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池田 弘樹 院長の独自取材記事

池田動物病院

(品川区/旗の台駅)

最終更新日: 2023/09/29

開院から50年以上、地域に住む多くの飼い主と動物に寄り添い続ける「池田動物病院」。2019年に池田弘樹院長が、父親である池田冬美前院長から同院を継承した。以前と変わらず、さまざまな症状を総合的に診られることと、眼科や歯科など一部分野の専門性の高さを強みに、1.5次診療を提供できる動物病院として日々対応している。変わらないことを大切にする一方、時代とともに変化する飼い主のニーズにも応えるべく、今でも研鑽を続け、提案できる治療・処置の幅を広げているという。「飼い主さまの希望と生活背景に沿った、適切な治療法の提案に努めています」と優しい笑顔で話す池田院長に、同院の強みや今後の展望などについて詳しく聞いた。(取材日2023年7月21日)

機器とスタッフが充実。総合診療ができる動物病院

まずは開院から50年以上たつ、こちらの動物病院の歴史・方針をお聞かせください。

1973年に、私の父である冬美前院長が当院を開業しました。そして2019年6月、私が継承して院長になり、冬美前院長は診療相談役として診療を続けているのです。私が院長になった今でも開院当初から変わらず、「総合診療できる動物病院」を掲げ、すべての科をまんべんなく診ています。動物種でいうと犬と猫を中心に、うさぎやハムスター、モルモットなどのエキゾチックアニマルも対応しています。より専門的な知識・技術が必要だと判断した場合は、当院も所属している東京都獣医師会品川支部の動物病院の中から適切な場所をご紹介。さらに精密な診療が求められる際には、二次診療施設をご紹介しているので、何かあればまずは当院を受診していただければと思います。

総合的な診療を提供するために、設備・機器をそろえてあると伺っています。

そうですね。最近は多くの飼い主さまが、人間に対する医療と同様のレベルを獣医療に求められている印象です。ですから広く浅くではなく、一歩踏み込んだところまで院内で診られるように、エックス線装置や超音波装置、心電図など設備・機器をそろえました。その中でも、特に血液検査に関する機器は充実しています。より精度の高い血球計算ができる装置のほか、肝臓など内臓系の血液生化学検査ができる装置や、炎症が起こると血液中に増大するCRPというタンパク質を測定できる装置など。多様な機器があるので、一般的には外部の医療機関に依頼をする検査も、院内で調べることが可能です。どの検査も採血してから20~30分ほどで結果をお伝えできるので、日を改めて検査結果を聞きに来る手間がかかりません。飼い主さまにとっても、動物にとっても、負担が少なく済むでしょう。

診療体制やスタッフさんについて教えてください。

現在は私と冬美前院長のほかに獣医師が2人在籍し、計4人で診療しています。基本は予約制としており、予約時にお伺いした内容に合わせて獣医師を割り振っています。「この獣医師に診てほしい!」といった希望がありましたら、予約の際にお伝えください。予約なしでの診療も対応していますが、少しお待ちいただく可能性が高いので、まずはお電話いただけると良いと思います。スタッフは、トリマーや助手など合わせて10人ほどが在籍。近年、知識・技術はあるけれど都合によりフルタイム出勤は難しいという人が増えているのですが、当院ではそのような人も活躍できる場でありたいと考え、積極的に採用しているんですよ。頼りになるスタッフたちと一丸となり、飼い主さまが納得した上で治療を受けていただけるように努めています。

専門性の高さと、多様な取り組みを強みに地域に貢献

専門分野を持つことで、他の動物病院との差別化を図っているそうですね。

ええ。なるべく通院しやすい場所で専門的な診療を受けたい、と考える飼い主さまのニーズに応えるべく、一部の分野に関しては二次診療施設の一歩手前ほどのレベルとなるように環境を整えました。その一つが、冬美前院長が専門としている眼科です。人間の医療で使われるものと同じ眼科の機器を導入しました。一般的な眼科検査・治療から、白内障や緑内障の手術まで院内で実施可能です。院長を交代した現在でも同じレベルの眼科診療を提供できるように、日々努力しております。目のことで気になる症状があれば、いつでもご連絡ください。

眼科のほかに、力を入れている分野はありますか?

私が大学院生だった時の研究分野だった歯科にも注力していますね。今でもさまざまな勉強会に参加して、研鑽を積んでいます。これまでは来院時には手遅れで抜歯となるケースがほとんどでした。しかし最近は人間と同様に、なるべく歯を保存しようという考えが獣医療でも主流になってきているのです。ですから当院でも、歯磨きや歯石の除去など、メンテナンスの重要性の啓発に努めています。またドッグマッサージを実施しているのも当院の強みの一つでしょう。ドッグマッサージセラピストの技術を持つスタッフが、犬の状態に合わせて一つ一つの筋肉を、指圧やストレッチを組み合わせながらもみほぐすというもの。マッサージを受けたほとんどの子が気持ち良いのか途中で寝てしまうんですよ。私はリラックスに加えて、関節や筋肉にも良い影響があるのではないかと考えおり、今後も積極的にお勧めしていこうと思っています。

高い専門性に加えて、多様な取り組みを実施されていますね。

提案できる治療の幅を可能な限り広くしたいと考え、必要だと思った分野は積極的に勉強し、知識・技術を身につけるようにしています。ですから、当院では漢方や鍼灸など、東洋医学をもとにした施術の提供も可能です。西洋医学と東洋医学の2つで補完する形で活用しています。また、往診も冬美前院長から引き継げるように、どんな環境・状態にも対応できる力と柔軟性を身につけました。開院当初から変わらず、希望された方のご自宅へお伺いして、定期検診や皮下補液、投薬、簡易的な外科処置などを行っています。高齢や病気により通院が難しくなってしまった子も、最後まで責任を持ち診させていただける体制が整っていると自負しております。

「獣医療はサービス業」飼い主との会話を重視した診療

診療の際に心がけていることを教えてください。

冬美前院長からの教えである、「獣医療はサービス業」ということを常に意識しています。獣医療は、動物が苦しんでいたとしても、飼い主さまの同意が得られないと治療を進められません。ですから医療技術だけではなく、飼い主さまと良い関係を築くためのコミュニケーション能力も重要となるのです。飼い主さまが治療に対して何を望んでいるのか適切にくみ取るためにも大切だと思うので、診療の際はまず飼い主さまのお話を最後までしっかりと聞くことを心がけています。また、獣医療は金銭の負担が大きくなりやすいのも特徴。「何でもやってあげたい!」と思っても、実際に出せる金額は人によって異なるでしょう。経済的な理由によって治療を中断しなくて済むように 、予算や生活背景など深いところもお伺いしています。その内容をもとに、金額的に無理がなく、最後までやり切れる治療計画を提案させていただいています。

今後の展望、目標をお聞かせください。

今通っていただいている飼い主さまと動物のためにも、現在の診療体制の維持に努めていこうと考えています。また、提携している夜間救急動物病院の積極的な利用の啓発にもより注力すべきだと感じていますね。当院の診療時間が終了した後に動物の体調が悪くなってしまった際、「かかりつけの獣医師に診てもらいたい」と夜間救急を受診せず、次の日まで待ってしまう方は少なくありません。頼っていただけるのはありがたいことですが、それでは最悪治療が間に合わない可能性もあるので、夜間に何かあればぜひ夜間救急を利用していただきたいです。当院の提携先は、お互いのことをしっかりと認識し合っている場所であり、「つながった診療」を提供できるので安心してご利用ください。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

動物を飼い始めたら、かかりつけ、パートナーとなってくれる獣医師を見つけることが大切です。食事のことからちょっとした体調の変化のことまで、何でも気軽に相談できるかどうかを基準に探してみてください。当院も、飼い主さまにとってそのような存在になれるように努めています。動物が小さな頃からターミナルケアが必要となる段階まで、その時のニーズに応えた治療を提供できるように取り組んでいるので、何かありましたらぜひご連絡いただければと思います。

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