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中嶋 優人 院長、中嶋 央子 副院長の独自取材記事

岸根公園動物病院

(横浜市神奈川区/岸根公園駅)

最終更新日: 2023/02/28

横浜市港北区の南端、神奈川区に接する場所に広がる岸根公園。広々とした芝生広場に大小さまざまの犬たちが遊ぶ魅力的な公園だ。その南側出入口からすぐの水道道沿いにあるのが「岸根公園動物病院」。エリアのペットオーナーたちからの要望を受け、2017年に開院した。日曜・祝日も診療し、入院やペットホテルでの対応も受ける同院。「体力的に大変なこともありますが、やりがいを持ってあたれています」と話す中嶋優人(まさと)院長と、「とにかくたくさんの動物たちと触れ合える幸せな場所です」と笑顔で語る中嶋央子(ひさこ)副院長、夫妻が二人三脚で運営している。天然木素材を多用し、外光を多く取り入れた院内は、まるでカフェのような居心地の良い空間。散歩ついでに立ち寄りたくなる、そんなクリニックにかける思いを2人に聞いてみた。(取材日2023年2月10日)

岸根公園の散歩仲間との井戸端会議をきっかけに開院

まずはこちらに開院されたきっかけから伺えますか。

【優人院長】大学を卒業後、それぞれ県内の動物病院に勤務してきました。いずれ開業するなら横浜市内でという思いはありながら、すぐに良い場所が見つかるわけでもなく……。そんな折に、妻の地元であるこの場所で診療されていた先生がクリニックを閉院されたというお話を耳にしました。 【央子副院長】実家がすぐ近くで、まさに岸根公園が飼い犬のお散歩エリア。お散歩仲間との井戸端会議中に、近くに動物病院がなくなって困っているというお話を伺いました。それならここで開業すれば地域の皆さんとエリアで暮らすペットたちに貢献できると考えたのです。

まるでカフェのようなすてきなクリニックですね。

【央子副院長】公園に近いので、公園と一体化するイメージで木の質感を生かした空間を設計しました。おっしゃるとおり、少しカフェっぽく、いわゆる病院っぽさを抑えた感じです。 【優人院長】動物病院として必要な清潔感などは担保しつつ、リラックスして過ごしやすいインテリアに仕上がっていると思います。実際に、お散歩ついでにワンちゃんと立ち寄っていただく飼い主さまも多いですね。

どのような動物が多く受診されていますか。

【優人院長】比較的に多いのは犬で、大型犬も多くなっています。先ほどもお話ししたとおりお散歩がてら受診されるケースなどです。 【央子副院長】猫ちゃんの受診も多いので、受付ではケージにかけて猫ちゃんを落ち着かせるのにご利用いただけるブランケットもお貸し出し用に常備しています。他にも、うさぎやハムスター、フェレット、ハリネズミなど、小動物を中心にさまざまな種を診療しています。

ヒアリングとインフォームドコンセントに時間をかける

クリニックの特徴を教えてください。

【優人院長】専門性に特化するのではなく、ゼネラルに診ることが最大の特徴です。夜間救急病院での勤務経験があり、日本獣医麻酔外科学会及び日本獣医皮膚科学会にも所属するなど、いろいろな症例を経験し、ノウハウを持っています。動物用ICUも備えており、幅広い手術にも対応できます。 【央子副院長】私は比較眼科学会及び日本小動物歯科研究会に所属しており、前職では歯科や眼科の症例も多く診てきました。また、当院では病気になった時だけでなく、赤ちゃんからシニアまで、その一生に寄り添う医療サービスを提供しています。例えば、爪切りや肛門腺しぼりなど、日常的なケアでも、幅広くご相談いただければと思います。定期的に犬の歯磨き教室も開催しています。

予約制ではなく、順番制で診療されているのですね。

【優人院長】はい。ペットが急に体調を崩した際にも、予約が取れないために診療を受けられなかったというケースもよく聞きますので、当院では気がかりがあればいつでも受診できるよう、順番制を取っています。 【央子副院長】院内のおおよその混雑状況をホームページで確認できるシステムを導入しました。ご自宅や公園などで院内状況を確認しながら、空いているタイミングを狙ってご受診いただける便利なシステムです。受診時の待ち時間は動物たちにも飼い主さまにとってもつらいもの。こうしたシステムを活用して、少しでも負担を抑えてご受診いただければと思っています。

診療の際に心がけていらっしゃることはありますか。

【優人院長】もの言えぬ動物たちのつらさを最も近くで見ていらっしゃるのは飼い主さまです。診療時には飼い主さまが言いたいことを言えなかったということがないよう、話しやすく親しみやすい雰囲気をつくることを心がけています。後から「これも言えば良かった」ということのないよう、ゆっくりお話を聞くことを信条としています。 【央子副院長】待合室でも院長は座っている飼い主さまの足元に屈んで、ペットとも目線を合わせながらお話ししている姿をよく目にします。私は自分自身のペットを看取ることを多く経験しているので、常に飼い主さまの立場に立って考えて、気持ちに寄り添えるようにしています。

インフォームドコンセントを重視していらっしゃるとか。

【優人院長】「痛い」と言葉にできない子たちだからこそ、つらい治療にどこまで耐えさせるべきかは悩ましいところです。飼い主さまが悔いの残らない決断を下せるよう、時間をかけて丁寧に説明することは大切にしています。 【央子副院長】治療では飼い主さまの負担が大きくなることもあります。ペットとの時間を良い思い出として記憶に刻めるよう、最期の時を悔いなく迎えるためのできる限りのお手伝いをしていきたいと考えています。

夫婦で根っからの動物好き。天職と思える獣医領に尽力

お二人が獣医師をめざされたきっかけは何ですか。

【優人院長】小学校の卒業文集には将来の夢として「獣医」と書いており、物心つく頃から獣医師をめざしていました。ハムスターを飼ったり、犬を拾ってきたり、とにかく動物が大好きな子どもでした。 【央子副院長】私も同じく小学校の卒業文集に「獣医さんになりたい」と書きました。他の職業は考えられませんでしたね。私の場合、動物好きは家族共通のもので、犬や猫、小動物に囲まれた環境で育ちました。父も母も動物が大好きで、実家では今も常に7〜8匹なんらかのペットを飼っている状態です。獣医師になってからも休日に家族で行くのは動物園か水族館という具合で、本当に根っからの動物好きです。

大学時代に出会われたのですよね。

【優人院長】北里大学獣医学部の出身なのですが、同学部では2年次から5年間青森県十和田市のキャンパスで学びます。そこで所属した研究室が近く、自然と仲良くなりました。私のほうが2年先輩になるのですが、第一印象ではすごくしっかりした子だなという印象でした。 【央子副院長】豊かな自然の中で先輩や友達と過ごせた5年間は、生涯心に残るものになりました。

お忙しい毎日とは存じますが、休日の気分転換に楽しんでいらっしゃることはありますか。

【央子副院長】自宅にアクアリウムを設置し、熱帯魚やメダカ、エビなどを飼育して楽しんでいます。 【優人院長】毎週診療後に水換えをするので大変ではあるのですが、楽しいですね。子どもたちを連れて水族館に行くことも多いのですが、魚そっちのけで水槽や設備、裏方の仕事などに見入っています(笑)。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

【優人院長】今は獣医師2人で診療しているので、お待たせしてしまうこともあるのが現状です。いずれ獣医師を増員し、それぞれの専門性も生かしながら診療の幅も広げていければと思っています。ちょっとした相談から重篤な病気の対応まで、なんでもご相談ください。 【央子副院長】地元で貢献できることを心からうれしく思っています。どんな小さなことでも構いません、お話しにいらっしゃるだけでもOKです。ぜひお気軽にご来院ください。

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