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吉澤 宙輝 院長の独自取材記事

いぶき動物病院

(市川市/菅野駅)

最終更新日: 2023/01/22

明るいクリーム色の一戸建てに、かわいらしいイラストの看板が目印の「いぶき動物病院」。吉澤宙輝(ひろき)院長が、緊張せずに訪れられる雰囲気づくりにこだわり、太陽がたっぷりと降り注ぐ院内はとても明るく、開放感がある。また床や壁はとても奇麗で清潔感が感じられる。待合室には犬用のおやつや、飼い主用のコーヒーが用意されているので、散歩のついでに寄って行く人もいるという。優しく穏やかに話す吉澤院長は、子どもの頃から動物や昆虫が好きで、テレビでよく観た動物王国をつくった人物の姿に憧れていたそう。ジム通いと家庭菜園が趣味だという吉澤院長を訪ねた。 (取材日2017年1月12日)

動物番組の影響で動物好きになり、獣医師の道へ

獣医を志されたきっかけは何だったのでしょうか?

実は子どもの頃、よくテレビで番組が放送されていた動物王国で動物と共生する方が大好きでした。当時はマンション暮らしでペットが飼えなかったため、動物に対する憧れもあったのだと思います。動物、昆虫が好きな少年でしたね。子どもの頃は獣医師になろうとまでは考えていませんでしたが、実際に受験生になったときに意識しました。なんとか届きそうな成績だったので、受験することにしました。父親も獣医師をしていますが、公務員のため、全く開業医とは性質が違うのですが、やはり影響はあったかもしれません。出身は船橋市ですが、北海道で6年間の学生生活を送ることになりました。

開業の経緯について教えてください。

北海道酪農大学を卒業後、千葉県松戸市の動物病院で勤務経験を経て、2006年に当院を開院しました。もともと動物病院は開業医が中心ですので、勤務医時代から、ゆくゆくは開業を考えていました。現在は開業8年目になりますが、予備校時代の仲間も多く、今でも頻繁に集まり治療方法などについていろいろな情報交換をしています。この場所はもともと祖母の家があった場所で、周辺は戸建てが多いエリアですね。医院の2階部分が住居になっています。

どのような患者層が多いのでしょうか?

昔から住んでいる地域の方が中心です。飼い主さんの年齢層では、50~60歳代の方が多いですね。ほとんどがクチコミですが、たまたま前を通りかかって来られる方もおられます。割合で言うと7割が猫ちゃんですね。ワンちゃんは小型犬・中型犬が多いです。またボランティアで野良猫の避妊や去勢手術も行っています。採血から会計、薬の処方などもほとんど一人でこなしていますが、忙しいときには妻に手伝ってもらうこともありますね。採血では飼い主の方に押さえてもらいながら、痛くないように配慮して行いますが、柴犬やチワワは怖がることが多いですね。またしつけについてのお話しをすることもありますが、こうしたほうが良いなどの押し付けはしていません。

飼い主とのより良いコミュニケーションが獣医療の要

最近増えている症状などはありますか?

冬場に多い症状は、消化器系の不調ですね。下痢や食欲不振などが多いのではないでしょうか。特に年末年始など、普段見慣れない人の出入りが多くてストレスにつながったり、普段食べないようなものを与えられたりすることが原因の場合もあります。かかりつけのワンちゃんや猫ちゃんがどうしても来院が難しいような場合に限り、往診の対応も行っています。また入院設備もあります。24時間制ではありませんが、かかりつけのワンちゃんや猫ちゃんが緊急で時間外診療が必要になった場合は、可能な範囲で対応しています。

診察にあたって、どのようなことを心がけておられますか?

足を運びやすく、些細なことでも来ていただきやすい雰囲気にしたかったので、外観・内装を含め、緊張しないような空間づくりを心がけました。散歩のついでにドアの前までふらっと来てくれるワンちゃんもいますね。さらに聞きたいことはすべて聞いていただけるように、話しやすい雰囲気づくりも大切にしています。特に初診の場合は、より時間をかけてお話しをするようにしています。やはり始めのうちはあまりお話しされない方もおられますので、コミュニケーションを最も重要視しています。また検査などが必要な場合も、料金についてもきちんと確認を取りながら進めています。あとは、病気を見逃さないように、慎重に観察することです。飼い主の方の言葉からも原因を探るため、とにかくお話しはよく聞くようにしています。食欲がないと来られて、お腹を触ってみると腫瘍があったというケースもありました。

ほかに、注意していることなどはありますか?

動物の様子を見ながら、慎重に、そして無理をしないようにということです。どうしても注射に向かない動物の場合には、飲み薬で対応するなど、それぞれに合わせて対応しています。無理に押さえつけて注射をするよりも、そのほうが飼い主の方も安心されます。また手術が必要な場合には、必ずご家族全員の意見が一致した場合にのみ行うことにしています。避妊や去勢の手術の場合でもそうです。万が一何かあった場合に、家庭内トラブルにもつながりかねませんので。そして、検査を望まれない方も多いため、飼い主の方とよく話をして、治療だけにする場合もあります。何よりも飼い主の方に理解していただくことが大切だと考えていますので、いくら病気がよくなっても、飼い主の方が治療に納得されていないと意味がないと思います。難しい手術の場合は大病院をご紹介しますが、手術だけに限らず、さまざまな選択肢を示し、治療法を選択いただけるようにもしています。

いつもと何か違うと感じたら、放置せずに電話で相談を

飼い主の方に対して、特に注意をしてほしいことなどはありますか?

飼い主の方には、いつもと様子が違うなど何か気になる症状があったら「これぐらい大丈夫」と放置せず、電話でも構いませんので、聞いていただければと思います。飼い主さん同士の情報交換のみで、誤情報をうのみにしてしまったというケースもあります。また薬の使い方などについて、インターネットの情報を参考にされる方もおられますが、インターネット上の内容は全てが正しいとは限りませんので、十分に気を付けてください。最終的には検査をしないと病名が確定しないこともありますが、何かおかしいと感じたら躊躇せずに行動していただければと思います。

お忙しい毎日の中で、どのようにリフレッシュされていますか?

健康管理も兼ねて、ジムに通っています。筋トレのマシンや、バイクなどを使うことが多いですね。腰が痛いので、無理のないように1回1時間半ぐらい汗を流しています。また家の裏庭で家庭菜園をしています。子どもがもらってきたミニトマトの苗がきっかけで、3~4年前から始めました。子どもと一緒に、今度は何を植えるかなどの相談もしています。やはり収穫できるとうれしいですね。子どもは小学4年生の女の子と、年長の男の子ですが、お風呂と歯磨き、寝かしつけは私の仕事なんです。

今後の展望、読者へのメッセージをお願いします。

今後の展望としては、医院の規模をこれ以上拡大したいなどとは考えておらず、今後も地域密着で、近隣の方に信頼していただけるような医院をめざしていきたいですね。どんな些細なことでも構いませんので、気になることは何でも聞いていただければお答えします。またお気軽にお越しいただきたいと思っておりますので、体重を計るだけに来ていただいても構いません。注射などの治療を何もしないで帰ることで、動物も安心しますので。やはり「動物病院に行く=注射をする」と思い込んでしまうと、動物もなかなか行きたがらないということにもつながります。また当院では動物用のおやつやサプリメントなども販売しておりますので、ちょっとしたご褒美として活用してみてはいかがでしょうか。

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