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岡江 悠樹 院長の独自取材記事

21動物病院

(流山市/江戸川台駅)

最終更新日: 2023/01/22

流山街道沿いにある「21動物病院」は、2016年3月に開院。医院名の「21」は「ツーワン」。岡江悠樹院長が開業前に勤務していたクリニック「21動物病院 新目白通り院」のような心あたたまる動物病院にしたいという思いから、のれん分けしてもらったという。溌剌とした雰囲気の岡江先生は、芸術学部から獣医学部に転身した獣医界の異端児。「動物を幸せにしたい」「動物に関わる人も幸せにしたい」と並々ならぬ思いを抱き、診療に励んできた。犬や猫だけでなく、助けを求めている動物はすべて受け入れたいと語る岡江先生。獣医師をめざすきっかけになったエピソード、診療スタンスなど、話のすべてに、医療へかける熱意があふれていた。 (取材日2016年3月29日)

めざすのは人と動物どちらも幸せにできる獣医師

獣医師をめざしたきっかけを教えてください。

小さい頃から動物が好きで、動物と人の写真を撮りたいと思い、はじめは芸術学部の写真学科に入学しました。当時は、休みのたび世界各国を旅し、写真を撮るのが最高の楽しみ。特に動物と人の写真を撮るのが好きだったのですが、どの国に行っても人と動物の結びつきの強さには感動させられました。僕がよく行っていた東南アジア、中東、南米などの発展途上国であっても、それは変わりません。そんな中で、人と動物を助けられる仕事をしたいと思うようになり、獣医学部に入り直しました。写真で伝えられる命の大切さもあると思います。でも、もっと命に近い場所で人や動物と向き合い、力になれる人間でいたいと思ったんです。青年海外協力隊に入ることも考えましたが、やはり今は地域医療をしたい。リタイア後に入る協力隊もあるので、いずれそのグループに入ることを楽しみにしながら、経験を積み重ねていきたいです。

クリニック名の「21」は以前勤めていた病院からいただいたと聞きました。

はい。開業前に勤務していた「21動物病院 新目白通り院」には、院長・副院長に信頼を寄せる患者さんがたくさん集まっていました。そのクリニックのように地域から愛される動物病院にしたいと思ってお名前をいただいたんです。お二人は飼い主さんとのコミュニケーションを大切にしている方で、飼い主さんの目線で診療を考える先生。患者さんはみな笑顔で来院されますし、診療に対する満足度や信頼度がとても高かったんです。ひっきりなしに患者さんが訪れ、笑顔で帰っていく。当院もそんなあたたかな動物病院をめざしています。

明るくて入りやすい雰囲気のクリニックですね。

ありがとうございます。設計を考える時大切にしたのは、明るくオープンなイメージ。中で何が行われているかわからない建物は、誰だって入りづらいですよね。全面ガラス張りにすることで、初めて訪れる方でも入りやすいクリニックをめざしました。また、これまでの診療で飼い主さんからよく聞いたのは、「検査します」と言って動物が閉鎖された個室に連れていかれ、外から様子を見られないのが不安という声。一方で、新目白通り院では飼い主さんの目の前で検査し、治療していたので、「安心する」とよく言われました。当院が待合室から診察室に続くドアまでガラス張りにしたのは、待合室に座る次の飼い主さんにも安心していただくため。どんな時も、誰に見られても恥ずかしくない、嘘のない診療を心がけていたいという想いも込めています。

夜間診療、中医学、特殊犬治療。地域のニーズに応える

クリニックの特色を教えてください。

夜間診療も対応できるところです。夜は病院が閉まるのですが、お電話いただければ救急治療にも対応可能。24時間体制を敷いていますので、入院などで動物を預ける方も安心してご利用いただきたいです。また、当院では専門の獣医師による鍼灸漢方の外来を設けています。西洋医学のみでは対処しきれなかったり、年齢や体力的に手術や薬に耐え切れない動物に対しては、中医学の鍼や灸などを行うことで動物の生体機能を高めることができます。個々の飼い主さんと動物に合った治療を提案できるように努力しています。

トリミングも人気だそうですね。

病院なので、サロンで断られるような老犬や病気の犬猫ももちろん受け入れます。健康な動物に対しては、肉球マッサージやプレミアムトリートメント、アーユルヴェーダ(ハーブパック)、泥パック、炭酸泉、デンタルケア、ボディーマッサージなど、ヒトのサロンにも負けないようなオプションを取りそろえています。動物病院に来院するきっかけとしても、ご利用いただければと思います。

特殊な犬種も治療可能だと伺いました。

そうですね。当院では、グレート・デンなどの超大型犬の治療も行えます。新目白通り院では院長が超大型犬を飼っていたため、超大型犬を連れて来院する飼い主さんがたくさんいました。日本では飼っている方が少ない分、治療経験のある獣医も多くありません。小さな犬と大きな犬では体も作りも違い、扱い方もまったく違います。去勢・避妊の手術一つとっても、注意すべきポイントが異なります。特殊な犬種の飼い主さんは不安も多いと思うので、そうした方たちのお力になっていきたいです。

先生の診療モットーは何ですか?

患者さん目線を大切にすることです。新しい薬、新しい治療法が出ると、使いたくなるのがドクターの性。でもそれは医療者目線の治療でしかありません。コミュニケーションを密に取り、飼い主さんはどうしたいと思っているのか、動物にとって一番いい治療は何かを考えることが、本来あるべき医療の姿だと思います。先日まで僕は父の病気に付き添っていたのですが、その時に患者側の気持ちがすごくよくわかりました。僕自身は、それまで病気もほとんどしたことがなかったため、相手がお医者さんというだけで「こんなこと聞いていいのだろうか」と不安になり、聞きたいことも聞けないものだと初めて知ったんです。ですから、当院では何でも聞き、何でも応えるスタンスで、飼い主さんが気軽にお話できる雰囲気を大切にしていきたいと思っています。

憩いの場として人の集まる病院づくりに力を尽くす

飼い主さんや動物との印象深いエピソードはありますか?

大型犬は病気で亡くなることが多いのですが、以前老衰で亡くなったラブラドールを看取ったことがあります。大きな病気を持たず、少しずつ老いていき、18歳で息を引き取りました。僕たち獣医は介護のサポートをするため、往診に行ったり、飼い主さんのご相談に乗ったりしていたんです。人間と一緒で、要介護犬は床ずれなどもするため、介護はとても大変。でも、とても丁寧な介護をする飼い主さんだったこともあり、僕自身とても良い勉強をさせていただきました。最期まで動物病院と飼い主さんが力を合わせて介護し、亡くなったけれど、「最高の看取りができました」と飼い主さんに喜んでいただけたことが何よりもうれしかったです。

先生の趣味や、休日の過ごし方を教えてください。

山登りやスキューバダイビングが好きで、時間がある時はよく行っていました。現在はなかなか時間が取れないのですが、いずれはまた行けたらと思っています。休日も遠出はできませんが、屋上が広いドッグランになっているので、スタッフや友達とバーベキューなどできるよう現在準備中です。また、診療中は病院にこもりきりになるので、休日はできるだけ外で体を動かしています。土手が近いのでサイクリングを楽しむことが多いですね。今まで知らなかった町や人を見て、時には人と交流して、新しい世界に触れることが楽しいんです。

今後の展望を教えてください。

とにかく当院でできることを増やしていきたい。そのために、休診日には大学病院に研修に行き、そこで学べるノウハウを診療に生かしていければと思っています。また、いずれは当院を犬のしつけ、歯磨きの指導など飼い主さんの役に立つ情報提供の場にしていきたいんです。訓練士ともつながりがあるので、しつけに不安がある飼い主さんのご相談も積極的に受けていきたいと思います。当院が人と動物の集まる場所となることで、地域コミュニティーの活性化にもつなげていきたいです。

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