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佐橋靖章 院長の独自取材記事

ガルシア動物病院

(江東区/辰巳駅)

最終更新日: 2023/01/22

東京メトロ有楽町線辰巳駅から徒歩10分、まわりに大きな公園や無料のドッグランがある「ガルシア動物病院」は、ガラス張りで明るい日差しが差し込み、とても開放的な雰囲気だ。入り口すぐに人も動物も飲めるウオーターサーバーが設置されており、散歩がてら水を飲みに来るわんちゃんも多いという。院長の佐橋靖章先生は丁寧でわかりやすい説明を心がけ、質の高い医療を提供することをモットーとしている。最先端の超音波機器をはじめとした充実の設備と、誠実で勉強熱心な人柄に引かれ、多くの飼い主たちが信頼を寄せる。「家族の一員である動物達のために最善を尽くして治療にあたりたい」という動物への愛情あふれる佐橋院長にたっぷりとお話を伺った。 (取材日2014年2月3日)

画像や資料を使ったわかりやすく丁寧な説明で信頼関係を築く

明るく広々としていて入りやすい雰囲気ですね。

ありがとうございます。待合室は入り口を中心に横幅を広くすることによって、動物達が診察までの間、ストレスなく、居心地良く待っていられるように配慮しています。また、病院は怖い所ではなく楽しい所だと思ってもらいたいので、ウオーターサーバーやおやつを用意しています。ウオーターサーバーのお水は尿結石などになりやすい動物達のため、軟水を用意しており、家族の一員である動物達と人が分け隔てなく飲めるお水になっています。病院に用事がない日でも、散歩の途中にふらっとお水を飲みにくる子も多いです。当院が動物達にとってカフェのようにリラックスできる気軽な存在になれればうれしいです。

高性能な医療機器が充実している印象です。

人医療と同様に、獣医療でも様々な医療機器を使用します。その中でも特に、超音波機器を使用した検査は、その検査結果に、機器性能の良し悪しが影響することもあるため、当院では全国の動物病院でも現在2ヵ所でしか使われていない最先端の超音波機器を導入しました。これにより、心臓や腹腔内臓器の画像をきれいに映し出すことが可能となり、診断の精度が向上しました。その他にも、小型犬や猫にも使用可能な細径の軟性内視鏡スコープや、麻酔時の呼吸管理を詳細設定できる高性能人工呼吸器などがあり、動物の負担を軽減する治療に取り組んでいます。

クリニック名の由来を教えていただけますか。

子供の頃からよく魚釣りをしていて、スウェーデンの釣具メーカー「アブ・ガルシア」の製品を愛用していました。高品質で高性能な製品を作っており、世界中の人々から信頼されているメーカーで、質の高い医療を飼い主さんや動物達に提供したいという私の考えと重なる部分があったため、決めました。

診療にあたり、心がけていることはありますか。

「一枚の挿絵は千語に値する」という言葉を大切にしています。難しい専門的な内容をたくさんの言葉で説明するよりも、一枚の写真を見てもらった方が理解しやすくなるため、診察時の説明にはなるべく写真や資料を使用し、視覚的にわかりやすく説明できるように工夫をしています。この地域は獣医療に対してとても熱心な方が多く、こちらも身の引き締まる思いです。一人ひとりに丁寧な説明を心がけているぶん、待ち時間が長くなってしまうことがあり、大変申し訳なく思っているのですが、診察を待つだけの価値があったとおっしゃっていただくこともあり、とても励みになっています。ありがとうございます。

家族の一員であるペットに高度な医療を提供する

獣医師になろうと思ったきっかけを教えてください。

高校時代、仲の良い同級生の家が動物病院でした。もともとは医師を目指していたのですが、何度か友人の動物病院に見学に行き、様々な話を聞かせてもらううちに、動物医療に興味を持ちました。昔から動物や魚、虫などの生き物と触れ合うことが好きでしたから、自然と、診療対象の広い動物医療に将来貢献したいと思うようになりました。言葉を話せない動物達の痛みや苦しみを理解し、その苦痛を少しでも減らしてあげられるように治療し、それとともに、心配しているご家族の心のケアも行っていけるような獣医師になろうと思いました。

大学ではやりがいのある研究室に所属されていたそうですね。

大学入学時にはすでに小動物の臨床獣医師を目指していたので、将来を見据えてより実践的な臨床系の研究室に入りました。研究室の恩師は、西洋医学だけでなく、東洋医学など他の分野の医療でも、動物の病気が治るなら、その子に合わせて積極的に取り入れていこうとする柔軟な考えを持つ方でした。とても厳しい研究室で、毎日終電近くまで勉強し、時には徹夜で研究室に泊まったりと、休みがほとんどなく忙しい日々でしたが、机上の勉強だけではなく実践の機会をたくさん与えてもらえたので、臨床力を鍛えることができました。この厳しい研究室時代があったからこそ、今の自分の臨床獣医師としてのベースができたと思っています。恩師、研究室には今でも深く感謝しています。

得意な診療分野は何ですか。

獣医療の専門分化が進む中、得意の診療分野を持つことはとても大切ですが、「木を見て森を見ず」という言葉があるように、なるべく特定の専門分野に偏らない幅広い診療ができるように日々心がけています。とはいえ、動物達の高齢化が進み、心臓や腫瘍などの病気で苦しんでいる子が非常に多くなっているため、この分野に関しては、特に力を入れています。病気は、早い段階で発見して、早くに治療を開始できれば改善につながります。現代医療において、早期診断・早期治療はとても大切ですが、そもそも病気にならないようにするにはどうすればいいか、予防医学という考えが何より重要であると考えています。将来起こりうる病気に対して、若く元気な時から意識し、日頃から注意して生活することで、病気の発生時期を遅らせたり、予防することができると思います。

日々研鑽を積んで1匹でも多くの子の助けになりたい

最近目立っている病気はありますか?

高齢の子では、心臓疾患、腫瘍、内分泌疾患、泌尿器疾患などが多いですが、若齢時から見られる病気として最近は膵炎が非常に多いように感じます。嘔吐、下痢、腹部痛などの臨床症状が出る病気で、明確な原因はわからないことが多いですが、経験的には食生活の影響が強いように思います。どんな病気でも早期診断・早期治療が重要ですので、なんだか動物達の様子が普段と違うなと感じましたら、たとえ些細なことでもそのままにしておかず、早めに獣医師にご相談いただければと思います。

検査のメニューが豊富ですね。

動物達は体調が悪い時に話して教えてはくれないため、我々、人側が気づいてあげなくてはなりません。体調の悪い原因を調べるには検査が必要で、血液や糞便や尿などを使った検査や、レントゲン撮影や超音波による画像診断検査など様々な検査があります。ひとつの検査だけでもたくさんの情報が得られますが、血液検査だけではみつからなかった病気が、画像診断検査をあわせて行うことではじめて発見される場合も多いため、病気状況をしっかり把握するためには、検査を複数行い、総合的に評価することが大切です。当院では、健康診断セットとして、いくつかの検査を組み合わせたドックドックやキャットドックなどの検査コース(要予約制)を用意しています。比較的病気の多い中年齢以降は、1年に1回の定期検診をお勧めしています。

お休みの日は何をされていますか。

小学校は野球と卓球とブラスバンド、中学はバレーボール、高校はバスケットボールとバンド活動など、釣りも含め、いろいろなこと楽しんできましたが、大学から現在までほぼすべてを獣医療の勉強にあてているため、プライベートは残念ながら無趣味の状態です。医療は日進月歩で、常に新しい医療情報が発信されているため、最先端の診断・治療法を学び、質の高い医療を提供できるよう、休日に定期的に開催される学会やセミナーには積極的に参加しています。

今後の展望を教えてください。

院内にトリミングルームを新設して、今あるペットホテルと併せて総合的な施設にしていきたいです。シャンプーやカットをしている時に、偶然皮膚の病気が見つかることもあります。そうした場合にすぐに診断・治療ができるのは大きなメリットだと思っています。今後は、ご家族向けの院内セミナーやわんちゃんのしつけ教室を定期的に開催するなど、病院への要望に応じて柔軟性に対応できる動物病院にしていきたいです。

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