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岩岡 渉 院長、岩岡 佳織 先生の独自取材記事

越谷どうぶつ病院

(越谷市/越谷駅)

最終更新日: 2023/01/22

東武スカイツリーライン越谷駅から徒歩9分、幹線道路沿いにある大きな犬と猫を模した入口が特徴的な「越谷どうぶつ病院」がある。院内は爽やかなブルーと明るい木の温もりが癒やしの空間をつくり出し、岩岡渉院長と岩岡佳織先生が好きだというパラオ共和国の思い出の品が随所に飾られ、おしゃれなカフェを思わせる雰囲気も漂う。獣医師として常に進化し、リノベーションを続ける動物病院として活躍し続けたいと願う岩岡院長夫妻に、クリニックの特色や診療にかける思いなど、さまざまな話を聞いた。 (取材日2017年7月25日)

獣医師としての真骨頂は臨床の現場だと、臨床医の道へ

どうして獣医師の道へ進まれたのですか?

【岩岡院長】動物好きというよりも馬が好きで、獣医師をめざしました。大学に入学してまず馬術部に入ったのですが、そこには私なんかよりも数段格上の馬好きたちが集まっていまして、これはとてもではないけれどかなわないと思い、1年ほどで退部してしまいました。その後はやはり獣医師としての真骨頂は臨床の現場だと思い、臨床医の道を志したのです。 【佳織先生】小学生の頃、一緒に飼育係をしていた同じマンションに住む同級生がいたのですが、うさぎの赤ちゃんが育たなかったりする悲しい出来事があるたびに、獣医師になったら助けられるのかな、と話していたんです。それで将来は一緒に獣医師になろう、と約束をしていました。その後本当に2人とも獣医師になりまして、今も親友として親交があるんですよ。

ご開業のいきさつを教えてください。

【岩岡院長】前身である「原動物病院」の先生がお辞めになることになり、良いご縁があってその後を引き継がせていただきました。外装や内装は私たちの好きなように改装しましたが、診察スペースやバックヤード部分はとても良く出来ていたので問題もなく、ほぼそのまま使わせていただいています。内装にはパラオから持って帰ってきた物を飾ったり、爽やかな水色と明るいウッドテイストを中心にまとめたりしています。 【佳織先生】私の実家が神奈川、院長の実家が茨城で、そのちょうど中間付近の越谷に良いご縁があって本当に感謝しています。院内のところどころにある木の浮き彫りのレリーフは、パラオ独特のストーリーボードというもので、パラオに伝わる物語を絵で表しているものなんです。そんなインテリアも楽しんでもらえたらうれしいですね。また院内掲示のイラスト類は、スタッフが手作りしているものも多いんです。ぜひ見に来てください。

パラオに2年間住んでいたそうですが、日本との違いは感じましたか?

【岩岡院長】帰国して、日本の良さを痛感しましたね。環境の良さ、食事のおいしさに感動しました。インターネットで買い物をすると翌日には届きますからね。パラオでは、さまざまなことがスムーズには進みません。何か欲しいものがあっても、何ヵ月もかかったりしますから。また倫理観の違いにも悩まされたりしました。今、振り返ると笑い話ですが、当時はもう必死でしたね。さまざまな困難にぶつかって人間的に成長できたと思います。 【佳織先生】日本には妊娠をきっかけに帰ってきました。妊婦検診中にもらったパンフレットに、万が一の出血に対応するために、血液型が同じ友人知人を4人集めておいてください、と書いてあったりして若干不安になってしまいまして。パラオには、夫である院長は私に付き合って行ってくれた形になっていたので、振り返ってなかなか面白かったな、と思ってくれていればうれしいです。

何もなければそれが一番。気軽に立ち寄って

どんなご縁で来院される方が多いのですか?

【佳織先生】以前にここで開業されていた動物病院に通っていた方が、そのまま通っていただいているケースが多いですね。春日部市や草加市などからも来てくださっています。カルテも引き継いでいますし。あとは近所の方や、ホームページやSNSを通じて当院を知ってくださって来院するケースも徐々に増えてきています。ホームページも毎日のように更新し、SNSも活用して、こちらからの積極的な情報発信を心がけています。 【岩岡院長】猫専用の予約時間もおかげさまで好評です。犬の声を聞くと緊張しちゃう猫でも、犬の気配を気にすることなく静かに診察が受けられます。予約制の時間なので、ひっそりと「うさぎ」が来ていることもありますよ。もちろんその他の時間も犬と待合スペースで一緒になることが大丈夫であれば来院していただいて結構です。

もっと気軽に来院してほしいとのことですが?

【岩岡院長】お散歩がてら気軽に来てもらえるような存在をめざしています。飼い主さんは毎日見ているのでちょっとした変化にも気づくだろうと思いがちですが、案外身近すぎて見つけられないことも多いのです。予防の薬を買いに来たついでに、体重を計るついでに、そんな些細なチャンスに診察させていただければ病気の芽を発見できることは多いので、ぜひ気軽に連れて来てくださいね。 【佳織先生】あと、初診時にお配りしているお散歩バッグを来院時に持って来てくださった方には、爪切りのサービスもしているんですよ。

どんな病気を発見できるものなのでしょうか?

【岩岡院長】例えば、おっぱいが5対もある犬は乳腺腫瘍になりやすいものです。毎日気にしてなでていなければ気づきにくい病気でもあります。先日少ししこりがあるということで来院した犬には小さいのも合わせて10個くらいの腫瘍がありました。発情期の前に不妊手術をしておけば、発生率をぐんと抑えられるものでもありますので、早期の対策が有効です。 【佳織先生】耳も飼い主さんには盲点の一つです。耳をしきりにかゆそうにしているので飼い主さんに尋ねると、そういえば以前から気にしているかも、との返事をもらうこともしばしば。何もなければそれに越したことはないので、ぜひ気軽に立ち寄ってください。

健康診断で大切なペットの健康を守る存在として

大切なペットの健康を守るために必要なことは何でしょうか?

【岩岡院長】やはり一番有効なのは健康診断でしょう。人間の一年と犬や猫の一年はまったく違うものです。だからこそ年に一回、半年に一回の健康診断がとても大切です。まだまだそのあたりの意識が浸透していないように思いますので、獣医師の使命として健康診断の重要性をもっとたくさんの飼い主さんに伝えたいですね。 【佳織先生】私たちは何か病気が隠れていないかな、という目でいつも診察しています。飼い主さんがおっしゃること以外にも意識していますので、ぜひ定期的に私たちに見せていただきたいです。

診察時のモットーを教えてください。

【岩岡院長】初めての臨床実習でお世話になった動物病院の院長先生が、「病気を診るのではなく、動物を診るように」とおっしゃいました。正直言って当時はその意味が実感できなかったのですが、今はよくわかるようになりました。飼い主さんの訴える症状ばかりを見つめていると、ほかの大きな疾患の芽を見逃してしまうかもしれません。もちろん飼い主さんの観察眼や思いは重要ですが、獣医師として冷静な目で隅々まですべてを診るように心がけています。 【佳織先生】例えば、耳の治療で来院された場合でも、深く調べていくと実は片目が見えなくなっていたり、心臓に雑音があったりすることがあるんですよ。ですので、なるべく全身を診て、早期発見、早期治療をしていきたいと考えています。

今後の展望についてお聞かせください。

【佳織先生】毎年と言わず、毎月何らかの進化をしていく動物病院でありたいと思っています。常に新しいことにチャレンジしている動きのある病院をめざしています。また院長とともにお互いの専門性をもっと高めて、診療の幅も広げていければとも考えています。今はまだ開院して間もないために忙しくしていますが、徐々に新しい分野に挑戦してこの病院と一緒に成長していきたいですね。 【岩岡院長】スタッフとともに、人間同様ペットも健康で長生きできるよう力を尽くしていきますので、ぜひ散歩ついでに気軽に立ち寄ってください。

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