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木村浩樹 院長の独自取材記事

桜樹どうぶつ病院

(練馬区/大泉学園駅)

最終更新日: 2023/01/22

西武池袋線・大泉学園駅北口から車で約15分。県道108号線沿いに「桜樹どうぶつ病院」はある。開院13年目を迎えた地域密着型の動物病院で、周辺の飼い主たちから親しまれ、信頼を集める動物病院である。院長を務めるのは、朗らかな雰囲気が印象的な木村浩樹先生。自身の地元に近く、慣れ親しんだ地区であったことから、地域動物医療に貢献したいと開業した。ペットへの治療だけではなく、飼い主のケアも含めた包括的な診療をモットーとしており、「ペット、飼い主にとって、最良となる診療」に力を注ぐ。病院の歴史、診療の特色やこだわり、獣医師になったきっかけについて、木村院長に話を聞いた。 (取材日2014年7月28日)

地域動物医療の一翼を担う、気軽に通えて安心な動物病院

明るく清潔な病院ですね。

ありがとうございます。でも、開院自体は古いんですよ(笑)。今年で12年が経ちました。みなさんに気持ちよく来ていただくために、開院当初より院内感染を防ぐ消毒はもちろん、清掃も徹底していますので、そう言っていただけると嬉しいです。

この地に開業した理由をお聞かせください。

この地区は、私にとって親しみある場所なんです。というのは、埼玉県朝霞市が私の出身なのですが、小さい頃、この周辺の公園などでよく遊んでいたんです。開業するのであれば身近な場所でと考えていましたので、この地を選びました。開院当初は、私と動物看護士の妻と二人でオープンしたので緊張や不安もありましたが、スタッフも増え、徐々に充実した診療体制を整えることができました。また、それに伴いこの周辺のさまざまな飼い主さんにも知っていただけるようになりました。ありがたいことですが、地域の動物医療に貢献できていると実感しています。

先生の経歴と、開業までの経緯を教えてください。

大学は日本大学農獣医学部に進学しました。いわゆる、“ペットを診るお医者さん”になるというイメージで進学したのですが、大動物医療や食品衛生学など、さまざまなことを学び、当初はカルチャーショックを受けましたね(笑)。でもそれぞれ興味深い分野で、公衆衛生学研究室に在籍して、人畜共通伝染病などの研究に携わっていました。ただ、将来を考えたときに、臨床での診療が自分に合っていると思っていたので、大学を卒業したら、街の獣医師になるというのは決めていたんです。それもあって、卒業後は、品川区にある動物病院に勤務しました。この病院に勤務できたことは、私にとって大きいですね。というのも、病院には大学時代の先輩も在籍していて、わからないことがあればすぐに聞ける環境でしたし、また、院長がとても素晴らしい方なんです。良い意味で診療を任せてくれる先生で、獣医師の育成にも熱心でした。「とにかく自分で考えて、全力で診療にあたりなさい。何か困ったことがあれば、私がついています」と、おっしゃっていただいたことは今でも覚えています。まだ経験が浅い私でも、萎縮することなく臨床に臨むことができましたし、獣医師としての責任感も身につけることができました。また、病院はペットショップに隣接していたので、子犬や子猫を診る機会が多くあり、生まれたてのペットに関する診療技術も磨くことができました。しばらくして、勤務と平行し、大学時代の同期と動物看護士をしている私の妻が勤務していた動物病院でも、定期的に勉強させていただくようになりました。病院が違えば診療方針も異なりますので、こちらもとても勉強になりましたね。両病院で研鑽を積む内に、次第に自分の診療スタイルが確立できたと感じるようになり、開業を決意しました。

ペット、飼い主双方にとって「良い医療」であるように、ベストを尽くす

病院の特色を教えてください。

一言で言えば、犬・猫を対象に地域密着型の診療を行っています。近隣の飼い主さんが何か心配事があったときに、気軽に通ってもらえる病院を心がけていますね。周辺でペットと暮らす方々のお役に立ちたいというのがコンセプトですので、通院が困難な高齢者の飼い主さんのために往診も行っています。当院には私以外に、2人の動物看護士が在籍していて、皆ベテランです。飼い主さんのご相談やご要望なども、しっかりとお聞きして適切なアドバイスも行えるので、安心していただけていると思います。来院するペットに関しては、7対3の割合で、犬が多いですね。中型・大型犬もたまに来院されますが、小型犬が中心。犬種としてはトイ・プードルやダックスフンドが比較的多いでしょうか。

先生の診療に対するこだわりをお聞かせください。

専門的な治療が必要な場合は、第二次診療施設などにご紹介していますが、まず、当院でできる限りの診療を提供したいと考えています。ただ、医療を押し付けるということではなく、ペットと飼い主さんとの関係に最良である選択肢をご提案していくということですね。同じ症状でも、飼い主さんで望まれる治療というのは異なる場合もありますから、ペットの症状をご説明しながら、しっかりとお話しを傾聴し、何が最良であるのかを飼い主さんと一緒になって決めていくということをこだわりにしています。あとは、“立ち会い”でしょうか。当院では、例えば去勢・避妊などの手術で、ご要望があれば飼い主さんも立ち会えるようにしています。「伴侶動物」とも呼ばれるように、ペットは家族同様ですから、少しでも飼い主さんに安心していただけるような体制を心がけているんです。

今、力を入れている診療はありますか?

健診や検査ですね。内視鏡を用いた、がんの早期発見に力を入れています。まだまだ、動物の疾患検査に内視鏡が使用されていることや、犬や猫ががんを患うということが一般に広く知られていませんので、啓発にも努めていきたいと考えています。定期的な健診や検査をしないでも、まったく病気を患わず健康なペットはたくさんいます。しかし、ペットはものを言えず、自らでは体の不調を伝えることができませんから、飼い主さんが健康を把握しておくという意味でも、健診や検査はとても重要なことです。また、近年の室内飼いにより、ペットの生活環境が良くなったことで、犬・猫ともに長寿化していますが、加齢に伴う疾患は増加傾向にあります。その予防のためにも、定期的な健診・検査をお勧めします。人でも動物でも、病気の早期発見・早期治療は健康に欠かせません。

動物病院は「ペットの相談所」。ぜひ、気軽に通えるかかりつけを

獣医師をめざしたきっかけを教えてください。

もともと、小さい頃から動物好きだったというのはありますが、獣医師をめざす決心をしたのは高校生時代でした。きっかけは通っていた動物病院ですね。中学生時代から飼っていた犬を、度々連れて行っていたところなのですが、動物に囲まれている環境にまず、魅力を感じました。また、その病院の先生やスタッフの皆さんの雰囲気や人柄がとても良くて、獣医師という職業に憧れを抱いたんです。今、こうして獣医師になり、自分の病院を構えていますが、当時の動物病院からも影響を受けていると思います。

休日はどんなリフレッシュをしていますか?

個人的な趣味としては、山登りですね。大学時代のサークルがきっかけです。今は本格的な登山はしていないのですが、去年は、当院のスタッフ皆で高尾山に行きました。良い景色を見て、自然と触れ合うだけでも良いリフレッシュになります。あとは、家族との時間でしょうか。家庭では、小学6年生と1年生、幼稚園の3児のイクメンなんです(笑)。仕事柄、なかなかまとまった時間を取るのは難しいのですが、子どもたちと遊ぶひと時は仕事の疲れも癒されますね。

最後に読者にメッセージをお願いします。

動物病院は敷居の高い場所と感じられている方もいらっしゃるようですが、そんなことはありません。獣医師は動物医療を提供する以前に、本当に動物好きな先生がほとんどです。ですから、治療だけではなく、ペットにまつわる疑問や心配事でも親身に対応してくれるはずですし、常々私もそうありたいと考えています。気軽に通える動物病院を見つけることは、病気の予防、早期発見・早期治療にもつながることですので、ぜひ、「ペットの相談所」として身近に感じてください。また、ペットの気性や性質に合った飼い方など、いろいろアドバイスもすることができると思いますので、これからペットを飼う方にとっても、動物病院はお役に立てる場所であると思っています。気になることがあれば、気軽に足を運んでいただければと思います。

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