動物病院・獣医を探すなら動物病院ドクターズ・ファイル

動物病院・獣医を探すなら動物病院ドクターズ・ファイル。
獣医の診療方針や人柄を独自取材で紹介。好みの条件で検索!
街の頼れる獣医さん 920 人、動物病院 9,796 件掲載中!(2024年04月28日現在)

須藤 隆伸 院長の独自取材記事

ひなた動物病院

(春日部市/春日部駅)

最終更新日: 2023/01/22

埼玉県春日部市南にある「ひなた動物病院」は、地元のファミリーに愛される地域密着の動物病院だ。診療にあたるのは、院長の須藤隆伸先生。親しみやすく気さくな人柄が魅力の獣医師だ。麻布大学獣医学部を卒業後、2013年に開業。犬・猫・小動物に対して幅広い治療を行う他、皮膚アレルギー治療にも力を入れ、動物にも飼い主にも負担がかからないやさしい治療方法を日々追求している。「飼い主さんの想いに寄り添った診療を心がけている」と話す須藤院長に、診療方針や動物への接し方、プライベートのことなどたっぷりと聞いた。 (取材日2016年7月19日)

愛着のある埼玉で開業。アットホームな動物病院

こちらではどのような動物の治療をしていますか?

当院では、犬、猫および小動物、ウサギ・フェレット・モルモット・ハムスター・インコなどの診療に対応しており、さまざまな症状・疾患で来院されます。また、この地域はチワワなどの小型犬が多いので、関節の病気を診ることもけっこうあります。飼い主さんの多くはファミリー。圧倒的にご近所さんが多いですね。お父さんとお母さん、お子さんの家族みんなで、動物を連れていらっしゃいます。たまに病気じゃなくて散歩の途中で顔を見せに来てくれたり、お菓子や家庭菜園の野菜を持ってきてくれたりして、皆さんあったかい方たちばかりです。お友達感覚で接してくれてうれしいですね。そういうアットホームなところが、この地域の良いところだと思います。

診療方針を教えてください。

私の師匠でもある、埼玉県の動物病院の先生の教えでもあるのですが、「飼い主さんが本当に満足できる治療」をめざしています。飼い主さんによって動物への思い入れは違うので、どういう想いで動物を連れてきているのか、どういう治療を望んでいるのかといったことを飼い主さんの言動などから見極めるようにしています。また、一つの治療を提案するだけではなく、いくつか治療の選択肢を設けて飼い主さんに判断してもらえるようにしています。どんなに良い治療をしても飼い主さんに疑問や不満を残してしまったら、せっかく治っても喜んでもらえませんし、当院としてもうれしくありません。お互い納得した形で治療を進められるよう飼い主さんに合った方法を見極めて、本当に満足できる治療を提供したいと思っています。

院内のこだわりはありますか。

まず、入りやすいところにしたいというのがあります。中が全く見えないと入りにくいかなと思うので、入口の横に大きな窓をつけました。それから、高齢の子や足腰の悪い子が階段を登らなくてもすむようにスロープもつけました。病院名の「ひなた」というのをとくにイメージしてつくったのは待合室と診察室で、明るめの色にして、来てくれた子たちが緊張せず和んでくれたらいいなと思っています。あと、開院のときにいろいろな人からお祝いでいただいた植木がどんどん育って大きくなっているので待合室と診察室の奥にもおいてあります。

飼い主が本当に満足できる治療をめざして

診療する上で気を付けていることを教えてください。

もちろん触診・視診といった診療をきちんと行い診断しますが、動物を一番見ているのは飼い主さんですから、飼い主さんからの情報も大切にしています。診察時に飼い主さんがすべてを話してくれるとは限りませんので、こちらから必要な情報をきちんと聞き取るようにしています。物を言わない動物の病状を見極めるためには、飼い主さんとどうコミュニケーションを取るか、いかに話を聞いていくかということが大事ですね。これは、勤めていたみさと動物病院で教わったこと。勤務していた当時の教えを忠実に従っています。

動物と接する上で心がけていることは何ですか?

どんな動物も最初は怖がっているし不安が強いので、急に処置を始めることはせず、やさしく声をかけたり撫でたりしてリラックスさせるようにしています。診療室に入ってくる時も「おいでおいで」と手を広げて迎え、診察という雰囲気を与えないようにします。飼い主さんへの病状説明の時は真面目モードになりますが、それ以外はできるだけリラックスできる雰囲気づくりを心がけていますね。動物病院って動物にとって来たくない場所だと思うんですが、当院に来る動物は割と病院好きな子が多いんです。当院の周りがお散歩コースということもあって、当院の前を通ると中に入ってきて私の元に駆け寄ってきてくれます。飼い主さんも「先生大好きなのよね」って(笑)。

2013年に開業されたとのことですが、開業のきっかけを教えてください。

埼玉県の動物病院に10年ちょっと勤めた後、開業を決めました。獣医師として経験を積むと「こんな治療をやりたい」「もっとこうしたい」という自分の理想の診療というものが出てきます。しかし、動物病院にはそれぞれ病院のカラーや方針というものがあるので、自分の理想の診療を求めるなら勤めるよりも開業したほうが良いと思ったんです。私は大宮出身で埼玉で生まれ育ったので、開業するなら埼玉で、と考えていました。勤務医時代も三郷にいましたし、結婚後も越谷に住んでいたので愛着もあります。なので、開業地を埼玉県内で探し、縁あってこの地で開業することになりました。

一つひとつの出会いを大切に。中身の濃い診療を

獣医師を志したきっかけについてお聞かせください。

幼い頃から犬を飼っていたのですが、その犬がフィラリアにかかってしまったんです。苦しそうな姿や、日に日に悪くなっていくのを目の当たりにして。でも、自分には病院に連れていくしかできませんでした。当時、家族みんなが犬を飼うのは初めてで、あまり知識がなかったんです。「かわいそう。悪いことをしたな」と後悔しました。その体験が衝撃的過ぎてしばらく動物を飼うことができなかったんですが、中学生の時に同じ犬種のシェルティを飼い始めました。そこからは犬の病気を猛勉強してすごく詳しくなって。もう趣味の一つになっていましたね(笑)。あと、かかりつけの動物病院で、避妊手術を見せてもらう体験もして、その時「獣医師ってすごいんだな」と思いました。本格的に獣医師をめざすことを決めたのは、高校三年生。他の選択肢もありましたが、真剣に考えて獣医師をめざすことに決めました。

休日はどのように過ごされていますか。

休日は5歳の娘と一緒に過ごします。人形遊びもしますし、いろんなところに連れていったりもします。今はもう、本当に子どもと一緒にいるのが楽しいですし、リフレッシュできますね。元々すごく子供好きというわけではなかったんですが、娘が生まれてからは完全にスイッチが切り替わりました(笑)。子供も動物が好きで、家では猫を3匹飼っているんです。そのうち1匹は私が大学時代から飼っているので、もう15年以上一緒に暮らしています。年月が長い分、愛情も深くなりますね。

最後に、今後の展望をお願いします。

当院は今年で3年目を迎え、おかげさまで患者さんも日々増えてきています。現状、動物看護士1名の少ないスタッフで診療しているので、今後は人を増やしてスムーズに診療できる体制を整えていきたいです。できる限りお待たせしないようにしたい、常に受付に人がいる状態にしたいと考えています。病院自体が大きくなりすぎると、飼い主さんや動物と距離ができてしまうので、規模を大きくするということは考えていません。今後も身近な動物病院として親しんでもらえるよう、中身の濃い診療をしていきたいと思っています。一人ひとりの飼い主さんと接するのが好きなので、飼い主さんとの関係性も大事にしていきたいですね。

動物病院ドクターズ・ファイルは、首都圏を中心としてエリア拡大中の獣医師・動物病院情報サイト。
路線・駅・行政区だけでなく、診療可能な動物からも検索できることが特徴的。
獣医師の診療方針や診療に対する想いを取材し記事として発信し、
ペットも大切な家族として健康管理を行うユーザーをサポートしています。

掲載情報について

掲載している各種情報は、株式会社ギミック、または株式会社ウェルネスが調査した情報をもとにしています。
出来るだけ正確な情報掲載に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
掲載されている医療機関へ受診を希望される場合は、事前に必ず該当の医療機関に直接ご確認ください。
当サービスによって生じた損害について、株式会社ギミック、および株式会社ウェルネスではその賠償の責任を一切負わないものとします。
情報に誤りがある場合には、お手数ですがお問い合わせフォームより編集部までご連絡をいただけますようお願いいたします。

TOP