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高橋 和宏 院長の独自取材記事

流山ベルーガ動物病院

(流山市/流山おおたかの森駅)

最終更新日: 2025/06/13

「流山ベルーガ動物病院」高橋和宏院長は、千葉の動物病院に勤務するために住むことになった“おおたかの森エリア“の豊かな自然や、住まう人々の穏やかな雰囲気が気に入り、妻の高橋里沙子副院長とともに、同院を開業するに至った。犬や猫と、飼い主の幸せな日常生活を支えたいとの思いから、幸せを呼ぶというシロイルカ、ベルーガを院名に含めたという。これまでの経験を生かして皮膚科診療に注力し、また動物が元気で長生きできるよう、健康寿命の延伸に関わる歯のケア、腸活、痛みの治療、健康診断も重視する。動物への愛情がにじむ優しい雰囲気、なんでも相談できそうな気さくな語り口も印象的だ。そんな高橋院長に同院の特徴や、今後めざすところなどを聞いた。(取材日2025年6月2日)

猫専用の待合室や診察室を設置。大型犬も通院しやすく

ベルーガという院名が印象的ですね。

動物も飼い主さんもみんな幸せになってほしい、幸せに過ごしてほしいとの思いから、当院のテーマを幸せとして、幸せの象徴とされているシロイルカ、ベルーガを院名に含めました。ベルーガにちなんで、院内も海をイメージした設計とし、ここに来ていただくだけで癒やされるような空間をめざしています。もう一つ、大きな特徴は、猫専用の待合室、診察室、入院室を設けたところです。猫は知らない場所や大きな音、犬を怖がる子が多いので、専用のスペースで猫が安心して受診できるようにと考えました。そもそも猫は我慢強い動物で病気を隠す性質があり、病気の発見が遅れがちになりますので、猫と飼い主さんが安心して気軽に受診していただけるように、猫の専用スペースにこだわっています。また犬の診察室に関しては、小型犬の診察を受けやすい環境はもちろん、大型犬も受診してもらいやすいように広いスペースを確保して、電動昇降式の診察台を導入しています。

開業までの経緯を教えてください。

子どもの頃から動物が好きで、動物と関わる仕事に就きたいと思っていました。高校生となり進路を決めることになった時、自分の仕事は獣医師しか考えられないと酪農学園大学獣医学部に進みました。北海道の豊かな自然の中で伸び伸びと獣医学を学ぶことができました。その後、いくつかの動物病院に勤務しましたが、獣医師をめざした時から、いずれは自分で開業して自分の方針で動物病院を運営したいと考えていました。たまたま前職が鎌ヶ谷市の動物病院で、この近くに住むことになり、子育て世代が多く、犬を連れている方も目立つおおたかの森がとても気に入り、この街で開業できたらいいなと思っていたところ、ここが見つかり、副院長とともに開業した形です。

開業されて、いかがですか。

開業当初から、さまざまなワンちゃん、猫ちゃんと飼い主さんに来てもらっています。とても熱心な飼い主さんが多く、トリミングのニーズも高いですし、病気だけではなく、美容面や健康面の相談も含めてお力になれることは多いのかなと感じています。僕が皮膚科を学んでいることも生かして、当院ではシャンプーやトリミングの前に、皮膚のチェックはもちろん、聴診や触診を行い、目や耳、口の中もチェックし、その子に合った皮膚のケアを行っているのも好評のようです。

皮膚科・軟部外科手術・健康寿命への取り組みに注力

先生のご専門である皮膚科や外科の手術にも対応していただけるのですね。

自分自身、皮膚が弱く、かゆみなどに悩まされてきたので、皮膚のトラブルは命には関わらなくても、生活の質に大きく影響すると考えてきました。動物はしゃべれない分、人間以上にかゆみなどのストレスを感じているのではないかとも考え、大学生時代から興味を持っていたのです。最初に勤務した動物病院の院長から、専門家のもとで学ぶことを勧めてもらい、「どうぶつの総合病院 専門医療&救急センター」で皮膚科研修生として研鑽を積んできました。ですから、当院でも皮膚疾患やアレルギーなど皮膚科診療や皮膚のトラブルのケアに力を入れていきたいと思っています。また、副院長は、救急部門の経験が長く、専門的なノウハウや知識があるので救急症例の対応も安心してご相談いただきたいですね。さらに、外科専門の先生とも連携しているので、難症例の外科手術の相談にも対応しております。

力を入れていることはなんですか?

力を入れているのは、健康寿命を延ばす取り組みです。具体的には歯のケア、腸内環境を整えるための腸活、痛みのケア、早期発見のための健康診断ですね。フィラリア検査などと同時に受けていただける健康診断や、人間ドックのような「ワンニャンドック」を行っており、この検査では手軽なものから、心臓のエコー検査や全身のエックス線検査などを含めた高度なものまで3コースを用意しています。また、初診の場合には、一般的な触診と聴診に加えて、耳と目、便検査などを含めた簡易健診をお勧めしております。

歯のケアや腸活についても詳しく教えてください。

歯の健康は動物の全身の健康と関わりが深く、歯石が多かったり歯周病にかかったりしていると、細菌が繁殖して腎臓や心臓に負担がかかることがあるのです。1年に1回歯石をきれいに除去すると寿命の延伸にもつながるという報告もあります。また人間でも腸内環境が注目されていますが、犬や猫の場合もさまざまな病気に関係してきます。腸内環境、便通を整えるための指導なども行っています。歯磨きや腸活は若いうちから始めることができるので、健康寿命を延ばすために積極的にお勧めをしております。

痛みの治療についても取り組んでますね。

関節トラブルや痛みの治療も重視しています。動物は上手に痛みを隠しますので、こちらが早く気づくことが重要です。ですから、犬ならば、診察室に入ってきた時の歩き方をチェックしたり、関節を触って痛みのサインがないかを診たりしています。猫は家での過ごし方もよくお聞きして、キャットタワーに登れているか、毛づくろいや爪研ぎも今までのようにやっているかなどをチェックして、痛みにつながるサインを見落とさないように気をつけています。急性痛はもちろんですが、慢性痛を放置しないことも心がけています。

犬や猫の健康を支え、飼い主との幸せな日常を守りたい

先生の診療方針や獣医師としての思いを教えてください。

まずは、動物をしっかり診ることと、飼い主さんのお話をよく聞いて、飼い主さんの考えや希望をくみ上げることを重視しています。同じ病気でも、どこまで治療をするか、いろいろな考えや事情によって異なります。ですから、個々の動物と飼い主さんとしっかり向き合いながら、飼い主さんが納得されるような治療方針を提示させていただくことを心がけています。もちろん、適切な診断ができなければ適切な治療につながりませんので、正しい診断ができるように日々勉強を重ねることも大切にしています。スタッフに伝えているのは、当然ながら、飼い主さんと動物を第一に優先して考えて行動することですね。具合の悪い子を抱えて不安になられている飼い主さんも多いですから、気持ちに寄り添って、心のケアも考えてほしいと思っています。

これからの展望についても聞かせてください。

犬も猫も高齢化が目立ちますので、介護の必要な寝たきりなどにならず、元気に長生きできるよう健康寿命を延ばしたいと考えており、そのために歯のケア、腸活、痛みの治療、健康診断に力を入れていきたいと思っています。皮膚科ではさらに研鑽を積んで、皮膚疾患は当院で完結できるぐらいのレベルまで自分の力を高めていきたいなと思っています。また、耳のトラブルも多いので、内視鏡など専門の検査機器も導入して耳の診療にも力を入れていきたいですね。

読者にメッセージをお願いします。

当院のロゴマークは、ベルーガがワンちゃん、猫ちゃんを優しく包むようなイメージになっており、動物と飼い主さんを幸せで包み込むような動物病院でありたいと考えています。当院は、トリミングサービスにも対応していますし、決して病気を診るだけが動物病院ではないと思っています。ちょっとした日常的なお困り事、しつけやごはんの相談など些細なことでも構いませんので、病気以外のことでも、ぜひ頼っていただきたい、気軽に相談していただきたいと思います。動物病院への受診は喜んでくれる子もいますが、ほとんどが震えたり、嫌がったりするもの。そんな子たちがおうちで見せているであろうかわいい笑顔や、飼い主さんと楽しく遊ぶ姿を思い浮かべながら、その幸せな日常を守っていけるような動物病院でありたいと思っています。なんでもご相談ください。

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