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大切な家族である犬・猫を守るために 「犬・猫の健康診断」

さぎのみや動物病院
(中野区/鷺ノ宮駅)
最終更新日: 2021/10/12


人間と同じように、犬や猫も人間も、病気の早期発見、早期治療が健康を守る要だ。ペットの病気に対する治療法が飛躍的に進歩しているだけに、病気の早期発見はとても大切。そのために行っておきたいのがペット・ドックと呼ばれる健康診断。動物に対する深い愛情を感じさせてくれる「さぎのみや動物病院」の大村穂高院長に、検査の種類や費用、どのくらいの頻度で受けるのが適切なのか、気になる健康診断の内容を伺った。(取材日2015年11月24日)
目次
気になるポイントについて聞きました!
Q.健康診断を受けるメリットと費用の目安を教えてください。
A.特に気になる症状のない犬や猫でも早く見つけることによって、長生きにつながる病気がたくさんあります。ペットの長生きのためにも積極的に健康診断を利用してもらいたいですね。当院ではペットドックを設けており、5項目から9項目受けられるコースで8000円から18000円です。その他にも特殊な検査に関しては季節ごとにキャンペーンを行うなどして、できるだけ飼い主さんの負担にならないよう価格も設定しています。Q.犬と猫で、どの検査を、どれくらいの頻度で受けたら良いのでしょう?
A.犬も猫も受ける検査の内容は同じです。検査項目は便検査、尿検査、血球検査、血液化学検査12項目、胸部レントゲン、腹部レントゲン、腹部超音波検査、心臓超音波検査などがあります。若いうちに一度は健康診断を受けて現状把握をしっかりとしておき、5〜6歳になったら年に一度受けるのが理想的ですね。Q.健康診断前に準備するものはありますか?
A.血液検査で正確な値が出なくなる可能性があるので、朝ご飯は抜きで、12時間ぐらい絶食して来てもらいます。ペットドックの場合は午前中お預かりする形になりますが、血液検査だけなら数分で終わり、30分ほどで結果も出ます。
流れをステップで紹介します
1まずは問診と視診、触診からスタート
はじめは問診から。普段食べているご飯やおやつのこと、おしっこの回数など生活の様子を伝えることは、ドクターから今後どのような生活をしていけばいいのかというアドバイスに繋がる。頭の先から尻尾まで丁寧な触診が行われ、このときに歯周病などないかどうか口の中もチェック。
2血液検査。注射は後ろ足に
主に後ろ足から採血する。血液検査によって分かる腎臓や肝臓の機能状態は、人間で言うところのメタボリック症候群の有無、栄養状態などがわかる。
3内臓機能をチェックするレントゲン検査
関節や骨、内臓機能の状態をレントゲン検査でチェック。胸部と腹部のレントゲン検査があり、身体検査をしながら具体的にどの部位で検査が必要かに応じて行っていく。
4より詳しく状態を知るための超音波検査
専用のベッドにお腹を上にして超音波検査。腹部の超音波検査では肝臓の大きさや胆嚢の見え方、膀胱結石を見つけることもできる。片方の腎臓が小さくなっていても普通に生活しているペットもいるとか。見てみないとわからないからこそ検査は大事だ。大村院長と三島先生は共に循環器の研鑽を積んできたドクターなので、心臓の不調もいち早く見抜く。
5冊子を渡し、診断結果を伝える
検査結果と総合評価、異常があった場合の今後の対処方法が書かれた冊子を見ながら診断結果を聞く。検診の頻度を上げたほうがいい場合もあるし、今後は異常のあったところ、リスクの高い部位だけピックアップして診て行くなど今後の流れを相談。通いやすい動物病院だからこそ、飼い主も無理なく提案に応えることができる。
動物病院からのメッセージ

かつての動物医療と異なり、ある程度健康診断が一般的になったからこそ、検査そのものの技術も向上してきていますし、早期発見時の治療法も研究が進んでいます。だからこそ病気の早期発見、診断は非常に効果があるんですね。当院の場合、私ともう一人の獣医師である三島良昌先生も心臓超音波検査に力を入れているので、安心して任せてもらいたいところです。愛犬、愛猫の長生きのためにも、定期健診をできるだけすすめていきたいと思いますね。
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