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新行内 誠 院長の独自取材記事

六浦どうぶつ病院

(横浜市金沢区/六浦駅)

最終更新日: 2023/01/22

京急線金沢八景駅の隣、六浦駅西口から徒歩4分。道沿いのビル1階にある「六浦どうぶつ病院」には駐車場も完備され、車での利用にも便利な動物病院。新行内(しんぎょううち)誠院長は獣医師になって40年近く、この地に開業して20年以上の経験の持ち主。「地域に根ざした病院として、飼い主さん一人ひとりの要望に応える、オーダーメイドの治療を心掛けています」と穏やかで優しい語り口は、安心して診療をお任せできそうな雰囲気だ。都内での病院勤務の後、「目の前に海が見える場所で暮らしたい」と30代で引っ越し、六浦に動物病院を開業した。「子どものころから動物と自然が大好きで、自分にとって海近物件がベストな選択だったんです」と笑う新行内院長。診療や相談には熱心に、時間外でも対応するなど「信頼される動物病院でありたい」という新行内院長に、地域の中での動物病院の役割について聞いた。 (取材日2012年5月10日)

住むところと開業場所の条件は、海が近いこと

獣医師になろうと思われたのは、どんなきっかけでしたか?

小さいころから動物が大好きだったんです。私が生まれ、育った場所は虎ノ門や芝の辺りで、東京の真ん中。そんな場所でも虫を飼ったり、捨てられた犬や猫を拾ったりしていたのは、動物と一緒にいたい気持ちが強かったんでしょうね。高校の部活は生物部で、進学先は当然のように獣医学部を選びました。卒業後は都内で動物病院に勤めながら、長期の休みにインド、ネパール、中近東、アフリカなどを旅行しました。今振り返ると、人と動物が濃密に関わって暮らす原点を見たくて、あちこち旅したように思います。そうした体験も影響したのでしょうか、ついに都会の暮らしが耐えられなくなりました。「窓を開けたら海が見える。そんな場所に住もう!」と決めて、30代初めに葉山に引っ越したんです。最初はそこから通える範囲の動物病院で働き、長女が生まれた1988年に六浦で開業しました。「これ以上待っていたら子育てが本格的になって、ますます開業が難しくなる」と考えたんです。

海が見える場所での暮らしは、いかがですか?

毎日、海を近くに感じて暮らせるので、穏やかな気持ちになれるのがいいですね。休みの日はサーフィンを楽しんでいます。春から夏がいい季節ですが、真冬でも水温は14度くらいで暖かくて、サーフィンには十分です。最近はシーカヤックも始めました。カヤックは座ってこぐので、サーフィンほどアクティブな感じがなく、最初はあまり期待してなかったんです。でも海の上をゆったり漂う感じで、「静の時間」を楽しめますね。船とは違って、目線は海面に限りなく近く、そこから陸を見上げる感じで眺めることができます。特に三浦半島は海岸線近くまで山が接近して、自然の変化もおもしろいんです。春には山肌の桜が海面に映り込んで、海まで桜色に染まって見事ですよ。1人で何時間も遊んでいられますが、友人たちと一緒にヨットに乗るのも好きですね。終わった後、みんなで打ち上げする楽しみもあります。自宅では珊瑚を育てて、仕事の後にぼんやりと眺めているので、やはり海が好きなんでしょうね。

だから待合室もナチュラルな感じでお作りになったのですか。

こうした木の風合いを生かした雰囲気は、昔から知っている大工さんが作ってくれたもので、その人の好みがかなり入っています。まあ僕も自然は大好きですから、60年近く生きていると、そういう好みが合う友達同士が一緒にいるんでしょうね。看板などにある犬のかわいいイラストは、妻が描いてくれました。大きな病院とは違って、こういうアットホームな雰囲気、親しみやすさに共感して、飼い主さんもお見えになっていると思います。

動物と飼い主に合わせた、オーダーメイドの治療を

診療では、どんなことを心掛けていらっしゃいますか?

六浦で20年以上も診療を続けていますから、お見えになる方は近くにお住まいで、長いお付き合いも多いんです。そうした飼い主さん一人ひとりの要望に合った、オーダーメイドで納得いく治療を大切にしています。動物病院に不満を感じるのは、「きちんとした説明もなく治療が終わった」といった、説明不足ではないでしょうか。動物たちを診療するだけでなく、飼い主さんに「どのような病気か」「どんな治療方法があるのか」など、きちんとお伝えすることも必要だと考えています。いろいろお話をしていると、説明だけで30分以上かかることもあります。また「自分だけで結論が出せない」と、別の日にご家族と話を聞きに来られた飼い主さんもありました。しかし、こうして時間をかけて対応できるのも、身近な動物病院の利点だと思います。

そこまで詳しく説明が聞けると、安心できますね。

しかし、飼い主さんの気持ちはさまざまです。症状や治療の成果、費用まで、最初に詳しくお聞きになりたい方。逆に「うちの子を、何とか助けて」という気持ちが強い方。そうした場合、初めにいろいろお話しても判断がしづらいと思われるますから、診療をある程度進めて落ち着いた後、話す時間をいただくような配慮もしています。休日や診療時間外などにお見えになっても、私も可能な限り対応したいと思っています。

診療室にドクターバッグがありましたが、往診も多いのですか?

以前に比べると減りましたが、希望があれば往診しています。30kgもあるような犬を動かすのはたいへんですし、飼い主さんが高齢で連れてくるのが難しい、などご家庭の事情もありますから。往診は基本的に休診時間帯や夜などで、電話で事前にご相談して決めています。ただ場合によっては、それ以外でも対応しますから、まずご連絡いただければと思います。検査器がそろう病院とは違い、往診の時はかばん1つ。できることは限られているので、病気の見極め、その後の対応の的確な検討には経験が非常に大事なんです。獣医師が「これはわからないなぁ」と不安に思うと、飼い主さんや動物にもその不安が伝わりますからね。往診はなるべく慣れた獣医師の方がいいと思います。また病院では一室をトリミング室にしていますが、これは治療後、飼い主さんにきれいな状態でお返ししたいと思ったから。皮膚病へのケアにも役立つと考えています。トリミングだけでも利用できますが、多くの場合は診療と同じ時に「一緒にやってもらおう」といった感じでお使いになっています。

地域の中で、たくさんの幸せをつなぐ動物病院に

動物たちとの暮らしで、印象に残っていることはありますか?

私が以前インドや中近東を旅行した時に感じたような、人と動物との関わり合いが現代では薄れてきました。しかし動物を飼い、一緒に暮らすことで、これまでと違う感性が磨かれるように思います。私の娘は幼いころ、病院で傷ついた動物たちを見て、泣き出したことがありました。まだ言葉も話せない年齢で、誰もけがをしているとは教えなかったのに、表情やしぐさなど、言葉以外の部分で何か感じたのでしょう。また動物と暮らすことで、直接的に生と死を実感する局面も出てくると思います。例えば飼い主さんの希望があればお産に立ち会ってもらえば、生命の誕生を見ることもできるでしょう。また動物たちの死にどう対処するか、ということも課題です。小さいころから治療に携わってきた獣医師が、「この子は十分に生きて、自然に帰ったんだよ」と言ったら、飼い主さんや家族の気持ちが少し安らぐかもしれません。そうした言葉をかけられるような信頼関係を、少しでも多くの方と築きたいと感じています。

地域の中で20年間続けてきたことを、次につなげたいと?

今は小学校や中学校の職場見学の課題で、病院を訪ねてくる子も多いんです。長く続けてきたから、今もこうして地域の子どもたちと交流できることは、非常にうれしいですね。手術を見学したいと言ってくれるのですが、やはり実際に見るとショックが強すぎるみたいです。最近は少しずつ段階を踏んで、病院になれてから希望者に手術を見せるなど、少し工夫をしています。また地域との関わりでは、結婚して長いご夫婦が犬を飼って久しぶりに会話が弾んだ、散歩でご近所の知り合いが増えた、といった話もよく聞きます。動物病院が地域社会の中で、幸せ作りに役立てるのだと実感する時です。もっと人と動物、人と人のつながりを広げるようなイベントなど、いろいろサポートを考えていけたらと思います。

これから、どんな獣医師になりたいと思っていらっしゃいますか?

地域や年代によって、「求められる診療」「いい治療」は変わってくると思います。治療の話になってしまいますが、以前はけがをしたら消毒するのが一般的でした。しかし消毒が傷の再生を遅くするとわかって、現在は洗浄が中心になっています。昔は常識だったことが、今は時代遅れというケースは結構あるのです。現場で最前線にいる私たちが、そうした進歩を積極的に取り入れ、飼い主の皆さんに伝えて一緒に歩むことが、地域で長く診療を続ける動物病院の姿だと思います。私も勉強会に参加して、若い獣医師の先生と交流し、知識や意見を交換するのが楽しみですね。こういう柔軟性があるうちは、まだまだ進歩できるし、将来にも期待していただいても大丈夫じゃないでしょうか(笑)。

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