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寺前 泰介 院長、相馬 克実 副院長の独自取材記事

なかもず動物病院

(堺市北区/中百舌鳥駅)

最終更新日: 2023/09/15

「なかもず動物病院」は、なかもず駅・中百舌鳥駅からいずれも徒歩約2分。住宅街になじむ戸建てのクリニックには、ロゴマークにも使われているオレンジとブラウンが効果的に取り入れられ、リラックスした明るい雰囲気が特徴だ。院長の寺前泰介先生と、副院長の相馬克実先生は大学の同級生。それぞれの専門領域を診療に生かすべく同院をスタートさせた。スタッフのスキルアップにも力を入れ、ペットと飼い主が落ち着いて受診できる動物病院をめざしている。元保護犬のトイプードルを飼う寺前院長と、猫2匹を飼う相馬副院長に、同院の診療の特徴や動物医療にかける思いなどを語ってもらった。(取材日2023年9月2日)

それぞれの専門領域を生かした診療を提供

初めに獣医師になったきっかけを教えてください。

【寺前先生】小さな頃から動物が好きで、動物と関わる仕事に憧れていました。動物研究家をめざした時期もありましたが、最終的にはさまざまな診療を通して動物の命に関わることができる獣医師を志しました。 【相馬先生】私も小さい頃から生き物が好きで、中学生くらいには獣医師になりたいと考えていました。実際に獣医になってからは、日々とてもやりがいを感じており、この道を選んで良かったと思っています。

お二人は専門領域が異なるそうですね。

【寺前先生】大学では整形外科の研究室に所属して、卒業後は整形外科に力を入れている動物病院に勤務して経験を積みました。ワンちゃん、猫ちゃんは幼少期からシニア期まで関節の疾患が多く、悩まれる方が多いです。その分、治療がうまくいけばご家族が喜ぶ瞬間にも多く出会え、とてもやりがいがあります。勤務医時代には、米国で動物理学療法士の認定資格(CCRT)を取得し、手術後の理学療法の大切さについても学びました。 【相馬先生】私は大学時代、病理学研究室に所属して、腫瘍の診断などについて学んでいました。開業後には日本獣医がん学会の獣医腫瘍科認定医II種の資格も取得しました。最近はワンちゃん、猫ちゃんも長生きするようになり、がんになる子も増えています。しっかり治療をしてあげたいと考えるご家族も多く、やりがいのある領域です。

開業の経緯を教えてください。

【寺前先生】僕らは大学の同級生なんです。開業を意識し始めたのもほぼ同時期で、それぞれ違う分野を専門にしていたため、「お互いの強みを生かしたクリニックを一緒に作ろう」となったのです。10年以上ともに過ごした、とても信頼している仲間です。 【相馬先生】開業場所については、いろんなエリアを見て探しましたが、最終的にはなじみのある地域で医療を届けたい、と現在の場所に落ち着きました。大学時代に5年間を過ごしたエリアなので、ホームタウンに近い感覚です。

獣医師2人体制にされた理由は?

【寺前先生】難しい手術にも対応できる点です。専門が異なるドクターがそれぞれいることで、複数の問題を抱える動物たちにも、それぞれの強みを生かした治療を届けることができます。いろんなケースがあるため、柔軟な対応がよりしやすいのが利点です。 【相馬先生】獣医療は守備範囲がとにかく広いことが大切なので、1人よりも2人のほうがいいし、この先はさらに獣医師を増やして診療を充実させたいと思います。それぞれに違う専門領域を持った獣医師が一緒に診療できれば、より質の高い診療の提供につながると考えています。また、1人で診療していると、日々の診療で手いっぱいになって、新しい情報を仕入れたり、学んだりする時間の確保が難しくなると思います。2人体制なら勉強会やセミナーに参加する際などに調整しやすいのもメリットですね。

ここで完結できるよう診療体制を整える

設計上のこだわりポイントを教えてください。

【相馬先生】犬と猫の待合室、診療室さらに入院施設も分けるようにしました。猫ちゃんは、ワンちゃんと一緒だったり、においが残っていたりすると緊張してしまうことがありますが、分けてあげることで落ち着いて受診してくれますので、私たちも診療により集中できます。また、診療室も当初から多めに用意しました。この先、獣医師を増員して、それぞれの専門分野を生かした診療ができる動物病院にしたいですし、当院でできることを増やして可能な限り当院で完結できる診療をめざしています。

診療の際に大切にしておられることは?

【寺前先生】初めからむやみに触らない、自分がされたら嫌だと思うことをしないなど、ストレスの少ない診察を心がけています。また、ご家族が緊張していると、動物も緊張してしまうので、笑顔で接することも大切にしています。 【相馬先生】ワンちゃん、猫ちゃんの場合、痛みやつらさを言葉で伝えることができません。ご自宅では元気がなくても、診療室では緊張してそうした様子を見せないこともあるので、ご家族とのコミュニケーションを大切にして、得た情報を診断につなげるようにしています。ご家族が気になっていることを話しやすい雰囲気も心がけています。

インフォームドコンセントを大事にしておられますね。

【相馬先生】選択できる治療法はすべて提示し、納得して選んでいただけるようにしています。腫瘍の場合、人間と同様に年齢によって適した治療法は異なります。条件によっては、緩和治療という選択肢もあります。また、提示する際は、治療そのものの説明に加えて、治療後に予想されることもお伝えするようにしています。 【寺前先生】できるだけ多くの治療の選択肢を用意して、それぞれにしっかり対応できる動物病院でありたいと考えています。新しい治療法で良いものがあれば、なるべく早い段階で提供できるように努めています。ただし、選択肢が多いと迷ってしまうこともあるので、ご家族の気持ちや環境などを考えて、より良いと思える治療はこちらからご提案することもあります。

入院や急患にも対応しておられますね。

【相馬先生】入院施設を整えていますが、できるだけ入院が必要ないよう、入院日数も短くなるよう、体に負担が少ない手術方法を取り入れています。病院よりもご家族のもとで過ごすほうが、動物にとってもストレスが少ないですので。 【寺前先生】急を要する場合、ご家族は気が動転してしまうと思いますが、よりスムーズな対応ができるよう、来院前にご一報いただけるとうれしいです。また、急患や予想外の対応のために、通常受診の方の待ち時間が発生してしまうことがあります。当院は、しっかりと診ることを大切にしているので、その点はどうかご理解ご容赦いただければと思います。

スタッフと力を合わせより手厚い診療をめざす

スタッフさんの役割も大きいですね。

【寺前先生】スタッフの対応力は当院の強みの一つだと思います。ご家族からのスタッフの評判がとても良く、本当に助かっています。動物好きの人がそろっているので、ワンちゃん猫ちゃんに優しく接してくれるし、ご家族に対しても、私たちの気づかないところで、声かけをするなど丁寧に対応してくれますので、皆さん緊張せずに診療室に入ってくれます。おかげで僕たちもスムーズな診療につなげられています。

スタッフさんのスキルアップにも熱心です。

【寺前先生】泉州地域の動物病院で構成された勉強会に所属しており、問診の仕方、エックス線や尿検査、予防医療など、基本的な内容を習得できる新人研修のプログラムもあります。地域を挙げて獣医師を育てるための取り組みで、各領域に強い獣医師から話を聞けるのが良いところです。 【相馬先生】他院の獣医師との貴重な情報交換の場にもなっています。この勉強会のほかに、興味のある分野のセミナーなどへの積極的な参加を推奨しており、費用も負担してバックアップしています。獣医師については学会費用も負担しています。こうした得られた経験を普段の診療に還元したいと考えています。

読者や地域の方にメッセージをお願いします。

【寺前先生】最近は初めてペットを飼う方も多く、ペットの関わり方や高齢のペットのことで悩まれる方もおられます。そのような面でも、動物とご家族をしっかりフォローしていきたいと思いますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。ご相談いただいたことでトラブルが早く発見でき、治療の負担軽減につながることもあります。 【相馬先生】診療を通して「ペットは家族」と考えておられるご家族が多いことを感じており、より質の高い治療を望む気持ちが伝わってきます。今後もや技術、スタッフをいっそう充実させて、そうしたご家族の思いに応えられる動物病院でありたいと思います。

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