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藤澤 吉郎 院長の独自取材記事

東豊中動物病院

(豊中市/豊中駅)

最終更新日: 2024/01/15

飼い主に寄り添い、そして笑い合える関係を築きたい。そんな思いが込められた「笑い声の聞こえる動物病院」というコンセプトを掲げるのは「東豊中動物病院」だ。犬と猫を対象に、幅広い症状に対応。中でも、心臓の超音波検査や心電図検査などをはじめとした、循環器の診療を得意としているという。院長の藤澤吉郎先生は、同院のある豊中市育ちの獣医師である。地元に恩返しがしたいと思い、この地に開業したそうだ。「飼い主さんとお話しし笑い合える、そんな楽しい日々がこれからも続くように、研鑽を重ねより良い診療の提供に努めてまいります」とほほ笑む藤澤院長に、獣医師をめざしたきっかけや同院の特徴、今後の展望などを聞いた。(取材日2023年12月14日)

住み慣れた町に恩返しをしたいと、地元・東豊中に開業

まずは、藤澤院長が獣医師をめざしたきっかけをお聞かせください。

子どもの頃から動物や虫が大好きだったことが大きいですね。獣医師という職業を意識し始めたのは、幼稚園生の頃だったと思います。捕まえたバッタの足が取れてしまった際、親にどうやったら戻るのかと聞いたところ、「獣医さんになれば戻せるかもしれないよ」と言われたのです。その際に私は獣医師という職業を知り、「獣医さんはすごいんだ」「獣医さんになりたいな」と思うようになりました。そんな思いを抱いたまま小学生になり、学校やクラスの「生き物係」「飼育委員」を積極的に担当するように。私が動物好きであることは周囲に浸透していき、学校の先生には「獣医さんが向いているかもしれないね」と言ってもらった記憶があります。そういった経緯から、小学生の頃から「将来は獣医師になりたい」と本格的に考えていましたね。

東豊中を開業の地に選ばれた理由は何ですか?

獣医師をめざす際に支えてくれた地元に貢献し恩返しをしたいと考えたことが、ここ東豊中で開業した理由です。大学受験はとても大変でしたが、それでも周囲の方たちは「それだけ動物が好きなんだから、絶対に獣医師になるべきだ」とずっと応援し続けてくれたのです。私が無事に獣医師になれたのは、家族や友人など、これまでの人生で関わりお世話になった方たちのおかげ。ですから感謝の気持ちを込めて東豊中で開業し、動物病院の名前は迷わず「東豊中動物病院」にしました。地域の方々には「ひがとよ」という愛称で呼んでいただいているみたいです。親しみを持っていただいているように感じ、うれしく思っています。

こちらの動物病院のモットーを教えてください。

当院のコンセプトは「笑い声の聞こえる動物病院」です。過去に勤めていた動物病院は、診療に無駄がなく、効率の良さを重視するタイプでした。私はもっと会話をして飼い主さんと動物が普段どのように過ごしているのか、どんな診療を希望しているのかなどを伺いたかったのです。そこで勤務医時代は「笑い声の聞こえる診察室」を目標にして、会話で関係を築いていくためにも飼い主さんが笑いながらお話しできる雰囲気作りを大切にしていました。ありがたいことに、過去に一緒に働いていた先生から藤澤先生の診察室からはいつも飼い主さんの楽しそうな笑い声が聞こえるよね……と言っていただいたことがあります。その時に「笑い声の聞こえる診察室」という目標は達成できているのかなと思い、開業して自分が院長となった今、私だけではなく動物病院全体の目標として掲げています。

飼い主に寄り添い、笑い声の聞こえる動物病院をめざす

院内はぬくもりがある、落ち着いた雰囲気を感じます。どのような思いが込められているのでしょうか?

ほとんどの動物にとって動物病院は、「慣れていなくて怖い」「他の動物がいて落ち着かない」という場所でしょう。ですから院内は、少しでも動物にリラックスした状態で過ごしてもらえるようなデザインを意識しました。個室の待合室も設けてあるので、猫だけでなく、静かな空間で待ちたいと思われている方はぜひ遠慮せず気軽にお使いください。また、第2診察室には大型犬のための低い体重計も設置し、お待ちいただく際も診療室で待っていただける体制が整っています。小型犬との接触も最小限にとどめる配慮をしていますので、どんな子も安心して連れてきていただきたいですね。

循環器の診療を得意とされているそうですね。

そうですね。犬と猫の幅広い診療に対応している中でも、循環器の診療を得意としています。僧帽弁閉鎖不全症や心筋症など循環器の疾患は、命に関わる重大な疾患が多いです。特に猫の場合は症状がはっきりと出る頃には重症化しているケースが多いです。そのため、当院では検査はもちろんですが、ただ検査をして数値をみて診断をつけるだけではなく、その子の心臓で何が起こっているのか、なぜ起こっているのか、細かく病態を分析し、その子に合った治療や対応をしていくことができるよう心がけています。咳をしていたり、呼吸が苦しそうだったり、おなかが膨れていたり、少しでもいつもと違う様子や気になることがあれば、すぐに受診していただければと思います。検査をして何か異常が見つかればすぐ治療に、問題がないとわかれば安心につなげられますからね。

動物と接する際に心がけていることを教えてください。

動物の負担を軽減し、安心してもらえるような「優しい対応」を心がけています。特に、診療の際にスタッフが動物を抱きかかえ、診療の補助をすることを「保定」と言います。保定を行う際は力任せに無理やり押さえつけることはなるべくしない、声をかけるなど、優しい保定を大切にしています。また、スタッフ全員でより安全な保定のやり方やコツはないかと、日々相談や工夫を続けていますね。100%安全なやり方というものはありませんが、それをめざし常に優しい対応を強く意識しながら、これからも努めてまいります。

スタッフ一丸となり、より良い診療をめざし取り組まれているのですね。

ええ。より良い診療や「笑い声の聞こえる動物病院」をめざすには、スタッフの存在が必要不可欠だと感じていますね。飼い主さんの中には、場合によっては院長よりスタッフのほうが話しやすいこともあるかと思いますので、そのような場合でもスタッフがいてくれれば、私とは異なる立場・距離感で、飼い主さんに寄り添うことができますからね。スタッフには動物に関する知識・スキルを磨くことはもちろん、飼い主さんと動物を思い丁寧に接することを大切に、と伝えています。些細なこともぜひスタッフにお声がけください。親身にお話をお伺いいたします。

飼い主と動物の元気な姿を見るのが仕事のやりがい

獣医師としてやりがいを感じるのは、どのようなときでしょうか?

獣医師として当たり前のことかもしれませんが、当院に来たことで動物が元気になってくれたら、やはりうれしく思いますね。ですからたとえ回復の見込みが低い状態だとしても、すぐに諦めるのではなく、何かできることはないかと考え最善を尽くしたいと思っています。また、飼い主さんや動物、他の獣医師などとのさまざまな出会いもやりがいの一つ。動物病院の外でたまたまお会いした飼い主さんとあいさつを交わしたり、日常会話を楽しんだりすることに幸せを感じるのです。この動物病院を通してたくさんの出会いがあり、つながりが生まれ、地域の方々と長いお付き合いができる。こうしたつながりや関係は、獣医師になったからこそ、開業したからこそ築けたものでしょう。

今後の展望・目標をお聞かせください。

飼い主さんとお話ししてお互いに笑い合える、そんな楽しい今の毎日がずっと続くように努めていこうと思っています。また、私の獣医師人生はまだ折り返し地点にもたどり着いていないでしょう。ですから今後も研鑽を続け、今持つスキルをさらに磨いたり、できることを増やしたりもしていきたいです。そして、培った知識・技術を生かし、飼い主さんと動物により良い診療を提供できたらと思っています。

最後に、地域の方へのメッセージをお願いします。

悪いところの治療を行うのはもちろん、診察させていただくことで飼い主さんに安心していただくことも私たちの役割だと思っています。「ちょっと心配だな」「何かいつもと違うかも」と感じた際にも気軽に受診していただけたらうれしいです。これからもこの土地で、動物たちや飼い主さんのためにますます「笑い声の聞こえる動物病院」にしていきたいです。

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