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佐々木 珠恵 院長の独自取材記事

ペテモ動物病院 キテラプラザ青葉台

(横浜市青葉区/青葉台駅)

最終更新日: 2025/06/13

「動物たちにとって、動物病院が好きな場所になってほしい」。そう明るい笑顔で語るのは「ペテモ動物病院 キテラプラザ青葉台」の佐々木珠恵院長だ。穏やかでフランクな話し方から、何でも気軽に相談しやすい雰囲気が伝わってくる。そんな佐々木院長は地域のホームドクターとして幅広い症状に対応。特に予防医療に力を注いでいるという。また動物と飼い主、双方のQOL(生活の質)を重視した診療姿勢で、長年この地域の獣医療を支えている。今後は高齢動物の緩和ケアや子犬・子猫のフォロー体制強化といった取り組みにもより尽力したいと話す佐々木院長に、同院が提供している動物と飼い主がともに幸せに暮らすためのサポートについて話を聞いた。(取材日2025年5月28日)

動物への愛情が導いた獣医師の道

まず、佐々木院長が獣医師を志したきっかけをお聞かせください。

小学生の頃にはすでに獣医師になりたいと思っていました。そう思うようになった理由として、常に犬や猫、セキセイインコ、ウサギなどさまざまな動物がいる環境で育ったことが大きいですね。また叔父が獣医師だったことも影響しています。叔父から「獣医師はいろいろな仕事ができるんだよ」「私は臨床獣医師ではないけれど、臨床が一番楽しいと思うよ」と聞かされていました。そんな話を聞いているうちに、動物が好きだった私は自然と自分も獣医師になるものだと強く思っていましたね。それから年月を重ねても、獣医師以外の道を考えることはありませんでした。

そうして一心に獣医師の道を歩まれてきたのですね。

日本大学生物資源科学部獣医学科を卒業した後、町田市や横浜市にある動物病院で経験を重ねました。その後当院に来て、現在まで診療を続けています。在籍したばかりの頃は他の獣医師が院長を勤めていたのですが、その方が退職されたタイミングから院長を任されることになりました。この青葉台で長く診療を続けられているのは、たくさんの動物と飼い主さんたちに支えられているからだと感じています。皆さん本当にいい方ばかりで、ホームドクターとして頼りにしていただけていることがありがたいですね。

こちらの動物病院の特徴について教えてください。

当院は一次診療施設として、体調不良や食欲不振などに対する一般診療、避妊・去勢をはじめとする一般的な手術、ワクチン接種やペットドックといった予防医療と幅広く対応しています。その中でも特に予防医療に力を入れています。動物は言葉で不調を訴えることができないからこそ、こまめに状態を診させていただき、いち早く変化に気がつけるようにしたいと思ってのことです。元気な子ほど受診の機会が少ないため、高齢になってからの初めてのペットドックで問題が見つかることも少なくありません。病気によっては早期発見ができれば根治をめざせることもあるので、これからも予防医療を重視した診療をお届けしていきます。より専門的な検査・治療が必要だと判断した際は、飼い主さんの希望をお聞きしながら、近隣の二次診療施設につなげますのでご安心ください。

動物と飼い主、双方に寄り添う優しい診療を提供

診療で大切にされていることはありますか?

動物たちにとって、動物病院が好きな場所になってもらえるように努めています。そこで当院では、動物が感じる恐怖や不安、緊張といったものを取り除く「Fear Free」という考え方を取り入れています。例えばおやつを常に用意しておいて、受診された際におやつをあげています。おやつをきっかけに、動物病院に行くのが楽しみになるようにと考えてのことです。動物と飼い主さんには、いつでも何度でも、気軽に当院に来てほしいと思っています。散歩のついでやあいさつだけでもうれしいです。動物病院に慣れることで、具合が悪くなったときも落ち着いて院内で過ごせますし、検査や治療も行いやすくなります。

治療方針を決める際に重視されていることは何ですか?

動物や飼い主さんのQOLが保てるかどうかを最も重視しています。医療に「正解」はないという考えから、検査や治療を提案する際は「これを絶対にやるべき」とこちらの考えを押しつけるようなことはしません。必ず飼い主さんの考えや希望に沿って、一緒に治療方針を決めることを大切にしています。また、理想だけを追いかけるのではなく、現実を見据えた上で、動物と飼い主さんにとって良い治療方針を考えることも大事にしています。ストイックにやろうとすると費用や時間などの負担が増え、飼い主さんが疲れてしまうこともありますよね。無理せずできる範囲で進めていくことが大切だと考えています。

院内のデザインからも、動物と飼い主さんへの思いが伝わってきます。

2025年5月に移転リニューアルした院内は、待合室や診療室が犬用と猫用でスペースを分けているのが大きな特徴です。猫用スペースには猫が落ち着きやすくなるようにフェロモン製剤を散布しているので、他の動物の姿が見えたりにおいが近かったりすると緊張しやすい子でも、安心して受診していただけるでしょう。また診察台には滑りにくいマットを敷くなど、細かな点にも気を配っています。立地面では青葉台駅から徒歩5分で、駐車場完備の商業施設内にあるため、徒歩・電車・車とさまざまな交通手段で来ていただけます。また同じ商業施設内には同じ系列のトリミングサロンもあります。もちろん連携をしており、高齢であることや持病があるといったことから通常だと断られがちな動物のトリミングも獣医療の立場からサポートさせていただいています。

スタッフ一丸となり、地域のニーズに応えていく

スタッフの方々についても教えてください。

10年以上勤めてくれているスタッフもいるなど、当院には私の考えを深く理解しているスタッフが多く在籍しています。私が忙しく対応までに時間がかかってしまいそうなときは、スタッフが代わりに応じてくれるので、スムーズな診療につながっておりとても助かっています。また動物たちの性格については、保定をする機会が多いスタッフのほうが詳しいこともあるんですよ。「この子はここを触られるのが苦手」「こうすると喜ぶ」といった細かな特徴まで把握してくれているんです。

今後力を入れていきたいことはありますか?

子犬や子猫に対するフォロー体制をより強固にしていきたいです。最近子犬や子猫をお迎えした方や1歳未満の子の飼い主さんに対しては、社会化の観点から月に1度は受診していただくようにお声がけしています。動物病院に来るだけでさまざまな人や音、においなど、新しい経験ができますからね。他にも、私は動物のしつけについて専門的に学んでいた経験があるので、その知識・経験を生かしてしつけ教室も始められたらと思っています。また最近は動物も高齢化が進んでいることから、高齢動物に対する緩和ケアにもより注力したいですね。ある飼い主さんは「今までいっぱい動物から幸せをもらったから、今度は私がお返しする番。介護はつらくない」とおっしゃっていましたが、やはり疲れてしまう日はあるようで……。そんなときに負担を分け合えるような存在になりたいと考えています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

飼い主さんの勘は侮れないものです。「何かおかしい気がする」「いつもと違う気がする」という予感は、実は当たっていることが非常に多いと感じます。ですから、ちょっとした不安や予感があるときは放置せず、ぜひ相談に来ていただきたいと思います。検査すると実際に異常が見つかることもありますし、何も問題がなくても安心につながりますからね。当院は優しさに満ちあふれた動物病院にしたいと考えています。動物にも飼い主さんにも、そしてスタッフにも優しさを持って接することがコンセプトです。家族の一員である動物が健やかに過ごせるよう、精一杯サポートしていきたいと思っています。

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