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中條 哲也 院長、佐々木 亜加梨 先生の独自取材記事

ONEどうぶつ整形外科センター東京

(港区/三田駅)

最終更新日: 2025/01/06

歩き方の異常や痛みにつながるケガや病気に犬猫が直面したとき、設備や専門性の問題でかかりつけの動物病院では対処しきれないことがある。そうした難度の高い整形外科・神経科の症例に特化して受け入れているのが「ONEどうぶつ整形外科センター東京」だ。かかりつけ医からの連絡を受けて診療・手術を実施し、骨折、パテラ(膝蓋骨脱臼)、前十字靱帯損傷、股関節脱臼、椎間板ヘルニアなどをはじめとする運動器・脊椎疾患からの復帰を強力にサポートする。今回は、同院の院長を務める中條哲也先生と佐々木亜加梨先生に、診療の特徴や強み、診療の心構えなどについて話を聞いた。(取材日2024年11月28日)

犬猫の整形外科・神経科疾患に特化した二次診療施設

こちらは二次診療施設なのですね。

【中條院長】そうです。動物病院は人間の病院と同じように、かかりつけ医として日常的な悩みや体調不良の診療、予防接種、定期健診などに対応する一次診療施設と、一次診療施設で診断・治療が難しい病気やケガを診る二次診療施設に分けられます。二次診療施設には専門性の高い検査機器がそろい、専門的な技術を持つ獣医師が診療を担当します。複数の診療科を有する総合病院的な位置づけの二次診療施設もあれば、1つの診療科のみの場合もありますね。当院は、整形外科と神経科に特化して診療を行っているのが特徴です。 【佐々木先生】当院では、エックス線検査装置や各種手術に対応した整形外科、神経外科専用手術器具はもちろん、整形外科診断用超音波装置、CT、MRIといった高度検査機器、Cアーム(術中エックス線透視装置)、関節鏡、術後管理のためのICUなどの設備がそろっており、精度の高さを追求した検査と手術・治療が可能です。

どういったケースでのご紹介が多いですか?

【中條院長】犬猫の整形外科疾患、および神経系の病気が疑われる症状があり、かかりつけの先生が「より高度な治療が必要」と判断したケースや、整形外科疾患が専門範囲外である場合などでご紹介いただいています。術後は結果をご報告してお戻しし、必要に応じて連携しながら見守っていく形になりますね。 【佐々木先生】目に見えて症状がわかることも多い整形外科、神経科疾患は、足を挙げる、足をかばって歩く、足を引きずる、どこかを痛がる、などの症状で診察につながることが多いです。骨折やパテラ(膝蓋骨脱臼)、前十字靱帯損傷、脱臼、関節炎、椎間板ヘルニアなどが代表的な疾患として挙げられます。

専門分野に特化した動物病院ならではの強みはどこにありますか?

【中條院長】すべての時間を整形外科疾患と神経疾患の研究と治療に注げることですね。年間数多くの手術を行っており、毎日のように手術台に向かっています。専門分野に特化してこれだけの手術をしている施設はそう多くないのではないかと思います。獣医師一人ひとりの技術が高く、知見も豊富で、スピーディーかつ精密な治療を提供することができます。「整形外科疾患や神経疾患が疑われる場合は、自院で診るよりONEどうぶつ整形外科センターに紹介したほうが患者のためになる」と考え紹介してくれる動物病院も少なくありません。磨き上げてきた専門性と技術を頼りにしていただいているのは、とてもうれしいことです。

紹介を受けたらすぐに手術ができる迅速性も強み

紹介から手術までのスピードが速いとも聞きました。

【佐々木先生】患者さんのご紹介を受けたら、なるべく早く診察、治療につなげることで、動物たちの不具合をすぐに解消させられるよう心がけております。手術が望ましい状況だった場合は、十分にご相談した上で、最短で当日そのまま手術に進むこともあります。一方で、「整形外科=手術」というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、手術が最適解とはならないことも少なくありません。どのような異常が起きていて、どのような治療選択肢があり、どう対処することが望ましいのか、十分にご納得いただけるよう、丁寧にご説明するようにしています。気になることは何でもお尋ねください。

グループ内での連携もありますか。

【中條院長】もちろんです。当グループには私たちのほか8人の獣医師がおり、全員が整形外科疾患と神経疾患のいずれかを専門領域としています。普段から千葉院、横浜院と連携を取りながら治療にあたっていますし、症例や難度の高い治療についての情報共有も怠りません。リハビリに特化して対応する必要がある場合は、「ONE自由が丘どうぶつ整形外科・リハビリセンター」へ紹介することもあります。

診療の傍ら、論文も積極的に発表しているそうですね。

【佐々木先生】今の医療は日進月歩で、ややもすると置いていかれてしまいます。専門病院として整形外科と神経科に特化している以上、常に最新の高度医療情報をインプット・アウトプットし、レベルアップし続けなければなりません。私は当院が初めての就業先ですが、そうしたグループの方針には非常に共感します。実際、どの先生も向上心にあふれており、多くの学術論文を発表しているほか学会報告にも熱心で、学ぶことばかりです。 【中條院長】私のように整形外科を専門とする医師にとって、整形外科疾患だけを集中的に診ることができる環境はとてもありがたいものです。自らの技術の向上が治療効果の向上に直結する仕事ですから、どんなに忙しくても研究は怠らないようにしたいですね。自分自身のやりがいや、動物病院の運営といった狭い範囲での成功ではなく、獣医療業界全体の発展につながるように学びを深めていきたいです。

喜ぶ飼い主と動物の姿を見られることが最大のやりがい

仕事のやりがいを教えてください。

【中條院長】整形外科には、適切なタイミングで適切な治療をすれば治癒が望める疾患も多く含まれます。回復して喜ぶ動物たちの姿を見られることほどうれしいものはありませんし、飼い主さんたちの笑顔も私たちに活力を与えてくれます。そして、どんな手術をしたかがエックス線で映し出されることも整形外科疾患の特徴であり、常にベストな結果をめざしたいと思えることもやりがいの一つです。 【佐々木先生】動物たちは、とても感情表現が豊か。受診時は悲しげだったり、つらそうだったりした子たちが、治療後に幸せそうな様子を見せてくれると、私も心からうれしくなります。こうした姿をできるだけ多く見るために、知識や技術を高めていきたいなと思わせてくれますね。

動物たちや飼い主さんと接する際、どんなことを心がけていますか?

【佐々木先生】動物たちの異変を察知して連れてきてくれている時点で、飼い主さんたちは動物のことを家族の一員として大切に考えてくれています。困っている大事な家族を何とか助けてあげたいけれど、何をすればいいのかわからず、不安に駆られている方も少なくありません。個々の治療の最適解は、症状の程度だけではなく、全身の状態や生活の仕方、そしてご家族の考え方によって異なります。飼い主さんが動物たちにどう生きてほしいのかをよくお聞きして、できるかぎり要望に応えられる治療を提供したいと思っています。教科書的な正解に満足せず、その子にとっての最適解を見つけられるようにしたいですね。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

【中條院長】信頼に応えて、質の高い医療を提供し続けられる動物病院であるために、成長し続けることが大切だと思っています。幸い、私たちは専門的な治療に集中できる環境を与えてもらっていますから、技術を磨き知見を増やして、少しでも多くの飼い主さんと動物たちに喜んで帰ってもらいたいですね。佐々木先生をはじめとして、後進も着実に育ってくれています。チームでディスカッションしながら、整形外科・神経科に特化した動物病院だからこそできる医療を追求してまいります。不安な症状があるときは、まずはかかりつけ医にご相談いただき、専門性の高い治療が必要な場合はぜひ当院を頼っていただけたらと思います。

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