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大和 裕 院長の独自取材記事

やまと動物病院

(北葛飾郡杉戸町/杉戸高野台駅)

最終更新日: 2023/01/22

東武日光線・杉戸高野台駅西口から遊歩道を歩くこと5分、通り沿い右手に佇むのが「やまと動物病院」だ。同院は犬と猫が診療対象。大和裕院長はとても親しみやすい人柄で、質問には実直に丁寧に答える姿が印象的。「個人病院なので、2人の獣看護師のサポートのもと頑張っている」と話す。散歩中の犬がガラスドアの外から院内をのぞくなど、すでに地域には親しまれた動物病院となっているようだ。特に動物は人間以上に臭いに敏感だからと、院内は掃除が行き届いているのも好印象だった。 (取材日2016年11月9日)

長生きする高齢犬のサポートができるクリニック

開院以来10年近く経ちますが、改めてこの地に開院された理由から伺います。

自分たちが住みたいと思える場所で病院を開設したかったんです。いろいろと探した結果、この地で動物病院用地という都市再開発の計画があり、実際訪れてみると駅前から公園まで続く遊歩道、緑も多く静かな環境で、まるで軽井沢のようなきれいな街並みだなと感じました。私自身この場所に住みたいなと思い開院を決めました。また、ワンちゃんを飼われているお宅が比較的多い地域でして、朝夕には、医院の前はワンちゃんたちの格好の散歩道となっています。開院後、飼い主さんに「散歩道沿いだから助かるわ」と言われましたね。

診療対象は犬と猫ですが、その比率は?

いまはおおよそ6対4くらいの割合でワンちゃんが多いです。ワンちゃんは室内飼いができる小型犬が主体ですが、ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーなどの大型犬もこの数年また増えてきました。開業前に勤めていたさいたま市の病院では10歳前後から弱ってくる子が多かったのですが、この地域の大型犬はけっこう長生きで、15歳を超えるような子も結構います。やはり大型犬にとっても住み良い環境なのでしょうね。また最近ネコちゃんブームといわれていますが、実際ネコちゃんを飼う方が以前よりもかなり増えてきましたね。

診療において大切にされていることは何でしょうか。

まずは病気にならないことが一番です。そのため、普段から体調管理に気を付けていただきたいですね。そのうえで、診療においては、症状やその治療法、処方薬、今後の説明などを飼い主さんにできるだけわかりやすくお伝えするようにしています。例えば伝染病の予防ワクチンにもさまざまな種類があります。例えばアウトドアな子やほとんど外出しない子では予防法も変わってきますので、それぞれの家庭の生活スタイルに合わせて選んでいただくのがいいと考えています。一方、ペットの世界の高齢化に伴って増えているのが歯や腰、関節を悪くして来院するケース。あとは季節性のものも多く、急に寒くなってくると下痢や嘔吐、ねこちゃんの膀胱炎等が増えてきますね。今後気を付けるべき病気のことを知っていただくと、その病気の予防が可能になったり、たとえ病気になってしまっても素早い対応ができたりすると思います。

安心できるよう診療・手術は可能な限り透明化

丁寧な説明を心がける理由を教えてください。

もし自分が飼い主だったら、どんな状態でどうしなければいけないのかがわからないと不安だと思うんです。手術でも途中経過がわからず、ただ退院時に「無事に終わりました」では、その間、飼い主さんは安心できないですよね。そのため当院では病気について可能な限り書面をお渡しして説明し、術後に電話で状況を報告するようにしています。また術前、術後の患部の写真などを使って、「ここがこのようになっていたので、このように手術しました。」などと説明しています。入院中は、可能なら面会をしていただきますが、特にワンちゃんは飼い主さんに会うとその後の入院中ずっと興奮してしまう子がいます。その時はワンちゃんに気付かれないように入院室を覗いていただいたり、「いまこんな状態で、食欲もありますよ」とか「落ち着いて寝ていますよ」と状況をお知らせするようにして、治療経過や可能な限りの情報を伝えられるようにしています。

高齢化したペットには、どのような診療で臨まれていますか?

ペットの世界も高齢化がすすんでおりどうしても寝たきりになる子や、認知症を患う子もいます。介護が必要な状況になると特に大型犬だと飼い主さんの生活が一変することがあります。そのときになって初めて何も準備してないと戸惑う飼い主さんも多くいます。ある程度の年齢になった子の飼い主さんには、今後起こりうる症状やお世話について、あらかじめお伝えし、心の準備をはじめていただくことが大切だと思います。お世話に疲れたり、残念ながらペットが亡くなった際の飼い主さんの精神面のケアも大切な仕事と考えています。

先生ご自身の経歴についても教えてください。

私は島根県の大社町(現出雲市)出身で出雲大社の門前町で生まれ育ちました。北里大学で獣医学を学び、その後埼玉県内の2つの動物病院で働かせていただきました。開業してからは埼玉県獣医師会に加入し、同会に所属する先生方には獣医学に関することなどさまざまな相談にのっていただいています。専門性を高めた先生方もいらっしゃるので、そうした方々にご意見を伺い、もし高度な治療が必要であれば専門医のいる病院に紹介させていただいています。

散歩がてら気軽に立ち寄ってもらえる医院をめざす

休診日は木曜と日曜・祝日の午後だけで、体調管理も大変ですね。

実は休診日の木曜日も急患や入院の子の経過をみていたり、診療日にできない事務仕事をしたり、自分の子どもの世話をしたりと、なんだかんだ木曜日が一番疲れたりしますね(笑)。ただ健康管理には気を使っています。時間的に余裕があればランニングなどの運動をするようにしています。ランニングしているときは何も考えずにいられるので、ストレス解消になっていますよ。また周辺のマラソン大会にはスタッフと一緒に(ほぼ強制的に)参加しています。

ところで貴院では、ペットの絵を描いてもらえるとか?

ええ、当院には現在、イラストの勉強をした動物看護師がいて、飼われているワンちゃんや猫ちゃんのイラストを飼い主さんの要望にあわせて描いています。忙しい医療業務の合間をぬって製作しますので完成までに1ヵ月以上はかかることもあるのですが、さまざまなタッチの描き分けができますので飼い主さんにも好評ですよ。気に入ったからと毎年ペットの絵を注文される方もいるくらいです。

地域の皆さんへのメッセージをお願いします。

どんな病気でも早期に見つけることが大切です。来院していただければ体重を計ったり、全身に異常がないかをチェックすることができるので、散歩の途中にでも気軽に立ち寄ってください。また寄っていただければ、流行りの病気や寄生虫、事故などの注意もできますしね。獣医師として専門性を高めることはもちろんですが、私自身は幅広くこの地域のワンちゃん猫ちゃんのさまざまな相談に乗り、仕事を通じてこの地域に貢献したいと考えています。あと現在地域の活性化をめざしてドッグランを作ろうというプランの相談を受けました。個人的にはそのドッグランを飼い主さんがワンちゃんと同行避難できる場所にしたいと考えています。そのような計画にも寄与しつつ、この地域でこれからもペットと住民が、健康で、幸せに過ごせる社会をつくるお手伝いをしていきたいと考えています。

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