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宮澤 侑祐 院長の独自取材記事

みやざわ動物病院

(横浜市保土ケ谷区/星川駅)

最終更新日: 2023/01/22

相鉄本線星川駅と和田町駅の間、星川小学校前交差点に面した「みやざわ動物病院」は、2015年に開業された犬猫専門の動物病院だ。広々として明るい待合室に入ると、院長の宮澤侑祐(ゆうすけ)先生がニコニコと気さくな笑顔で出迎えてくれた。取材中に急患の連絡が入ると、診療時間外でも嫌な顔一つせずテキパキと対応し、その様子や言葉の端々から、動物や飼い主を思いやる温かい人柄が伝わってくる。子どもの頃から大の動物好きだったという宮澤先生に、診療の話から今後の展望まで、獣医療にかける熱い思いを聞いた。 (取材日2018年1月29日)

人にも動物にも優しい安心して通える動物病院をめざす

とても広々とした気持ちのいい動物病院ですね。 

開業前から、安心して通っていただける動物病院にしたいという思いがありました。待合室を広く落ち着いた雰囲気にしたのも、動物たちがお互いにある程度距離を取れるようにすることで、動物にも飼い主さんにもリラックスしてお待ちいただけると考えたからです。見知らぬ人や動物が近くにいるだけでストレスを感じる子もいますから。特に猫は環境が変わるだけで大きなストレスがかかる動物なので、少しでも安心して過ごしてもらえるよう、診察室や入院室も犬とは分けるようにしています。

診療動物は犬と猫に特化していると伺いました。

当院は犬と猫専門の動物病院として、病気やケガはもちろん、不妊・去勢手術からワクチン、フィラリアの予防や健康診断まで幅広く対応しています。当院では内科や皮膚科、眼科、循環器科などいろいろな診療を行いますので、さまざまな角度から総合的に診療できるジェネラリストとして、より質の高い医療を提供できるよう心がけています。ありがたいことに、近所にお住まいの方が犬友さんやお知り合いからの紹介で来てくださるケースも多く、地域の方々はもちろん、勤務医時代に指導してくださった院長や先輩方、そして今まで出会ってきた大勢の飼い主さんや動物たちに恩返しできればという思いで日々診療しています。

勤務医時代はどんなことを学びましたか?

当時の院長や先輩方からは、技術的なことはもちろんですが、何より動物への思いやりについて教わりました。体にしみついていることなので説明は難しいのですが、例えば重症な子がいたら病院に泊まり、自分にできる最善を尽くす。それでも救うことができない場合は、できるだけ飼い主さんの腕の中で最期を迎えてほしい。院長をはじめ先輩方も、そのような考え方をスタンダードとして診療していました。

最善の治療を選択できるよう、全力でサポート

力を入れている分野を教えてください。

循環器科の分野に力を入れています。インターネットで調べてわざわざ遠方から来てくださる飼い主さんもいらっしゃいますね。人と同じで犬や猫も平均寿命が延びるに伴い、腫瘍や心臓病になる割合が増しています。心臓病といっても、先天性のものから小型犬では老化に伴う弁膜症まであり、大型犬や猫の場合は心筋症を発症しやすいなど、原因や種類はさまざま。それに初期段階では症状が出ないことが多く、症状が出た時には病態がかなり進行していることがとても多いのです。心臓病は早期に発見できれば進行を遅らせることが可能ですし、高度医療が発達して手術を受ければ助かるケースが増えています。必要に応じて高度な専門医療を受けられる病院も紹介できますので、気になることがあれば気軽にご相談いただきたいですね。

こちらではどのような検査を行っていますか?

血液検査から検便、超音波検査、レントゲン撮影といった、いわゆる動物病院で行う一般的な検査は一通り対応しています。いずれの検査も、もちろんいきなり行うわけではなく、まずは飼い主さんのお話をしっかりお聞きしてから触診、聴診などの身体検査を進めていきます。その上でプラスの検査をしていきます。恩師によく言われたのが「診断とは、砂漠の中でダイアモンドを見つけること」。手あたり次第に検査をするのではなく、最短距離で病気を見つけて、動物に負担をかけないようにするということです。そのため高い精度で診断ができるように、日々勉強し検査技術を磨いています。例えば検査の中で見つけた疾患に対して、ケアをしたらそれがぴったりはまったときはやりがいを感じますね。

検査の際に工夫されていることはありますか?

診療の合間を縫って検査を行うと、どうしてもバタバタしてしまうので、半日ほどお預かりして見させていただくようにしています。じっくり見たいという理由も必ず説明するようにしています。ただし初診で預けるのが不安な方、ご希望される方には待合室でお待ちいただき、実際に採血や超音波検査を行う際には、飼い主さんにも同席していただけるようにしています。爪切りもワクチン接種もバックヤードに連れて行かれて、しっかりケアしてもらえたのか不安になったことがあるという飼い主さんの声を受けて、当院ではなるべく飼い主さんの目の届く範囲で対応し、ご安心いただけるようにしているんです。「私も一緒にいていいんですか?」と驚かれる方はけっこう多いですが、動物も飼い主さんになでてもらったり、ただそばにいてもらったりするだけで安心するんですよ。

気軽に通える「頼れるかかりつけ医」をめざす

飼い主さんと接するときに心がけていることはありますか?

一つは、その子のことを一番よく知っているご家族の話をよく聞くことです。いまだに紙のカルテを使っているのも、飼い主さんを見ながら話ができるからですね。以前、僕自身が診療を受けた時、ドクターがパソコンのほうを向いて話すので、あまりいい気持ちがしませんでした。ちょっとしたこだわりですが、自分がされて嫌なことはしないようにしようと。もう一つは、ご家族の気持ちや理解度に合わせて説明することです。時間がかかってしまうこともありますが、たとえ混雑していても一件一件しっかりと対応して、流れ作業のようにはしたくないんです。丁寧でわかりやすい説明であることはもちろんですが、不安な気持ちでいっぱいのときにあれもこれもと話しても頭に入りませんよね。その時に必要なことをわかりやすい言葉で説明し、最後に「気になることはありませんか? 電話でもいいので何でも聞いてくださいね」と確認しています。

今後の展望をお聞かせください。

今は規模を大きくするようなことは特に考えず、飼い主さんと動物たちが気軽に通える雰囲気を大切にしていきたいと思います。ただ、1人では1日に対応できる診療数や手術数にどうしても限界があるので、近々もう1人獣医師を増やして二診体制を敷く予定です。待ち時間が少なくなるだけでなく、緊急時の対応もスムーズにできるようになるので、今まで以上に通いやすい動物病院をめざして頑張りたいと思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

病気になってから慌てて動物病院に来るのではなく、爪切りでも肛門線絞りでもいいので、日頃から動物病院に足を運んで、安心して通えるかかりつけ医を見つけてほしいです。当院では体重測定のときでも必ず健康診断を兼ねて聴診や触診をするので、体重測定のためだけに来られる飼い主さんも多いんですよ。定期的に通うことで体重の変化を把握しやすくなり、少し体重が気になる子には無理なく減量できるようなフードをご紹介することもあります。また、小さな皮膚のしこりが見つかるなど、飼い主さんだけでは気づきにくい些細な変化をプロの目でチェックできるというのもメリットです。通っていただくうちに信頼関係が生まれて、動物たちが病院のことを好きになってくれることも。他にも、犬種によってかかりやすい病気や、お世話の仕方の注意点などがありますので、動物を飼う前に相談に来ていただくことも可能です。ぜひ気軽にお立ち寄りください。

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