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堀 豊 院長の独自取材記事

EVINA犬猫病院

(海老名市/海老名駅)

最終更新日: 2023/01/22

近年土地開発が進んでいる海老名市に、一際スタイリッシュな外観の動物病院がある。「EVINA犬猫病院」は2007年にこの地で開業した。院長の堀豊先生は地元海老名で生まれ育ち、麻布大学獣医学部環境畜産学科(現在の動物応用科学科)を卒業後、一度働いてから再び同大学の獣医学科に編入したという経歴の持ち主だ。それぞれの学科は動物に対して異なったアプローチをするが、堀先生は両方の利点を自身の診療に役立てている。幼少期から家にはたくさんの動物がおり、自然体で一緒に暮らしてきたという。今でも夜中に犬や猫と一緒に待合室で眠る日もあるのだとか。先生の心遣いはきっと動物たちにも伝わっていることだろう。そんな愛情あふれる堀先生に、獣医師としての歩みや診療方針について伺った。 (取材日2015年6月23日)

動物と自然に付き合っていた少年時代

先生が獣医師になった経緯を教えていただけますか?

僕にとって動物は、自分の生活に自然に溶け込んでいる存在なんです。小さい頃から家にはいわゆるペットとしての犬や猫、鳥だけでなく自然の中で暮らす動物もいました。というのも、父が会社勤めをしながらの鳥獣保護員だったんです。警察から連絡があると負傷した動物を一旦自宅に引き取り、元気になって自然に戻れるようなケアをしていました。父のそばで幾度もそんな経験をしてきました。ですから動物を特別に意識するというよりも、一緒に過ごして当たり前という感覚のほうが近いと思います。進路を決めるとき、インテリア関係の仕事や学校の教師という、動物に関わる仕事以外の道を考えたりもしました。そこで、「今しかできない道を選びなさい」という母のアドバイスもあり、麻布大学獣医学部環境畜産学科に入学しました。

最初から獣医学科に入ったわけではないんですね?

動物と関われるのであれば何でも挑戦したいという気持ちがあったので、まずは環境畜産学科に進みました。卒業して2年間は研究室に所属しながら、大阪と東京の獣医看護士の専門学校で講師として働いた後に、同じ麻布大学獣医学部獣医学科に編入しました。それぞれの学科は「ヒトと動物との関わり」というくくりの中で、その専門性こそ違いますが、多くの共通点もあります。根本的には動物を「病気にさせない環境づくり」と「病気にならない体づくり」、これに尽きると思います。獣医学だけでなく畜産学で学んだことが思いのほか役に立つ場面もあるので、時間はかかりましたが二つの学科を卒業して良かったなと思います。

実際に獣医師として働き始めた印象はいかがでしたか?

僕が獣医師として勤めた病院は、症例数が多くまた、朝から晩まで外科手術も多い病院でした。とにかく忙しい!というのが第一印象でしょうか。僕の1日のスタートは朝5時半〜6時くらいでした。前の日に入院していた動物たちがどんな様子なのかを誰よりも先に病院に行って、直接自分で確認したかったんです。夜の間にあまり動いていなかったなとか尿や便の状態とか。この後の治療に役立つ情報がそこにあるわけですから。6時半になると、院長が自宅である2階から降りて来られて動物のケアが始まってしまうので、必然的にそんな時間から始めてました。その間にも帝王切開の連絡が入って、手術をしてから朝の申し送りの後に午前中の診療。お昼には予約の手術を数件行います。午後の診療を行っている間に、再び帝王切開の手術の連絡。19〜20時頃に診療が終わって、入院動物の処置やカルテの整理をしてから帰宅。お風呂に入っていたら胃捻転などの緊急手術の連絡。こうした毎日の繰り返しでした。もともと将来的に開業を考えていましたので、勤務先の院長はそれを想定して獣医療だけでなく、色々なこと勉強させて下さいましたね。とにかく多忙な日々でしたが、この時期に多くの経験をしたことが今の僕の財産であり、基礎にもなっていると思います。

飼い主と動物。それぞれに配慮した治療をめざす

とてもきれいな病院ですね。

ありがとうございます!院内を清潔に保つということは、当たり前のことですが毎日の積み重ねですね。僕が以前務めていた病院は、規模の大きな病院でしたがとてもきれいでした。動物の匂いもしないし、隅々まで掃除が行き届いていました。スタッフ一人ひとりの意識が高かったのだと思います。動物病院だから動物臭いのは仕方がないという考えが一蹴されましたね。これはとても大切なことだと思います。細かいところまで気をつけて掃除をしていると、自然と動物たちの小さな異常やサインにも気づきやすくなりますし、感染症などの予防にもつながりますから。また、飼い主さんが当院に来られるとき、大抵の場合は大切なワンちゃんや猫ちゃんが病気で苦しんでいます。飼い主さんも心配で落ち込んでいるのに、不潔な病院では余計に嫌な気持ちにさせてしまったり、いざ入院となった場合この病院で大丈夫かしら?と感じてしまうかもしれません。少しでも穏やかな気持ちで頂くために、スタッフが常に気配りをしています。

病院の診療方針を教えていただけますか?

ワンちゃんや猫ちゃんの様子を直接診るだけでなく、飼い主さんと積極的に色々とお話をするようにしています。飼い主さんのちょっとした一言が、診断や治療のヒントになったり影響することが多いですね。とはいえ、飼い主さんも気が動転しておられる場合が多く、1回お話しただけでは詳しい状況をお聞きすることができないケースもあるんですね。ですからまずは大まかな状況をお聞きしたら、一旦待合室に移って頂いてその間に視診や聴診、触診などを行います。その後に待合室や屋外待合所で何度かに分けてお話を伺うようにしています。その方が飼い主さんの気持ちもいくらか落ち着いていて、より細やかな情報を得ることができるんです。当院ではどんな症状でも鼻先からしっぽまで、全身を診るようにしていますが、中には別の病気の疑いがでてくるケースもあります。例えば、目に異常があるということでワンちゃんを連れて来られたとします。検査をしていると関節も良くないことがわかりました。そんなときは、あまり大げさにしない程度に情報を伝えるようにしています。あれもこれも悪いですよと聞かされたら、飼い主さんの精神的なショックが大きくなりかねません。もちろんその目の病気が他の病気と関連しているときもありますので、そこはきちんとお伝えします。飼い主さんの心情に配慮しながら、適切な治療の選択肢を提案していきます。

どのような治療が可能ですか?

予防から一般診療、通常の外科手術をはじめ整形外科、腫瘍外科などにも対応しています。地域に根ざした病院として、いわゆる野良猫や地域猫の去勢・避妊手術や負傷猫の治療も積極的に行っています。また、血液生化学・血球検査、レントゲン検査、超音波検査などの一般検査機器だけでなく、外科用X線撮影装置(Cアーム)、超音波メス(ソノサージ)、動物用ICUや半導体レーザー、甲状腺や副腎などのホルモン検査に用いる機器なども充実させています。特にCアームは手術中に体の内部の状態を確認することができるので、内臓の血管の異常であったり、背骨や骨盤、関節の脱臼や骨折整復などの整形外科の手術時に威力を発揮します。しかし、一次診療病院である当院ですべての治療が行えるわけではありません。大切な動物たちが、最適な治療を少しでも早く受けられることが一番大切なことですから、場合によっては専門外来やMRI、CTなど高度医療設備が整備されている二次診療病院をご紹介するようにしています。また、当院はトリミング業務は行っておりませんが、皮膚病の治療や整形外科のリハビリとしてジェットバスを導入しています。

夜中に待合室で動物と一緒に過ごすこともある

これまでに経験した印象的な出来事はありますか?

まだ獣医師になって間もない頃、勤務先の病院で働いていたとき、ラブラドールレトリーバーを連れてこられる飼い主さんがいたんです。とても動物に関する知識の豊富な方でした。僕はすでに獣医師でしたし胸にバッジもつけているので、当然飼い主さんも僕の名前や立場を知っています。ですから、他の飼い主さんからは「堀先生」と呼ばれていました。でも、その方にはいつまで経っても「堀くん」と呼ばれていたんです。それから2年半くらい経ってからでしょうか。毎日診療に追われていたある日、不意にその飼い主さんが僕のことを「堀先生」って呼んでくれたんです。ああ、やっと獣医師として認めてもらえた気がして、本当に嬉しい気持ちでいっぱいでした。それまでの忙しい毎日が報われたかのようでしたね。「初心忘るべからず」という言葉がありますが、いつまでもこの時の気持ちを大切にしていたいですね。

休日はどのように過ごされていますか?

正直なところ、あまり休日と仕事の日との区別はありません。開業されている先生方は皆さん同じだと思いますが、病院は休診でも動物たちはいますので、仕事の無い日は無いんですね。ただ、空いた時間を使ってジョギングをしたり友人とマラソン大会に参加することでリフレッシュしています。2階が居住スペースになっているので、ドア1枚を隔てて仕事とプライベートという切り替えが難しくて……。夜中に入院中の動物が不安定であったり、お預かりのワンちゃんや猫ちゃんが鳴いていたら、こまめに見に降りたりします。落ち着きがないような子がいれば、待合室を開放して一緒に寝てしまうこともありますね。病気というのは治療や手術だけで治るものではなく、最終的には自分の生命力で治す部分が大きいもの。ただでさえ慣れない病院で不安を抱えているので、できるかぎり動物たちのストレスをやわらげてあげるのも僕の仕事だと感じています。むしろゆっくりと眠ってくれている動物を見て、逆にこちらが癒される事のほうが多いんですけど。

最後に、読者の皆様へメッセージをお願いします。

人間であっても動物であっても、病気は早期発見が一番大切です。個人的な話ですが、僕自身は2〜3ヵ月に1度、歯科医院で歯の検診を受けたり、年1回人間ドックを受けています。そこで異常を発見してもらえれば早く治療に入れますから。自覚症状を感じてからでは遅い場合もあるのは動物もまったく同じです。元気にしているときだからこそ健康診断をしてみたり、「うちの子、調子は良さそうだけど、ちょっと診てくれる?」という軽い気持ちで当院に立ち寄って頂きたいと思います。

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