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佐藤 雄亮 院長の独自取材記事

かい動物クリニック

(海老名市/海老名駅)

最終更新日: 2023/01/22

小田急線座間駅より徒歩15分ほどの道路沿いにある「かい動物クリニック」。座間駅が最寄りではあるが、海老名市にある動物病院である。佐藤雄亮院長はもともと海老名市出身。独立するのであればぜひとも地元で医院を構えたいと、2016年に同地にて開院した。道路に面した大きな窓からは日差しが降り注ぎ、周囲に置かれた観葉植物が目に優しく、明るいカフェのようなたたずまいでリラックスできる。同クリニックはあえて診療する動物を標榜しておらず、あらかじめ電話で動物の種類や症状などについて聞くことによって、クリニックで診療するか、他の病院を紹介しているという。地域のホームドクターとしての考えや、今後の展望についてなど、詳しく聞いた。 (取材日2017年2月7日)

診療できる動物を特化せず、気楽に相談できる病院

クリニック名の「かい」の由来を教えてください。

「かい」はハワイ語で、「海」を意味する言葉です。当クリニックは海老名市にありますので、海老名の「海」の字にちなんだのと、響きの良さから採用しました。また、当クリニックのロゴマークは、大きな木の下で犬と猫がくつろいでいる様子が描かれているのですが、この大きな木は沖縄や屋久島など温かい地域で自生しているガジュマルなんです。ガジュマルの木はとても生命力が強く、その根がコンクリートを突き破るほど。その生命力のたくましさに由来して、花言葉は「健康」だそうです。ワンちゃんや猫ちゃんたちを治療するクリニックとしてはぴったりだと思い、そのガジュマルの木=当クリニックの下でリラックスしていただきたいという思いを込めました。

外観や内装について、何かこだわった点はありますか?

来院された方が落ち着けるような、カフェのようなイメージにしたいと思いました。目に優しいグリーンがほしくて、観葉植物をいくつか置いてあります。先ほどお話ししたガジュマルの木もあるんですよ。開院祝いに頂いたんです。また、受付から動物やオーナーさんの様子がわかるよう、待合室全体を見渡せるような造りにしています。何かお困りのことがありましたら、看護師がすぐに対応できます。他には、レントゲン室を使用するたびに動物たちが手術室を不必要に行き来することがないように、レントゲン室と手術室をあえて別々に設けました。そうすることで手術室は常に清潔な環境に整えています。

どのような種類の動物を診療しているのでしょうか。

基本的には何でも診るようにしていますが、今まで診療してきた動物は、ワンちゃん、猫ちゃん、鳥、ハムスター、うさぎの順に多いですね。専門的に何かを勉強してきたというわけではありませんが、診療できる動物の種類を決めてしまいたくないと思っています。しかしながら、どうしても診られない生き物もいます。例えば、爬虫類とかですね。これは難しいかなという動物や症状に関しては、専門のクリニックをご紹介しています。また、せっかくお越しいただいて「診られません」というのは申し訳ありませんので、まずお電話をいただけるとありがたいですね。当クリニックで診療できる動物や症状かなどをお知らせしたいと思います。

地域のクリニック同士の連携を大切にしている

クリニックの特色について、教えてください。

地域の皆さんのホームドクターとして、一次診療を行っており、ご近所の方が安心して来院できるようなクリニックをめざしています。例えば一刻を争うような緊急時にも、できる限り迅速に対応することが必要だと考えています。夜間にクリニックは開いていませんが、クリニックの電話を私の携帯電話に転送するようにしていますし、電話に出られなければ留守電に入れていいただいて、折り返すという方法をとっています。

紹介先の病院は、どのようにして連携をとっていますか?

神奈川県獣医師会の会員ですので、知り合いになった先生はたくさんいらっしゃいます。そして、なるべくいろいろな先生と普段から連絡をとるようにしていますので、例えば当クリニックが休診日の時や、また逆に他のクリニックが休診日の時など、お互いにスムーズに連携がとれていますね。また、それぞれに得意分野がありますので、専門外の動物や症状についてなども、なるべく地域のクリニックで補完し合っていければと思っています。もちろん、高度医療が必要な場合は大学病院や専門の二次診療施設をご紹介しています。

いろいろな種類の動物たちを診療されるにあたって、何か気を付けている点はありますか?

神経質な猫ちゃんや鳥、小動物などは、クリニックに連れてくることが大変だったりしますよね。また、待合室にいること自体がストレスになることもあるため、来院される前にお電話をいただくようにしています。当クリニックは本来予約制ではないのですが、「今なら空いてますよ」とか「今は混んでいるから、○時頃に来たほうがいいですよ」など、なるべくお待たせしないようにしています。

診療の際、どのようなことを心がけていらっしゃいますか?

オーナーさんのお話をよく伺うということを大事にしています。おうちでの普段の様子や、おかしいと思ったときに起こった症状についてとか、知らない人や場所については神経質だとか、その動物についてのあらゆる情報がほしいですね。そのようなことを気軽にお話ししていただくために、看護師に待合室で話をしてもらうなど、なるべくリラックスしていただけるような形にしています。また、診察が終わって待合室にてお待ちいただく際、私には直接言えなかったことや、思い出したことなどがあれば、看護師がお話を聞くようにしています。

よい診療に欠かせないのはオーナーとの信頼関係

獣医師をめざすようになったきっかけについて、教えてください。

最初は、競走馬の獣医師になりたいと思っていました。競走馬の目がかわいくて好きだったのですが、大きなケガをするとそのまま安楽死させることもあると聞き、どうにか助けてあげたいと思ったのです。大学時代の夏休みに、競走馬を育てている北海道の牧場に実習に行ったのですが、競走馬は商業動物ということもあり、知れば知るほど私のめざす医療との隔たりを感じるようになりまして。治療をして生かす医療が行える獣医師になりたいと思うようになりました。もともと動物が好きで、家でセキセイインコやウズラ、ハムスター、フェレットなどを飼っていましたので、自然に小動物を診療できる医師をめざすようになっていました。

休日は、どのようにお過ごしでしょうか。

まだ開院してから1年ほどということもあり、なかなかゆっくりとした休日は過ごせませんね。入院している子がいればクリニックに来ますし、継続して治療が必要な子がいればオーナーさんと待ち合わせて診察したりしています。実家も海老名にありますので、家族で食事に行ったり、知人とお酒を飲みに行ったりしています。あとは、近所のスーパー銭湯に行ってリフレッシュすることもあります。もしまとまったお休みが取れるようなことがあれば、旅行をしたいですね。当クリニックを開院するまでは温泉に行くことが多かったので、またいつか行きたいと思っています。

クリニックの今後の展望について、教えてください。

医療機器を導入していないために診療が制限されることもあるので、医療機器を今よりも充実させていきたいと考えています。眼圧計は近々導入する予定なんです。また内視鏡も将来的には導入したいと考えています。何か異物を飲み込んでしまったというときに、内視鏡があれば開腹手術をしなくて済む可能性もありますから。あとは、診療する動物たちが多くなって忙しいときも、なるべくオーナーさんと話す時間をつくっていきたいと思います。本来は私がお話を伺うのが一番いいのですが、どうしてもかなわない時には看護師に話をしていただき、不安要素を残したままお帰りになることのないようにしていきたいですね。そのためにも、看護師の数を増やしたいと思っています。また、オーナーさんとの信頼関係がとても大事ですので、今後もコミュニケーションの機会を増やしていきたいと思っています。

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