですがお問い合わせフォームより編集部までご連絡をいただけますようお願いいたします。

TOP