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松山 徹弘 院長の独自取材記事

ブレーメンどうぶつ病院

(八千代市/八千代緑が丘駅)

最終更新日: 2023/01/22

八千代市の落ち着いた住宅地の一角にある「ブレーメンどうぶつ病院」。明るい雰囲気の医院は、「飼い主さんに少しでも明るい気分になってもらいたい」との願いを込め、内装もかわいらしく、楽しいつくりになっている。院長の松山徹弘先生は、動物と仕事が大好きな優しい「獣医さん」。言葉の端々から、飼い主へ思い、動物への思いが伝わってくる。散歩の途中に病院に入ってきたがるそぶりをみせる「元患者さん」もいるというから、松山先生が動物からも親しまれているのは間違いないだろう。松山先生のペット犬「小春」は同院の癒やし担当。毎日一緒に出勤し、来院時に出迎えてくれる。こんなふうに24時間動物と一緒に過ごす松山先生に、医院のことや獣医師をめざしたきっかけ、今後の展望などたっぷり聞いた。 (取材日2016年7月19日)

飼い主目線で「いつでも診察できる病院」でありたい

この場所に開業した理由、このエリアの印象などをお聞かせください。

僕は大阪出身なのですが、9年前にこちらに引っ越してきました。実際に暮らしてみると、とても住みやすいです。田舎過ぎず、都会過ぎずというところがいいですね。このエリアの飼い主さんは、通院をちゃんとしてくださると言いますか、真面目な方が多いような感じがします。「次にまた来てくださいね」と申し上げると、だいたいの方がきちっと来られますね。もう治っているのに、治癒の確認のために来院される方もいます。来院される飼い主さんは8割方は女性で、20、30歳代の方も結構多いですね。飼い主さん目線で考えるといつでも開いているほうがいいですから、できるだけ診療時間を長く設けたいと思っています。さすがに24時間365日は無理ですが、僕も仕事が好きなので、できる限りそうしています。

どんな動物が、どんな病気で来院することが多いのでしょうか?

やはり犬と猫が一番多いのですが、割合としては7対3くらいで犬のほうが多いですね。犬は皮膚や耳の病気が多く、猫の病気はいろいろですが、野良猫の保護活動をされている方がよくいらっしゃるので、その場合は風邪などによる感染症状が多いですね。その他にも心臓病の動物を連れてくる方もいらっしゃいます。他の動物はフェレットが1%くらいいます。共通している一般的な症状は、下痢や嘔吐などが多いですね。当院は何かに特化した治療ではなく、オーソドックスな治療をしています。中には、遠方の方が1時間ほどかけて来院されることもあります。あと、なぜか当院は混み合う時間とすいている時間に偏りがあるんです。また夜の診療終わりの時間もすごく混み合います。今通っている中で混雑しているなと感じられる方は、いつもの時間をずらしてみていただくのもいいかなと思います。

飼い主や動物とのエピソードをお聞かせください。

年齢や病状によっては、治療のかいなく命を落としてしまうことがあるのですが、そんなときでも、飼い主さんが挨拶にいらしてくれたりするとうれしいですね。今日も「お世話になって良かったです」という手紙をいただいたのですが、最終的には助からなかったけれど満足していただけたのなら、頑張って良かったなと思います。開業してからは、犬・猫・フェレットの他はご相談で診させていただくのですが、個々の治療にはある程度の専門性が求められますので、全部の動物に対応するのは難しいと考えています。料金をいただく以上、自分が胸を張って診ることができる動物を診させていただいています。

子どもの頃の憧れから獣医師の道へ

獣医師を志したきっかけを教えてください。

子どもの頃に犬を飼っていて、動物病院に行くことがよくありました。時には病気の犬がぐったりした状態で行くこともあったのですが、病院から帰ってくると、そんな状態が治って元気になっているのです。自分では飼っている犬の病気のことが全然わからなかったのに、1、2週間で治って元気になる。「すごいな。獣医さんはカッコいいな」と憧れていました。中学生くらいのときには漠然とですが、「獣医になりたい」という思いを抱いていましたね。

「獣医になりたい」と言ったときの、ご家族の反応はいかがでしたか?

最初は父が大反対でした。その頃はペットブームなどもなかったので、「食べていけない」と。僕は1年浪人して大学に入ったのですが、最初の年に全部落ちてしまったときも、「獣医はあきらめて、来年は普通の大学を受けなさい」と言われました。でも、数校だけ獣医学部のある大学を受けさせてもらって、何とか引っかかったので良かったです。大学に入ってからペットブームが来たのですが、そしたら手のひらを返したように「獣医になって良かったな」なんて言っていましたね。

勤務医時代の思い出などがありましたらお聞かせください。

開業する前に勤務していた病院の院長をとても尊敬しています。診療に対しての姿勢が素晴らしい先生で、その時代があるから今があるような気がしています。得意な治療分野を掲げて診療するタイプの先生ではないのですが、難しい治療で「もうだめだ」と思われる状態でもあきらめずに、治るのだったら徹夜してでも、とことん治療するのです。こんな先生の姿に追いつけるとは思いませんが、ちょっとでも近づけるようがんばりたいと、今でもずっと思っています。そのための一環として、心臓の病気に関しては関心があったので、自分なりに勉強する機会を作ってしっかりと診療できるようになりました。ただ、どんな病気でもあきらめない姿勢は常に大切にしています。

こちらでは診療のほかに、トリミングもしているんですね。

心臓や皮膚を患っていたり、高齢で足がおぼつかない場合などは、一般のトリミングサロンで受け入れてもらえないことがあります。「洗ってあげたいのにできない」ということがあるとかわいそうですから、病院だったらできるという理由で、もともとは始めました。当院のトリマーは長くこの仕事に携わってきたベテランで、利用されている方々にも好評をいただいているようです。30分くらいかけて来てくださったり、遠くに引っ越しても引き続き通ってくださる方もいます。

「うちに来てくれた動物すべてを治す」を目標に

多忙な診療の日々だと思いますが、リフレッシュ法などありますか?

月に1、2回ですが、診療後の21時くらいからフットサルをしています。メンバーは獣医師やその病院の看護師、その友人などさまざまで、年齢も幅広いですね。僕は中学・大学はサッカーをしていたのですが、今は激しく運動するというよりは健康維持といった感じです。オンとオフははっきり切り替えるほうで、家に帰ったら仕事のことはほとんど考えませんし、遊びに行ったら仕事のことは考えません。ですから、入院している動物がいると遊びには行きません。そんな日は、休みの日でも仕事と決めて、中途半端になるようなことはしないようにしています。

診療の際、心がけていることはありますか?

飼い主さんに優しくすることを心がけています。動物に対しては、自分のペットとして、「自分が飼い主だったら、どうしたいか」と思って治療しています。こうしたら一番いい、自分のペットだったら自分が納得できると思われる治療を飼い主さんに提案しますが、費用や治療効果などいくつか提案し、飼い主さんとペットにとって最善の治療法を選んでいただきます。

今後の展望、読者へのメッセージをお願いします。

「うちに来てくれた動物すべてを治す」、今日も明日も10年後もこれが1番の目標になっていると思います。たぶん、これ以上のことはないと考えています。この目標を実現するために、今は治せない病気も治せるようになりたいと思います。読者の方へは、気になることがあったら早めに来ていただければと思います。早く来てもらったほうが早く治ることが多いですから、ちょっとでもおかしいと感じたら、間違っていてもいいですから、連れてきてください。当院は、親しみやすいアットホームな医院ですから、気軽に来ていただければうれしいです。

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