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石田 琳瑛 院長、赤司 和昭 副院長の独自取材記事

オアシス動物病院

(福岡市博多区/笹原駅)

最終更新日: 2023/11/13

笹原駅から徒歩15分、西田橋南交差点にある「オアシス動物病院」は皮膚疾患の専門的な診療を中心に、犬と猫のさまざまなトラブルに対応する動物病院だ。2人の日本獣医皮膚科学会認定医が在籍しており耳の診療にも注力。耳の内視鏡を導入し検査・診断を充実させている。また土日の診療、トリマーと連携した「メディカルひふケアサロン」の設置など、通院の利便性向上や動物の快適な生活づくりをめざしてさまざまな工夫を凝らしている。「どんな症状であっても笑顔で帰ってもらえるようにしたい」と笑顔で話す石田琳瑛院長と赤司和昭副院長に、獣医師を志したきっかけやキャリアをはじめ、病院の特徴、専門でもある皮膚疾患などについて詳しく話を聞いた。(取材日2023年10月10日)

皮膚疾患をはじめ幅広い悩みに世界基準の診断・治療を

まずはお二人が獣医師をめざそうと思ったきっかけを教えてください。

【石田院長】小さい頃から動物や植物など自然と触れ合うことが多かったので、何かを治療する仕事に就きたいと思っていました。最初は樹木医をめざしていたのですが、植物はなかなか反応を見ることができないもの。そこでよりやりがいを感じることができる獣医師に方向転換をして、今に至ります。 【赤司副院長】私も小さい頃から生き物が好きで、特に昆虫が大好きで休みのたびに昆虫採集に出かけていたんですよ。実家では犬や亀、トカゲなども飼っていましたから、自然と動物に関わる仕事をしたいと思うようになりました。幼稚園くらいからは、将来の夢に獣医師を掲げていた記憶があります。

大学時代のご専門やこれまでのキャリアをお聞かせいただけますか?

【石田院長】大学の時には内科学研究室に在籍し、皮膚のアレルギーについて研究していました。獣医師になってからもそれをどんどん突き詰めていく形で日本獣医皮膚科学会認定医の資格を取りました。大学卒業後は東京大学の動物医療センターで研修医として過ごし、その後は開業動物病院を2つほど経て、2012年に当院を開院しました。もともと開業しようという意思はありましたし、開業するなら自分にとってなじみのある土地が良いと考えて板付を選びました。 【赤司副院長】現在専門にしている皮膚科とは分野が異なるのですが、当時は外科学教室で脊髄や神経の再生に関して研究していました。卒業後は東京の動物病院に7年ほど勤め獣医師としての基礎を学び、2020年から地元福岡に戻り当院に勤務しています。こちらで皮膚疾患治療の研鑽を重ね、日本獣医皮膚科学会認定医を取得しました。

コンセプトである「世界基準の診断・治療」について詳しく教えてください。

【石田院長】当院は犬と猫の皮膚疾患治療を中心とした診療を提供しています。皮膚疾患の中には生涯にわたって付き合っていかなければならない病気もあり、最初の診断の時点で治療の方向性がずれてしまうと、長期間にわたって不快な生活を強いることになってしまいかねません。ですから正しいエビデンスに基づいた診断、根拠のある治療を提供するという意味を込めて「世界基準」という言葉を使っています。皮膚疾患はさまざまな原因、さまざまな種類があるため診断が難しく、誤ってしまうと適切な治療につなげられず、無駄に数年間を過ごしてしまうということになりかねませんからね。

2人の日本獣医皮膚科学会認定医による専門診療が特徴

院内も非常にきれいですが、こだわっているポイントはありますか?

【石田院長】やはり不安になって来られる方が多いので、できるだけ落ち着いて過ごせるような雰囲気づくりに取り組んでいます。例えば当院の待合室は犬と猫でスペースを分けているのですが、犬の吠える声に緊張してしまう猫もたくさんいますから。待合スペースを分ける前は診察に入ると同時に暴れてしまう猫もいましたし、同じスペースに長時間いるとかなりのストレスがかかってしまいます。特にフィラリアの予防シーズンになると、犬に囲まれてしまうケースも考えられますので、過ごすスペースを分けるだけでもリラックスにつながるのではないかと考えています。

どのような症状で来院されることが多いのでしょうか?

【石田院長】インターネットなどで調べて来られたり、紹介で来られたりするケースが多いので、専門でもある皮膚疾患の動物が多いですね。ですからかゆみや脱毛といった相談が中心で、かゆみに関しては皮膚だけではなく耳の症状でいらっしゃる場合があります。もちろんおなかをこわしている、咳が出る、けがなどでも受診いただいています。皮膚疾患一つとっても非常に広範になりますから、基本的には犬と猫を診療の対象にしています。どちらかというと脱毛など症状がわかりやすい犬の受診が多く、猫に関しては血が出るまでかいてしまったなど重症化してから来院されるケースが多い印象です。猫は普段から頻繁に毛繕いをしているところがありますし、毛が抜けにくいため症状がわかりにくく、受診に至るまで時間がかかってしまうようです。

認定医がお二人在籍しているなど、専門性の高い皮膚疾患治療は一つの特徴ですね。

【石田院長】そうですね。一見、皮膚疾患は同じような見た目ではありますが、実際には原因・種類などが多岐にわたるので、専門的に知識を深め、検査や診断の精度を高める必要があります。どの検査を行うかで診断結果が大きく変わってしまうので、間違えた方向に行かないように細心の注意を払っています。そのためエックス線検査や超音波検査に加え、耳の内視鏡検査、血液検査など、より細かく検査が行えるように設備を充実させています。また皮膚疾患は耳との関連性が高い領域。例えば犬アトピー性皮膚炎は耳に症状が出るケースが多く、皮膚のトラブルで来院いただいた際には、必ず耳の状態も見るようにしています。トリマーと連携した「メディカルひふケアサロン」もありますので、皮膚のトラブルについては気軽にお問い合わせください。

どんな症状で受診しても笑顔で帰れる動物病院へ

ブログを使った情報発信にも取り組んでいらっしゃるそうですね。

【赤司副院長】診察中の獣医師には硬いイメージがあると思います。私たちが病院に行った時も先生とお話しする時には少し緊張しますよね。それに先生には話しづらいけれど、受付など他のスタッフには言えるというような悩みもあるはずです。それは動物病院でも同じことかもしれません。限られた診察時間だけで伝えきれない獣医師の考えなどをまとめて、ホームページの「オアシストーク」というコーナーで情報発信をしています。皮膚疾患に関しても専門用語を使わずにかみ砕いた内容の記事を掲載していますが、今後は獣医師のオフの姿など、もっと親しみを持っていただけるようなことも発信していきたいですね。

診療の際に注意しているポイントはありますか?

【石田院長】特に初診の場合には不安を抱えている方が多いので、帰宅されるまでにその不安を一つでも少なくできればと考えています。まずは“わからない”ことに対する不安を払拭するため、しっかりと時間をとって説明するようにしています。すぐに検査や処置を行うと動物も緊張してしまいますから、刺激の少ない検査などから始めます。 【赤司副院長】飼い主さんは「悪い病気だったらどうしよう」とどうしても気持ちが沈んだ不安な状態になってしまうと思います。だからこそ治療に前向きになってもらい、笑顔になって帰っていただけるような診察を心がけています。そして、私たちの患者は動物ですから、飼い主さんだけではなく動物の不安にも寄り添いながら診療するように気をつけています。

最後に、今後の展望と読者の皆さんにメッセージをお願いします。

【石田院長】今後は皮膚疾患だけではなく耳の治療にも力を入れていきたいと思います。重症化してしまうと手術が必要になり、副作用や合併症を伴うことがありますからね。どんな症状で受診しても笑顔で帰っていただけるような動物病院にしていきますので、お困り事があれば何でもご相談ください。 【赤司副院長】私も皮膚疾患と耳の疾患に強い動物病院づくりにはこだわっていきたいですが、それに加え皮膚科と関連深い行動学や整形外科領域も強化していきたいと思っています。けがは突発的に起きますから、きちんと対応できる体制を構築していきます。診療に関しても優しく丁寧に対応することを重視していますので、構えずに受診していただければうれしいですね。

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