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藤井俊幸 院長の独自取材記事

NEW TOWN犬猫病院

(横浜市都筑区/センター南駅)

最終更新日: 2023/01/24

センター南駅近くに開業してから、この春で丸3年。「NEW TOWN犬猫病院」の扉を開けると、マスコットキャラクターともいえるマロン(院長先生の愛犬)が歓迎してくれた。院長・藤井俊幸先生は、確かな判断力はもちろん、素朴なキャラクターも魅力。常に飼い主と同じ目線に立った診察を心がけているという先生の語り口、それはとても気さくで親近感溢れるものだった。(取材日2007年1月24日)

動いているものは、全て採って帰ってくるような子供でした

小さな頃から動物がお好きだったんですか?

動物というより、生き物全般が好きでしたね。犬とか猫に限らず、動くものなら何でも。昆虫や爬虫類、蛙などの両生類など、生き物を見つけたら、とりあえず持って帰ってくるような子供でした(笑)。祖母の家が、長野にあったのですが、小学生の頃は毎年夏休みに2週間くらい遊びに行っていましたね。田んぼに入ってドジョウを発見したり、森に入ってカブト虫を捕まえたり、ひどい時にはトカゲとか、蜘蛛、シマヘビも採りました。さすがに、返してこいと言われましたけど。とりあえず、動いているものは全て採っちゃうんです。本当、落ち着きのない子供だったんですよね。じっとしていられないし、お昼寝ができないんですよ。だから外に出ていって、日が落ちるまで外に行きっぱなし。ひとりでも出かけたし、僕はおじいちゃんっ子でしたから、おじいちゃんに色々な採り方を習ったかな。長野に行くと、毎晩おじいちゃんと寝てましたしね。

ご自宅でも生き物を持って帰ってたんですか?

父親が会社員で転勤があって、よく引っ越していましたが、どこの地域へ行っても、やっぱりドブ川に入っちゃ色々採ってきて(笑)。小学生当時、テレビ朝日系の水曜スペシャルで「川口浩探検隊」シリーズという番組があったんですけど、それを毎週欠かさず見ていまして。世界の様々な秘境を所を探検する番組なんですけど、僕はもうそれが大好きで。自分も探検隊のつもりで探検して、生き物を採って(笑)。今はさすがに大人なので、ドブ川や田んぼに入るのは我慢していますけどね(笑)。

元気なお子さんだったんですね!

基本的に、あまり勉強が好きじゃなかったんですよね(笑)。野球やったり、外で遊ぶのが好きで。今はテニスやスキーもしていますしね。小学生の頃は探検家に憧れもあったんでしょうけど、現実にはなれないと子供ながらに判断し、生き物に携わるような仕事ということで、獣医師を目指すようになったのかなと、今になっては思いますね。大学も2期入試でギリギリ受かって。お年玉を貯金したお金で受験していたし、親からも浪人はさせないって言われていたので、もう背水の陣でしたね。それに受験の頃、『動物のお医者さん』という漫画が大人気の頃で、獣医学部の受験倍率がドカンと上がったんです。僕は読んでなかったので、とばっちりだよな〜とか思いましたけど(笑)。

全ての経験が、獣医医師という今につながっています

どのような大学時代だったんですか?

大学3年の時かな、スキーを始めたんですよ。それ以来、夏は実験、研究をびっちり入れて、冬はスキー場にこもって。高校からテニス部だったんですが、大学に入るとテニス部員=冬はスキーっていうのがお約束、それで山に連れていかれたんです。今まで全くスキーをしたことがなかったのに、いきなり中級のところに連れていかれて。大学の先輩は誰もスキー教えてくれないんですよ、僕なんてその頃、八の字で滑るのが精一杯だったし、初心者にとっては急な斜面に感じられて。3泊4日だったから帰るに帰れないし、悔しいし絶対うまくなってやると思ってひとりで黙々と練習したんです。それで、新潟に妙高国際スキー場というところがあるんですが、そこに先輩の親戚がやっているペンションがあって、大学の冬休みや春休みを利用して1シーズン、ペンションに居候したんです。アルバイトじゃないですよ、お金もらえないから、居候(笑)。シーズン券と、フリーの時間を作ってもらって、朝から夜までペンションの仕事を手伝い、昼休みに黙々とゴンドラ一日10本。ひとりスキー部状態ですよね(笑)。とにかく滑る、ひたすら滑る、ただ単にうまくなりたい一心で。それで、2年目にはスキー検定2級、シーズン終わりには1級も取れたんです。3シーズン目はインストラクターにもなって、スキースクールで教えるようになった。今思うと、あの時の経験が今の仕事にも生きてるかなと思います。あんなに短期間で級を取り、結果を出したという自信がついた。そして人にものを伝える、教える作業も、獣医師として飼い主さんに病気の説明をしたり教えてあげることにつながっている、ということに後から気付きましたね。

卒業後の経緯は?

卒業してすぐに、横浜市中区の長者町動物病院に勤めました。院長先生おひとりで全て診られている病院で、何から何まで学びました。受付もやれば、薬も作るし、手術もする。そこで3年ほど勤めた後、鶴見の赤塚犬猫病院に勤めました。そこは大きい病院で近くにもう1軒病院があったのですが、トータルで獣医が10人くらいいたかな。そこで、3年間修行をして、その後ほぼ1ヶ月くらいの準備期間を経て、2004年の4月に開業しました。この場所は、人口増加の場所で、実家も近い。何よりも一番長く住んでいる街ですし、今まで慣れ親しんだ場所だから愛着もあるんですよね。

開業されてからは、全ておひとりで診られるんですね。

全部ですね。ペットホテルもやっていますから、預かった時には犬の散歩はもちろん、夜の見回りもしますしね。状態が悪くて入院している子がいたら、病院に寝袋持参で寝泊まりすることもあります。開業をする時に、病院の近く、自転車でちょっと走れるような場所に引っ越してきたんですよ。飼い主さんも、安心して預けていただけるように。

ざっくばらんに話せるようなスタンスでいたい

診療でのこだわりは?

こだわりはね、実はあまりないんです。強いていえば、飼い主さんが来やすいような病院でありたい。"こんなことを聞いていいのかな?"というような小さな質問でも、ざっくばらんに話せるようなスタンスでいたいと思っています。問診ってすごく大事なんですよ。動物は言葉を話さないし、飼い主さんが黙っていたら、得られない情報がたくさんある。良い意味で、くだけた問診ができるように心がけていますね。おしゃべりの延長でね、マロン(愛犬)と一緒に話しをしたり。マロンも一緒に出勤してるんですよ。友達も、医療関係以外の人が多いんです。僕は、たまたま獣医師だったというだけで、みなさんと一緒の目線で、僕が持っている知識全て出して、お手伝いできればと思っています。

病院のホームページやブログも全てご自身で更新されているとか?

一生懸命、見よう見まねで自分で作っています。基本的に見やすく、わかりやすく、写真も多めに。イメージは絵本かな。ブログもね、実はホームページを作るときに、間違って作っちゃったんです(笑)。元々あまり文章を書くのが得意じゃないんだけど、たまに飼い主さんに、"ブログ見ましたよ"って言われるから、ちゃんと書かなくちゃって思っています(笑)。

プライベートでは?

休みがあれば、テニススクールに通っています。僕より若いインストラクターの方を、真剣に打ち負かすつもりで、とにかくボールを打ち合う。でもやっぱり僕が先にダウンしちゃいますけどね(笑)。夜は勉強会、セミナーに行くことも多いですね。知識が止まるのが不安なんでしょうね、だから止まらないように努力しなきゃって思うんです。動物の生死につながる仕事ですからやっぱり慎重になります。経験ももちろん大切だけど、自信過剰にならないよう、常に知識を得るように心がけています。あとは、1年に3回くらい日帰りでスキーに行って、帰りは町営温泉にでも入れたら幸せですよね。できればゆっくり一晩くらい泊まって、ビールを飲んでのんびりしたいんですけどね、スキーを滑れるだけでも良しとしています(笑)。

これからの夢は?

大きな夢ではないですが、飼い主さんからも同業者さんからも、"この先生に診てもらってるなら安心だ"って言われるような獣医師になりたいと思っています。

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