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高沼 良征 院長の独自取材記事

栄町ペットクリニック

(練馬区/江古田駅)

最終更新日: 2023/01/22

西武池袋線・江古田駅北口から徒歩3分の住宅街にある「栄町ペットクリニック」。白を基調とした院内は2面ガラス張りとなっていて、光を取り込み明るく気持ちがいい。高沼良征院長は栄町に暮らして30年以上、地域住民に親しまれるクリニックをめざして2015年に自宅近くのこの地に開業。2次診療を行う病院とも密な連携を行っている。かつて野良猫だった「ちゃちゃ」が糖尿病を患っていたため引き取られ、今では看板猫として来院者の心を和ませてくれる同院。「皆さんが気軽に足を運んでいただけるようなアットホームなクリニックにしたいですね」と、笑顔で話す高沼院長に、診療理念やこれからの展望などを詳しく聞いた。 (取材日2017年7月19日)

光を取り込んだ明るい環境づくりに配慮

2015年開業と伺いました。この地域の特徴やこちらに開業したいきさつなどをお話しください。

この地域は以前に比べると、大きな店が増えてずいぶん変わってきましたが、まだ昔ながらの個人商店も残っていて、下町のような雰囲気もありますね。周辺には大学がたくさんあるので学生が多いのですが、昔からの一戸建ての家に長く住んでいる人たちもたくさんいらっしゃいます。また、お年寄りの方もいらっしゃいます。ですから、家族の一員として犬や猫を飼っていらっしゃる方も多い、ということですね。印象としては、犬はやはり室内で飼える小型犬が多く、昔に比べると猫を飼っている方が増えたな、と感じています。もともと自宅がすぐ近くでしたので、この栄町には動物病院がないな、と感じておりこちらへの開業を決めました。

獣医師を志したきっかけは何ですか?

もともと馬、競走馬が好きだったんです。それで獣医師になってみようかなと思うようになりました。大学時代も研究室で牛などの世話をしていましたし、農済実習を通じて、大動物に関心がありました。でも、大動物というのは食品などに流通しているような産業動物が対象であることが多いんですね。また、治療が困難なものは淘汰されていきます。その点、小動物獣医療は人間医療と同じような感覚で治療を追求できて、自分には合っているのではないかと考え、結果この道を選ぶことになりました。

クリニックの院内はとても明るい雰囲気ですが、何かこだわったところはありますか?

以前勤務していたクリニックはちょっと奥まったところにあったため光が入らずに暗い雰囲気だったんです。それで、開業するなら明るくしたいと、二面をガラス張りにして光を取り込めるようにしました。場所柄、小さなクリニックですが、レントゲン、超音波検査器、血液生化学検査器ほか、検査機器も各種そろえています。それから、当院には看板猫の「ちゃちゃ」という猫がいます。半年前まで野良猫だったのを引き取ったんですが、人によく慣れていておとなしい猫です。たまにパンチが飛んできますけど(笑)。ちゃちゃがいることで院内が和みますね。ご近所の方や、この前を通る学生さんたちにもかわいがっていただいています。

動物と飼い主を第一に考え、ゆとりある診療時間を確保

勤務時代を振り返り、今につながっていると思えることや、今後力を入れていきたい分野はありますか?

大学卒業後は都内の動物病院に勤務したのですが、一番最初に勤務したクリニックの院長は、飼い主さんや動物をとても大切にする先生だったんです。とにかく時間をかけてじっくりと動物に対応するというスタンスで、そこは当院でもまねさせてもらっていますね。また最近は、ペットの寿命が延びていることにより、動物の痴呆に悩んでいる方も多いです。例えば夜鳴きをしてしまい近所迷惑になってしまっていたりとか、飼い主さん自身が眠れないといったことが問題になっています。これらは一般的に、投薬治療により緩和することが可能です。加えて、同じ高齢化から、椎間板ヘルニアなども増えてきています。そういった神経疾患のご相談にも親身に対応させていただきたいと思っています。

先生の診療理念についてお聞かせください。

一件一件じっくりと診療する、ということに加え、飼い主さんとのコミュニケーションを重視しています。まず、飼い主さんのお話をよく聞くことが一番です。そして、かみ砕いた言葉でゆっくりと話すようにしています。動物の症状を説明するのに、「人間で言うとこういうことですね」というような説明の仕方をすることもありますね。病気の名前や体の部位の説明、薬の効用とかはなかなか難しい部分も多いですから、飼い主さんの理解度に合わせて、なるべくわかりやすい言葉を使うように努めています。飼い主さんに正しく理解してもらうことが、薬の与え方や家での対応の仕方にも大きく関わることにつながりますから、大切なことだと考えています。

他の動物病院との連携などはありますか?

はい。すべての症状・疾患を当院で診療できるわけではありません。対応できる範囲には限りがありますので、特殊な分野や専門知識が必要な分野に関しては、適切な専門機関をご紹介するようにしています。飼い主さんにとっても、そのほうが安心だと思いますから。当院は、大学や2次診療センターと連携をとっていますし、夜間には救急センターの利用もご案内することができます。

医療連携体制も整え、親しまれるクリニックをめざして

こちらは火曜が休診日なんですね。

一般的には水曜日とか木曜日が休み、という動物病院が多いという印象があったので、曜日をずらしたほうがよいと考え火曜休診にしました。地域に暮らす動物の飼い主さんにとっては、急な病気の場合でも選択肢が広がるわけで、多少は安心感につながっているのではないかと思っています。また、営業時間を夜8時までとしているのも、仕事が終わって帰ってきた飼い主さんのことを考えてのこと。ちょっとでも時間を遅めにしてできるだけ受け入れてあげられたら、との思いからです。現在、診療時間は夜8時までですが、体制が整ったら、もっと遅い時間にも対応していきたいと考えています。

ところで、休日はどのようにお過ごしですか?

休日はほとんどないのですが、ちょっと時間に余裕ができたときには出かけたりもします。例えば、昨日も千葉県鴨川市の水族館に行ってきました。犬や猫には普段接していますが、それ以外の海獣とか魚とか見るといろいろな発見があって面白いですね。動物園に行くこともあります。世話の仕方とか、まったくわからないところですから、見ていてすごく興味をそそられますね。あとは、学生時代に野球をやってましたから、今でも野球を見に行くことは好きですね。

今後の展望についてお話しください。

東京の夏は暑いですよね。日中に連れて来てもらっても動物の熱中症を心配しなくてはなりません。だから夏場は朝早く開けて、夕方から夜にかけてまた開ける、というように、サマータイムを取り入れてもいいんじゃないかと考えているところです。また、現在はまだちょっと難しいですが、将来的にはマンパワーを充実させて、毎日開院しているクリニックにしたいという希望はあります。仕事が終わってからでも、休日の日でも、動物に心配なところやケアが必要なことがあったらいつでも飼い主さんに連れてきてもらえるような、地域にとって身近なクリニックになれたらいいですね。うちのクリニックって、なぜか散歩中の犬がよく院内へ入ってきたがるんです。理由はわかりませんが、そういうことがよくあります。ですから、動物も飼い主さんも、今以上に気軽に足を運んでいただけたらたいへんうれしく思いますね。

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