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自主的な取り組みでチーム力をアップ スタッフが魅力の動物病院
神戸西動物医療センター
(神戸市垂水区/垂水駅)
最終更新日: 2024/03/13
神戸市垂水区つつじが丘にある「神戸西動物医療センター」。長年地域に根差し、包括的な動物診療を行ってきた動物病院だ。一般診療から先進的な治療まで提供し、トリミングやペットホテルといったサービスにも幅広く取り組んでいる。スタッフ全員がホスピタリティーと親しみやすさを大切にし、通院に対するハードルを下げ、地域の動物たちの健康維持やQOL(生活の質)の改善に貢献してきた。「上も下も関係なく、みんながワンチームという思いで診療に取り組んでいます」と話すのは院長の小森芳昭先生。今回は小森院長や愛玩動物看護師の網本翔太さん、阪本里奈子さん、高見さくらさんに、同院の診療体制や環境づくりで心がけていることなどについて聞いた。※高見さくらさんの「高」は、はしご高が正式な漢字です。(取材日2024年2月20日)
目次
「動物目線に立つ」という共通認識のもと、個々が主体的に取り組み、満足してもらえる医療の提供をめざす
Q.こちらの動物病院の雰囲気を教えてください。
A.【阪本さん】大きな病院だと縦割りのイメージがあったのですが、当院は職種や年齢に関係なく仲が良いですね。当院では、飼い主さんに病状などを伺って獣医師に伝えるのは愛玩動物看護師の仕事なのですが、普段からコミュニケーションが取れているので情報伝達もしやすく、スムーズな診療につながっていると思います。 【高見さん】愛玩動物看護師が国家資格になったことで、採血やマイクロチップの挿入など、獣医師の指示のもと行える処置も増えました。不慣れなところは、みんなで教えてくださいます。 【網本さん】また、男性の愛玩動物看護師もいます。この業界は9割くらいが女性なので、女性ばかりの職場とはまた雰囲気が違いますね。▲より良い環境づくりを意識していると話す愛玩動物看護師たち
Q.スタッフさんが主体的に取り組みを行っているとか?
A.【高見さん】院内では、動物さんたちの健やかな暮らしをサポートするグッズも販売しています。そういった商品の導入はスタッフから提案することもあります。シャンプーや歯磨きなど、嫌がる猫ちゃんやワンちゃんも多いですよね。だからこそ、「これなら楽しい気分になってくれるかな」とか、「忙しい飼い主さんでも、できるかな」とか、ほかのスタッフとも相談しながら検討しています。また、グッズのPOPもスタッフが手作りしています。診察の待ち時間に読んでもらい、「歯磨きも人間と同じようにしないといけないのか」とか、「悩んでいたけど、こんな簡単な方法もあるのか」とか、新しい気づきや生活のヒントになればと取り組んでいます。▲動物の健やかな暮らしのサポートに注力していると話す高見さん
Q.愛玩動物看護師として、どのようなことを心がけていますか?
A.【阪本さん】丁寧で寄り添った対応を心がけています。ちょっとした気がかりや生活面でのアドバイスは、私たちがご相談を受けることもあります。例えば、お薬や食事の方法ならば、お薬はおやつに忍ばせて飲ませるとか、ご高齢の猫ちゃんワンちゃんのお食事はやわらかくしてからあげるとか、その猫ちゃんワンちゃんの個性や飼い主さんのライフスタイルなども考慮して提案するように心がけています。その時、適切にアドバイスできなかった場合にも、後でスタッフ間で相談し、必ず良い方向に導けるように全員で検討するように心がけています。またペットではなく、大切なご家族として、お声がけや言葉遣いにも気を配っています。▲ちょっとした気がかりなど気楽に相談してほしいと話す阪本さん
Q.神戸西動物医療センターのどんな点が良いところだと感じますか?
A.【網本さん】意見の通りやすさ、風通しの良さが、当院の良いところだと思います。例えば、私の場合には看護以外の仕事もさせてもらっています。細胞培養やトリミング、ワンちゃんのトレーニングなど、自主的にお願いしました。またそれらを学ぶためのセミナー費用はすべて動物病院が負担してくれています。職種の垣根を越えて、いろんなことを吸収できるので、やりがいにもつながっていますね。ただ医療を提供するだけでなく、動物に関することすべてが私たちの仕事というのが、当院の方針。これからも医療やサービスの幅を広げ、猫ちゃんワンちゃんと飼い主さんの楽しい生活全般をサポートしていければと思っています。▲動物に関することすべてが自分たちの仕事と話す網本さん
Q.院長はチームで働く上でどのような考え方を大切にしていますか?
A.【小森院長】当院では、動物の立場に立って、動物目線で対応することを大切にしています。その共通認識があることで、一つの大きな力にまとまることができています。また、スタッフのステップアップに対し前向きなサポートを行っています。一人ひとりのスタッフが主体的に考え、生き生きと働くことで、一つの強いチームになることができると考えているからです。当院では、毎月全員参加のランチミーティングを実施しています。1ヵ月のうちにあった失敗やご意見に対し、「どのように改善していくべきか」「適切な対応は何か」と、“自分ごと”と捉えて積極的な意見が出るのも、チームとしてまとまっているからだと思います。▲地域の動物たちの健康維持などに貢献する
動物病院からのメッセージ
小森芳昭院長
当院のスタッフはみんな、純粋に動物のことが好きな人ばかりです。ですので、人と接する時と同じように動物に話しかけたり、体を撫でて安心してもらえるようにしています。自然にそういったことができるのは、大切なご家族を預かっているという意識があるからでしょう。動物病院は、医療を提供するだけでなく、動物に関することなら何でも相談できることが重要です。親しみやすく、通いやすい場所であることが、動物たちの健康を支えることにもつながるからです。安心できる動物病院をお探しの方は、ぜひご相談ください。
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