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鈴木 亮一 院長の独自取材記事

井の頭通り動物病院

(武蔵野市/三鷹駅)

最終更新日: 2023/01/22

三鷹駅から徒歩10分の大通り沿いにある「井の頭通り動物病院」。天井が高く開放感のある院内は、グリーンを基調にデザインされ、ペットも飼い主もリラックスできる優しい空間になっている。「ペットのことを一番理解しているのは飼い主さん。しっかりとコミュニケーションをとりながら、動物にも飼い主さんにも安心できる診療をめざしています」と話すのは、鈴木亮一院長。患者にはできるだけ協力したいとの思いから、夜間診療や往診にも対応している。ペットと飼い主とのつながりを大切にする鈴木先生に、診療に対する思いをたっぷり語ってもらった。 (取材日2016年11月14日)

動物と同じ目線で診療を

獣医師をめざしたきっかけは? 

小さい頃から動物好きで、リスや犬、にわとりなどたくさんの動物を飼っていました。当時は小学校の隣でひよこが100円で売られたりしていて……。そして、なにより「動物王国」を作ったことでも有名な動物研究家さんの大ファンだったんです。テレビでその方の番組が頻繁に放送されていて、その暮らしぶりに憧れていました。その時の将来の夢は、その方が作った動物王国で働くこと。それを聞いた母が「普通は入れてくれないから、獣医師さんになったら?」と言ってくれたんです。小学校の卒業アルバムでは、すでに「獣医師になりたい」と書いていました。

開業4年目、これまでの経緯と医院の特徴を教えてください。

もともとは横浜の動物病院で働いていました。三鷹について知識はなかったのですが、妻が学生時代からこの地に縁があって、開業することになりました。開業して4年が経ちますが、優しい方が多いなと感じています。動物をとても大切にされていて、意識が高い方が多いなと。予防などについてもお伝えしたら、よく理解していただけています。今でも横浜から来ていただく方もいますが、最近では近隣の方が増えてきましたね。近くに井の頭公園があることから、院内はグリーンを基調にデザインしています。待合室の広さにもこだわりました。たくさんの患者に来ていただきたいのはもちろんのこと、犬と猫が同じ待合室にいても少し間隔を置くことができるようにするためです。リラックスして待っていただけたらと思います。

診療で心がけていることは何ですか。

動物の目線に立って診療することです。例えば小型犬であれば、膝をついて診ることもありますし、大型犬だとかがんで診ることもあります。その動物たちによってさまざまですが、上からよりも下から触ったほうが怖くなくて安心できたり、しゃがむことで見つかることもあるかもしれません。特に小さい動物の場合は、目線と高さを意識しています。立ったままで診療を終えることはほとんどありません。あとは、飼い主さんとのコミュニケーションを大事に。獣医師は小児科の医師と一緒で、飼い主さん(保護者)がおかしいと思ったら、100%おかしいと考えていいと思うんです。私が検査しても原因がわからないならば、私が気付けないだけ。飼い主さんからしっかりとお話を聞いたうえで、段階的に診療を進めていっています。

診療の透明性とコミュニケーションを大切に

診療するにあたって、こだわっていることは?

常に診療の透明性を意識しています。診療内容は包み隠さず、飼い主さんにはぜひ診療の様子をみていただけたらと思っています。飼い主さんの目の前で診察をしたり、エコーを見たりしています。要望があれば、入院場所の見学や面会をしていただくことも可能です。もちろん飼い主さんがいることで動物に甘えが出て診療が行えない場合などは、預かって診療をしていますが。動物によっては、飼い主さんがいたほうが大人しくできることもありますよね。飼い主さんが見ながら処置を行うなど、処置室や入院室に一緒にいていただくことも可能なんです。どんな診療をしているのかが見えなくて、そこに不安を感じてしまう飼い主さんもいるようなので、診療の透明性を重要視することで少しでも安心につながればと思っています。

飼い主だけでなく、動物にとっても優しい診療ですよね。

そうですね。動物も飼い主さんも、安心して診療を受けていただけるのが一番です。飼い主さんに治療を説明するにあたっては、できるだけわかりやすく、ポイントを絞ってお伝えするように心がけています。後々覚えておいていただけるように、目の前で「書く」ことも意識しています。例えば、痒みがある場合にまず疑うのは「細菌性、真菌性、寄生虫」だと紙に書くんです。本でイラストを見ながらの説明も行っています。可能な限り、飼い主さんに対しては時間を割いていきたいと思っています。たとえそれがちょっとした時間であっても、コミュニケーションをとることが飼い主さんの安心につながるのかなと。しっかりとコミュニケーションをとって、治療内容への理解を深めていただきたいと思います。

動物に対してのコミュニケーションはいかがですか。

例えば、病院が苦手な動物の意識を変えれるように、診療後におやつをあげる獣医師もいます。私も場合によってはおやつをあげることもありますし、他の動物や人が苦手だという場合には、待合室ではなく、先に診療室や入院室に入ってもらうこともあります。その時の混み具合などによってもやり方は変わってきますが、できるだけ動物も安心して診療を受けることができるように対応しています。ただでさえストレスのある病院で、入院していた動物の症状が良くなる兆しが見えたり、少しでもご飯を食べてくれるようになったりしたらうれしいですし、獣医師になって良かったなと思う瞬間でもあります。

夜間診療と往診にも対応

夜間診療と往診というのは大変ではないですか?

確かに大変ではありますが、自分が診ている患者にはできるだけ協力したいと思っています。全体的な数はあまりないものの、往診は新規は少なく、長く診ている患者さんのターミナルケアのようなものが多くなっています。動物が動けなくなったから、お家で診てほしいと。出来る限りの協力はしてあげたいのですが、今は獣医師が1人しかいませんから、できることが限られていて……。これから徐々に人材を増やしていくつもりで、来年には獣医師がもう1人入ってくる予定です。人材の育成にも興味があるんです。今後はもっと柔軟に対応できるようになってくると思います。

ずばり、先生の強みは何でしょう?

体力ですかね。学生時代にはバスケットボールをやっていたのもあり、もともと体力には自信がありましたが、激務だった勤務医時代に鍛えられたおかげで、相当な体力と忍耐力がつきました。勤務医時代に一番しんどい時期を味わったことが、今の糧になっていると思っています。古い考えかもしれませんが、獣医師は体力勝負だと思っていますので。知識やコミュニケーション能力は後付けできますが、体力はそう簡単に備わるものではありません。獣医師は日々の診察や救急対応、夜の手術など、全般的な体力が必要となってくるんです。今でも体力が備わっているおかげで、休みが少なくても働けています。また、休日には5歳と2歳の子ども達と遊ぶのが良いリフレッシュになっています。

最後に、今後の展望を教えてください。

開業して4年。勤務医時代よりも、更に責任を感じるようになりました。全てを自分で背負わなければいけませんし、これからは病院をもっと充実させていきたいと思っています。人材の補充や育成は当然ながら、飼い主さんのニーズに合わせた病院づくりを行っていきたいと考えています。現状の大変なところや足りないところを補って、飼い主さんに納得して診療を受けていただけたらと。いつでも気軽に足を運んでいただきたいと思います。体重を測るだけでもいいんです。私たちは動物を通じて命の大切さを知るのはもちろんですが、動物を大切にする方は周りの人間にも優しくなれると思います。小学生なんかは目をキラキラ輝かせながら動物のお世話をしていますよね。これからも飼い主さんの大切なペットの健康に、少しでもお手伝いできたらうれしいです。

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