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片桐 浩基 院長の独自取材記事

新浦安ペットクリニック

(浦安市/新浦安駅)

最終更新日: 2024/01/15

新浦安駅から車で約6分の場所にある「新浦安ペットクリニック」。もともと動物病院があった場所に、トリミング・ペットホテル併設の新たな動物病院として2023年12月にリニューアルオープンした。院長の片桐浩基先生は、地元の千葉県での開業をめざして、総合臨床をはじめ、腎臓・泌尿器疾患などにも精通した診療や画像診断の研鑽を重ねてきた経験豊富な獣医師。診察では、見る、触る、嗅ぐという基本を丁寧に行い、検査では画像診断を得意としている。「診断を正しく伝え、当院でできる治療は行い、大きな手術が必要であれば適切な診療施設へつなげています」と片桐院長。同院の基本方針や開業の経緯などについて話を聞いた。(取材日2023年12月26日)

見る・触る・嗅ぐという基本を意識した診察

開業されたばかりだそうですが、開業の経緯について教えてください。

私は千葉県出身なので、学生時代から「いずれは千葉県内に開業したい」と考えていました。この場所にはもともと、動物病院がありましたが、閉院することになったため事業を引き継いでほしいと打診されたことで、この場所に開業を決めました。新浦安は東京にも近いため、より専門的な治療ができる2次診療施設への紹介がしやすい場所だと思います。現在の利用者は、以前の動物病院を利用されていた飼い主さんが多いですが、中には私が千葉市の鈴木犬猫病院で診ていたワンちゃんの飼い主さんも通ってくださっています。

開業前は千葉市で勤務されていたのですね。ご経歴についても教えてください。

日本大学の生物資源科学部獣医学科を卒業後は、東京大学大学院農学生命科学研究科附属動物医療センターの外科で、研修医として2年間経験を積みました。研修医時代には手術の管理や麻酔の管理が難しい症例を多く経験してきましたが、見る・触る・嗅ぐという基本的なことを意識して診察する大切さを学べたと思います。当初は、先進の機器を使った専門的な医療を学ぼうと意気込んでいましたが、医療の基本的なことの大切さを再認識させていただきました。高度な機械があっても基本的な診察ができなければ意味がないと、医療の基本に立ち返りました。その後は、千葉市にある鈴木犬猫病院に7年間勤務し、その間に画像診断の勉強もしました。

どうして画像診断の勉強をされたのですか?

画像診断セミナーを受講したことがきっかけです。その内容に衝撃を受け、ぜひ深く勉強したいと思い、埼玉県に日本小動物医療センターという2次診療を担う動物病院があり、そちらで1年間通って勉強させていただきました。片道2時間半かかる道のりでしたが、得られたものは大きいですね。例えば、膵炎という病気の場合、嘔吐症状と血液検査だけで診断されることが多いのですが、エコー検査で膵臓が腫れているかどうかを診ることで誤診を防ぐことができます。嘔吐という症状では、腸炎や誤食も疑われますからね。膵炎なら低脂肪食を続ける必要がありますが、腸炎なら回復したら低脂肪食を続ける必要はないですし、誤食なら手術をしなければいけません。

通常、すぐにエコー検査はしないのでしょうか?

そもそも膵臓という臓器は小さくてわかりにくいため、経験を積んでいないと健康な膵臓の状態が把握できていないことが多いです。健康な状態と病気になっている膵臓の状態がわからなければ、エコー検査をしても正しく画像診断ができません。触診で腹部に痛みがあるかを見逃さず、さらにエコー検査で画像診断をすることで、膵臓病かどうかを診断できます。私は、先ほどもお話したように、見る、触る、嗅ぐといった基本的な診察で「ちょっとおかしいな」と思った時には、エコー検査をお勧めしています。

診断を正しく伝え、必要な医療につなげる

そもそも先生はなぜ獣医師になろうと思われたのですか?

祖父が医師で母が薬剤師だったので、子どもの頃から医療関係の道に進みたいと考えていました。もちろん、子どもの頃から動物が好きだったことも理由の一つです。私が3歳くらいの頃、ヨークシャーテリアが家に迷い込んできたことがありました。これが最初の動物との出会いでした。毛がボロボロの野良犬状態で、警察や近隣の方々に聞いて回っても、飼い主さんが見つからなかったんです。そして家族で相談をし、このヨークシャーテリアを引き取ることになり、その後10年くらい世話をしていました。そんなこともあって、私は今、3代目のヨークシャーテリアを飼っており、あの時の経験が今の獣医療の道につながっていると思います。

こちらの動物病院ではどんな治療が受けられますか?

犬と猫の避妊や去勢、泌尿器系外科手術などの一般的な治療と、健康診断、予防接種を行っています。以前勤めていた動物病院では、腹腔鏡による避妊手術や膀胱結石などの手術をしていたので、今後は当院でも腹腔鏡を導入して、傷口が小さく済む低侵襲な手術を提供したいと考えています。研修医時代の同期だった友人には眼科や整形外科、外科手術を専門に勉強している獣医師もいますから、専門的な治療が必要だと判断した場合には、信頼できる獣医師に紹介をしています。

基本的な診療方針について教えてください。

例えば、輸血が必要な大がかりな手術では、術後管理ができる設備の整った動物病院をご紹介して、飼い主さんが安心できるようにして差し上げたいと思っています。適切な診断をして、適切な診療施設につなげるというのが、町の動物病院の役割だと思っています。当院ですべて抱え込むのではなく、正しいことを伝えつつ、飼い主さんの希望にもしっかり耳を傾けたいですね。飼い主さんにはできる限りの治療法についてお伝えした上で、動物の状況や経済的なことも考慮した上で可能な治療法についても提示にしたいと考えています。飼い主さんの選択肢を増やして、一緒に考えをすり合わせ、「この病気だからこの動物病院に行ったほうがいいよ」ということも含めて治療の道しるべを出せる動物病院にしていきたいですね。

トリミングにも対応。飼い主が明るくなれる場所に

トリミングサロンやペットホテルも併設されているそうですね。

トリミングをして、ペットがかわいくなって帰ってくると、飼い主さんが「わあ、かわいい」と笑顔を見せてくれます。病院というとネガティブな印象ですが、トリミングも提供できることによって、少しでも明るい印象を持ってもらえる場所になればいいなと思って取り入れました。また、皮膚病のペットのトリミングもお受けすることができます。皮膚病のペットの場合、ご自宅でお風呂に入れるのは結構大変ですよね。当院では皮膚の状態を見ながら状態に合ったシャンプーを使い、飼い主さんの負担が減らせたらと思っています。トリミングをすることで、ペットを飼っていて良かったなと思ってもらえたらうれしいですね。ペットホテルは、月曜日と祝日が当院の休診日なので、そこを挟まないような設定になっています。どちらも、当院の患者さんでなくてもご利用いただけます。

今後、どんな動物病院をめざされていますか?

当院で「当たり前」にできることのレベルを上げられるようにすることです。基礎的な知識のアップデートはもちろん、精度の高い機器があることで正確な診断にもつながるので、設備投資もしていきたいですね。エックス線やエコーも画像がより鮮明なものを導入していきたいです。スタッフに対しては、獣医療に携わることに誇りを持って働いてほしいと思っています。私からも「ありがとう」という気持ちを形としても反映し、仕事のオン・オフがつけられる労働時間にすることも大切だと思っています。スタッフのやりがいだけに頼ってしまう労働環境の問題の改善は、私が開業しようと思った理由の一つでもあります。魅力的な労働環境を整えて、スタッフにもモチベーション高く働いてもらえる場にしたいと考えています。

最後に、飼い主さんへメッセージをお願いします。

人間の体と違って動物ですから、専門家に聞かないとわからないことも多いと思います。病気なのかどうかの判断はもちろん、たとえ重い病気であっても、飼い主さんは何をすればいいのかを提示できるような動物病院でありたいと考えています。スタッフも明るい人ばかりで、それぞれいろいろな動物を飼っているので、院内では飼い主さんとの会話もはずんでいます。日頃のケアについてなど、私をふくめ、スタッフにも遠慮なくご相談ください。 

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