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植野 孝志 院長の独自取材記事

横浜南どうぶつ病院

(横浜市南区/阪東橋駅)

最終更新日: 2023/01/22

阪東橋駅から徒歩約8分。商店街の入り口近くで2017年12月に開院したばかりの「横浜南どうぶつ病院」。新規開業にもかかわらず、多くの飼い主と動物が訪れ、近隣住民には頼もしい、犬と猫専門の動物病院だ。院長の植野孝志先生は内科・外科全般の診療を行っている。適切な検査によって的確に診断し、適切な治療ができる病院をめざし、検査機器もこだわってそろえている。「仕事がすごく楽しいので、自分の時間がなくなるのは苦ではない」と土日や夜間の診療も厭わない植野先生に、医療に対する思いについてじっくり聞いた。 (取材日2017年12月14日)

適切な検査、的確な診断、治療で答えが出せる病院に

開業にあたり、この場所を選ばれたのはなぜですか?

まず一つに都内の実家で飼っている犬を診察したいというのがあり、その診察圏内で都内や横浜市内をいろいろ調べていた時に偶然この地を見つけました。大家さんにお会いしたら、私にとても良くしてくださり、ここに決める前から近隣の方に動物病院ができると広めてくださったり。とても優しい方で、そのことも決め手になりました。もともとここでお店を開いていらっしゃったのでお知り合いも多いみたいで、お花もたくさんいただきました。また、この近辺を歩くとワンちゃんとすれ違う機会が圧倒的に多かったんですね。商店街や近くの公園でも散歩されていますので、必要としてくださる方が多いのではと考えました。

どのような診療をしていきたいとお考えですか?

飼い主さまたちは、何か普段と違うことを感じ取って、不安な気持ちで診療に訪れてくださいます。ですので、的確な診断ができるよう、しっかりと細部まで診るようにしています。内科の疾患については、すべて診断できるようにきちんと確定診断をして飼い主さまに説明し、心のつかえがとれるような診療をしたいと考えています。また、診断ができればしっかりと症状に適した治療につながると考えています。そういった意味でも、答えが出せる病院でありたいですね。

先生が特に学ばれていることはありますか?

血液病学と超音波診断学に特に関心がありますね。血液病学というのは、顕微鏡下で血液形態を観察し、そこから疾患を検討していく学問です。血液疾患は獣医大学に附属するような動物病院などに紹介されることが多いため、血液病学に関心のある一般開業医は比較的めずらしいかもしれませんね。当院では内科・外科ともに対応していますが、幅広い分野を学ぶことで適切な診断と治療につなげていきたいと考えています。そうしたことで、動物たちの健康の手助けになることが獣医師としてのやりがいにつながっています。

設備もかなりこだわってそろえていらっしゃるそうですね。

目標として、最終的に地域の中核となる動物病院をつくりたいと考えています。一般の動物病院でも設備としっかりとした知識、技術があればできる検査や治療の幅はかなり広がります。そのために、設備も開院当初からそれなりのものを導入しました。また、私としても「設備があればできるのに」と思って、十分な治療ができない状況を避けたかったからです。設備投資には費用もかかりますが、苦しんでいる動物たちが来た時になんとかしてあげたいと思いますし、自分の逃げ道を作りたくないという気持ちもあり、設備投資を決断したんです。

見てわかる診療をめざす

診察で心がけていることはありますか?

やはり飼い主さまが見てわかる診療がとても重要だと思います。中の様子が見えるように、ドアにガラスの部分を設けました。しかし、基本的には検査も処置もすべて飼い主さまの前でするようにしています。健康診断として行っている超音波検査も見ていただき、説明しながら行っています。超音波だけでなく、レントゲンや写真もすべてモニターに映して、飼い主さまに見える診察を心がけていますね。診察はまずは触診からかなりしっかりとやっていきます。あとはできる限り検査をする前に、検査の趣旨をお伝えしてから健診項目を提案していくという形にしています。飼い主さまにも安心して臨んでほしいですからね。

年末年始や土日祝日も通常通り診察され、夜間診療にも午前0時まで対応されるそうですね。

本当はずっと診療していたいのですが、獣医師一人なので火曜日だけはお休みにさせてもらいました。何より仕事をしているのが大好きなので、自分の時間がなくなるのは苦ではないんです。動物を診て、診断して治療するのがすごくやりがいを感じるんですよね。自分の力で診断できる喜びがあり、飼い主さまにも喜んでもらえることに幸せを感じます。

気分転換などはどうされているのですか?

息抜きは、飼っている犬の散歩ですね。トイプードルの11歳の男の子で、最近は横浜港付近のお散歩がマイブームです。ほかにも、体を動かしたり、山登りとかも好きですけれど、今は仕事にほとんど時間を割いているので、自分の時間というのはほとんどないですね。とにかく仕事がすごく好きなので(笑)。

ストイックに大好きな獣医師の仕事に打ち込む

先生が獣医師をめざしたきっかけを教えてください。

最初は野生動物や動物園の動物に興味があったのですが、実家で飼っている犬が高齢になってきて、自分で飼っている動物は自分で診てあげたいと思うようになり方向転換をして、北海道にある酪農学園大学獣医学部に入り、そこで獣医学科を卒業しました。

北海道での大学生活はいかがでしたか?

早朝大学に行って勉強し、深夜まで大学にいるという生活でしたが、窓を見ると野生のリスが走っていたり、結構野生動物が来るんです。今思いかえしても、北海道での生活は一番興味深かったですね。子どもの頃から草原にいる虫や石の下にいる虫、川にいる生き物を見ていることが好きで、生き物や自然が大好きでしたから、すごく癒やされるというか楽しかったですね。ちなみに、病院の内装に緑を取り入れたのも自然が好きだからです。札幌で開業することも考えていたのですが、獣医師になるきっかけとなった飼い犬が学生時代に亡くなってしまい、2代目の子も高齢になっているので、その子は自分で診たいと思って帰って来ました。

今後の目標を教えてください。

開業は獣医学部を受ける時から考えていました。基本的にストイックな獣医師が好きです。世の中の著名な先生方はいつ寝ているんだろうという先生ばかりで、自分もできる限りそういった先生たちに近づけるように頑張っていきたいです。まずはこの病院をしっかり知っていただいて、5年後くらいに獣医師3~4人が一緒に勤務できるようなレベルにもっていきたいと考えています。そして10年後くらいには地域の中核的存在の動物病院になれるようにしたいと思います。目標がないとぶれてしまいますし、自分に甘えたくないというのもありますね。

最後に飼い主さんへのメッセージをお願いします。

動きが鈍かったり、今まで食べていたものを食べなくなるといったことがあれば、とにかく様子を見ないで、すぐに病院にお越しいただきたいです。猫ちゃんなんかは特に状態が悪くなった時は末期なことも多いので、早期診断、早期治療が鉄則と思っています。僕は残念なことに童顔で実際の年齢よりも若く見られることが多く、貫禄がないとよく言われます。最初の病院の院長先生に「損する顔だね」と言われましたし、「経験のある先生にしてください」と言われたこともあったり(笑)。しかし、医療に対しては誠意を持って、安心で確実な治療を施せるよう、常に努めています。ですので、まずは気軽になんでもご相談いただければと思いますね。

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