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渡部 伸一 院長の独自取材記事

渋沢どうぶつ愛護病院

(秦野市/渋沢駅)

最終更新日: 2024/03/11

丹沢山地の山影も近い小田急線・渋沢駅、南口から歩いて3分ほどの便利な場所に「渋沢どうぶつ愛護病院」はある。地域に密着した診療を40年以上続けてきた動物病院を、都内を中心に臨床経験を重ねた渡部伸一院長が2015年に継承。地域や時代のニーズに合わせた体制へと整えてきた。日常の健康管理や予防を中心とした一般診療に加え、問題行動や脳神経疾患に高い専門性をもって対応していることも特徴だ。「たとえ動物の本能に基づく行動であっても、飼い主さんや周囲の人間がそれを問題と捉えれば問題行動です。当院では問題行動の裏に隠れた行動学的問題や脳神経疾患などの要因を丁寧に探り、改善に向けて飼い主さんと一緒に取り組んでいます」と渡部院長。その経験を頼り、遠方から相談に来る人も多いという。そんな同院の特徴などを聞いた。(取材日2024年2月15日)

小型犬と猫に集中し、一般診療と行動診療を提供

まずは院長のご経歴と、動物病院の成り立ちを教えてください。

私は東京出身で、北里大学獣医畜産学部獣医学科を卒業後は、都内を中心とした首都圏の動物病院で臨床を経験してきました。自身の動物病院を考えるようになった頃にご縁があり、2015年8月に「渋沢どうぶつ愛護病院」を継承する形で開院することに。動物病院自体は40年以上診療を続けてきているのですが、私の継承からは来年の夏に10周年を迎えることになります。渋沢には開院まで特に縁がなかったものの、いざ診療を開始してみると人柄の良い方が多く、豊かな自然にも囲まれた素晴らしい街だと感じています。

どのような動物たちを診療していらっしゃいますか。

もともとは小動物や鳥も含めて幅広く診療してきたのですが、近年は犬と猫、中でも特に体重10キロ前後までの小型犬を中心に対応しています。ターゲットを絞ることで、機材や薬剤、マンパワーなどを集中させることができ、より特化した診療が可能となります。特に地域ニーズの高い小型犬と猫の診療に専念することで、診療の質を高め、密度の濃い診療を提供することができると考えています。

診療上の特徴があればお聞かせください。

一般診療では日常的な健康管理、病気の予防処置を行いながら、ちょっとした体調の変化にも気づけるような関係性を築くことを大切にしています。また、一般診療のほかに、犬猫の問題行動と、認知症やてんかんといった脳神経疾患に、それぞれ専門性を持って対応していることも特徴です。お待たせすることなく予定どおりに受診していただけるよう、完全予約制をとっており、通常の診療は15〜30分の時間枠で、時間を要する問題行動の初診などは、昼の時間などに別枠をとって対応するようにしています。ウェブ予約も可能であるほか、急な体調不良などで受診が必要な場合などは、当日にお電話いただければ対応させていただきます。

行動学と脳神経診療の視点から、問題行動にアプローチ

問題行動について詳しく教えてください。

吠える、鳴く、噛むといったペットの問題行動に悩む飼い主さんは多いもの。2〜3歳の若い個体はもちろん、長年諦めて我慢してきたという成犬のご相談を受けることも少なくありません。動物の本能に基づく部分もありますが、度を越す場合は適切な対応により人間との社会生活に適応させていく必要があります。まずはその行動がポジティブな遊び行動なのか、不安や恐怖といったネガティブな心理的背景があるものなのかを把握し、それに基づく初期対応や薬物療法で改善をめざしていきます。行動のもとにある感情に薬でアプローチしながら、あふれるエネルギーの発散や安心できる場の提供、声がけなどの関わり方を工夫していくのです。完全にゼロにするのは難しい場合も多いため、当院では3ヵ月で問題行動を50%減少させることを目標としています。ダラダラと続けては、飼い主さんの意欲も途切れ非効率的となることも。経験から3ヵ月50%の目標を定めました。

認知症やてんかんなどの専門診療も展開していらっしゃるのですね。

はい。問題行動に対処するにあたっては、行動学的要因のほかに、脳神経疾患の可能性も並行して疑う必要があります。特に認知症やてんかんといった疾患では問題行動が出るケースも多く、行動の裏に隠れている要因を慎重に探らなくてはいけないのです。個人的にもともと脳神経疾患に興味を持っていたのもありますが、幅広く診療を行う中で、神経の病気を抱えた子の体のどこで、何が起こっているのかを正しく飼い主さんに伝えられないもどかしさを感じることがありました。そうしたもどかしさから、神経病分野での学びを深く掘り下げるようになり、現在に至ります。「行動」を入り口に広くご相談を受けることで、脳神経疾患の症例も多く集まりますので、さらにこの分野での知見が蓄積されたという背景もあります。MRIによる精密な検査や専門性の高い治療は大学病院などへご紹介することとなりますが、問診や血液検査などでひと通り病気の可能性を調べています。

診療の際に心がけていることはありますか。

動物たちに対して、決して無理をしないことは大切にしています。私の診療スタイルは、どちらかというと「プッシュ型」というより「プル型」。検査や治療を提案することはあっても、強くお勧めするようなことはありません。検査や治療では、動物たちはもちろん、飼い主さんにもある程度の負担がかかります。また、飼い主さんにより、ペットに対しての思いや価値観も異なります。飼い主さんの経済状況やお気持ちなどと必要性のバランスをよく見極めて、要望があれば応えるという対応です。動物医療はものが言えない動物を診ながら、飼い主さんとコミュニケーションを取る必要がある点で小児科と似ているとよくいわれます。しかし、同じ命ではあれど、ペットに対する価値観には差があるという点では、少し異なっていると感じています。

オンライン活用で、幅広い相談に応じる

獣医師を志されたきっかけがあれば教えてください。

子どもの頃から動物が好きで、野良猫を拾ってきて飼ったりしていました。そうした環境から、いつの間にかという感じです。ずっと猫がそばにいるのが当たり前の環境だったので、猫の扱いには慣れています。犬と本格的に触れ合うようになったのは獣医師になってからですが、現在は保護犬だったミニチュア・ダックスフンドの雑種犬を引き取って、一緒に暮らしています。猫も犬もそれぞれの魅力があって、どちらも大好きです。

今後の展望を教えてください。

現在、受診前のちょっとした疑問や不安にお応えするオンライン相談を無料で行っているのですが、もう一歩進めた形でのオンライン診療に取り組んでいきたいと考えています。先にもお話ししましたが、犬や猫の問題行動に悩みながら、適切な対処につながらず諦めているという飼い主さんは多くいらっしゃいます。全国にいるそうした方からのご相談にも、オンラインを活用すれば対応していけます。当院での診療で培った専門診療のノウハウを、さらに広く必要な方へとお届けできればと思っています。

読者に向けて、ひと言メッセージをお願いします。

ペットの問題行動や疑問を感じる行動などがあれば、ぜひ気軽に相談していただきたいと思います。長く診療を続けてきて感じるのは、真面目な飼い主さんほど問題行動の原因をご自身なりに深く追究し、悩みがちな傾向があるということ。中にはご自身を責めるあまり、ペットとの生活を十分に楽しめなくなるケースもあるようです。当院では、行動学的視点や脳神経疾患からのアプローチを含め、さまざまな可能性を踏まえつつ、問題行動の改善に向けて取り組んでいきます。ペットの問題行動に悩む方、認知症のペットとの生活に負担を感じていらっしゃる方など、幅広く助けになれればと思っています。まずはお気軽にお声がけください。

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