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中野 智子 院長の独自取材記事

ふじみ野動物病院

(平塚市/伊勢原駅)

最終更新日: 2023/01/22

伊勢原駅から車で約10分。住宅街の一角にたたずむ水色の一軒家が印象的な「ふじみ野動物病院」は、この地で30年以上、地域の人と動物の暮らしを支える動物病院だ。東京や横浜でたくさんの経験を積んだ中野智子院長は、前院長の遺志をそのまま引き継ぎ、その都度できるベストな治療を心がけている。勤務医は家庭を持つ女性たちで構成されており、それぞれに子育てのアドバイスをしたり、悩みを相談しながら支え合って診療にあたっている。そんな同院の、飼い主と動物にとっての「ベスト」を提案をし続ける治療方針は、地元でとても評判だ。気さくでバイタリティ溢れる中野院長に、これまでの経緯や日々の診療で心がけていること、そして今後の展望まで興味深い話をたくさん聞いた。

前院長の遺志を受け継ぎ、地域に寄り添う診療体制

先生が勤務されるようになった経緯を教えてください。

当院は前任の院長が1981年に開業した動物病院です。私は北里大学獣医学部を卒業した後に、東京都内や横浜市内で勤務医として勤めておりましたが、子どもを出産した後に少し仕事をセーブしていました。そんなタイミングでご縁があって当院をお手伝いするようになり、最初の1年は週に2回ほど外科手術を中心に勤務しておりました。それから徐々に子育てと両立させながら、本格的に勤めるようになり、今年で8年目になります。実は前任の院長がご病気で入院されたのがきっかけで私が勤めるようになり、その後、他界されたのでご一緒させていただくタイミングがありませんでした。ですが、スタッフは当時から勤めている者ばかりですし、わんちゃん、猫ちゃん一匹ずつのカルテがきめ細やかに残されているので、前院長の遺志をしっかり受け継いでいけるように心がけながら、日々の診療に取り組んでおります。

このエリアの飼い主さんたちの印象はいかがですか?

前院長への信頼がとても厚く、温かくて、ざっくばらんにお話できる方が多いですね。このエリアは、獣医師がわんちゃん・猫ちゃんが置かれている生活環境や家庭環境を把握しやすく、私たちもそれを踏まえてその子にとってベストな治療方法を提案しています。交通事故や猿などの野性動物との接触による事故も多く、今自分ができるすべてのことをやるように心がけています。当院で勤めるようになり、私も獣医師として1日1日成長していることを実感しますね。当院の飼い主さんたちはわんちゃん・猫ちゃんに対して、最後まで諦めずに頑張る方が多いんです。例えば、病気で手足を失っても、動物たちの生命をまっとうさせて、最後までしっかり面倒をみられるところに感銘を受けます。なので、そのお気持ちに応えらえれるようサポートするのが私たちの役割ですね。

どのような症状の動物たちが多いですか?

当院では主にわんちゃんと猫ちゃんを診ており、そのほかの動物たちの診療に関しては、信頼できる動物病院を紹介しております。主な症状としては、消化器症状、泌尿器症状、皮膚に関するアレルギーが一番多いですね。最近、動物たちの病気も大きく変わってきて、昔に比べて自己免疫疾患がとても増えてきました。リウマチを含めて血液の疾患、食物アレルギーなどが多いのは、動物の生活が人間に近いものになってきたというよりも、医学の進歩で病名が明らかにできるようになったのも大きいと思います。あとは人と動物が密着して暮らしていることが多いので、ちょっとおかしいのでは? と異変に気づくことが増えてきたのかもしれませんね。

「治療方針は1つではない」を大切にベストな治療提案

先生が獣医師を志したきっかけを教えてください。

もともと実家の家族が動物好きで、幼い頃からいつも生活の中に動物がいました。私が中学生の頃、とても可愛がっていた猫が体調を崩してしまい、私が受験勉強のために塾へ行っている時に亡くなったんです。当時はまだ動物病院がなくて、獣医師が往診で各家庭を回って動物たちを治療するスタイルが主流だったんですが、先生が治療のために注射を打った後にちょうど猫が亡くなってしまったんです。まだ幼かった私は、勉強中に愛猫が亡くなってしまったのがとてもつらくて「先生が変な薬を打ったんじゃないか? 絶対に獣医師になって調べてやる」と思ったのがきっかけですね(笑)。もちろん先生はきちんと治療をしてくださっていたんですが、獣医師になろうという心意気はとても強く「なると決めたんだから、絶対にそうなるんだ」と一直線に思い、大学へ進学を決めました。

治療において心がけていることは何ですか?

「治療方針は1つではない」ということですね。正解は1つではなく、わんちゃん・猫ちゃんが飼われているお家の経済的なこと、住んでいる場所、置かれている環境など、すべてを配慮した上でできる最善の治療を提供するように心がけております。獣医として理想とする治療はありますが、それがすべてではなく、一匹一匹、その子にとってのベストな治療方法というものがあります。経済的な問題や飼い主さんの都合により、病院へ通える頻度も考慮するようにしております。どうしても救えない命の場合、飼い主さんとわんちゃん・猫ちゃんの別れをちゃんと見送り、スタッフ全員で戦って、誰もがやりきったと思える最期を迎えられるようにするのが、私たちの仕事だと考えています。

現在お勤めのスタッフさんはどのような方々ですか?

現在は私以外に勤務医が2名、パートの獣医師が1名の4名体制ですね。4月からもう1名勤務医が増えて、5名体制になる予定です。母親であるスタッフも多く、家庭のことや子育てに関する意見交換をしたり、相談をし合いながら力を合わせて頑張っております。時には中学生のお子さんがいる先輩ママの獣医師に、子育ての悩みを相談することもありますよ。女性の人生というのは、結婚や出産、そして子どもの体調不良など、どうしても仕事を休まなくてはならないタイミングあると思います。大切なタイミングで“お母さん”がしっかり休めるように、スタッフ同士で協力し合いながらサポート体制を整えております。これからも女性も勤めやすい職場であり続けたいと思っています。

地域の動物病院と連携し、昼夜問わず充実の診療体制に

地域の動物病院との関わり合いにも力を入れているとか?

例えば、小動物を連れて来られた飼い主さんに対して、専門的に治療できる動物病院を紹介するなど、それぞれの得意分野を生かしながら地域の動物病院同士でしっかり連携を取っております。特にここから車で7~8分程の場所にある夜間救急動物医療センターとの連携が強く、当院に通院しているわんちゃん・猫ちゃんが深夜に体調を崩しても、スムーズに診ていただけるような体制を整えていただいてます。地域の動物病院とつながることで、飼い主さんが安心して動物たちとの生活を送れるのが大切だと思うんです。もちろん当院に入院した動物たちに関しては、症状に合わせて泊りがけで治療や看病をすることもありますよ。

休日の過ごし方や趣味について教えていただけますか?

休みの日は自分の勉強に費やしたり、知人の病院へ遊びに行くこともあります。9歳の息子の宿題を見たり、一緒に何かを作ってゆっくり過ごしたり、1泊で旅行へ出かけることもありますね。あとはSNSを活用して、全国に散らばった大学の同級生たちと連携を取り合いながら、わからない症例を聞いたり、情報交換をすることもあります。毎日、時間に追われるように過ぎ去っていき、息子とゆっくり過ごす時間もあまりないんですが、昔一緒にこの病院の上に住んでいた分、私の仕事に対する理解も深く、とても感謝しております。私の健康法は、とにかく立ち止まらないこと(笑)。昔に比べると体力は落ちていますが、今が私にとっては絶好調です。

最後に、今後の展望について聞かせてください。

できる限り診察ができない時間をなくしていきたいですね。外来として開けている時間だけではなく、常に院内には入院しているわんちゃん・猫ちゃんがおりますので、スタッフたちの成長を促し、能力を伸ばすと同時に、もっと受け入れ体制を整えていきたいです。自分自身、年齢を重ねて体力的に動くのが大変になる分、院内の管理体制を無駄のないように構築していきたいと思っております。また、当院の獣医師たちはある程度、長く勤務しているので、それぞれの得意分野をもっと勉強できる場を提供してあげたいですね。そして、それによって病院全体がスキルアップしていくのが目標ですね。

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