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畠中 道昭 院長の独自取材記事

久米川みどり動物病院

(東村山市/久米川駅)

最終更新日: 2023/05/29

久米川駅から徒歩約8分の街道沿いで、広い駐車場の奥にあるかわいらしい動物の顔のシンボルマークが印象的な建物が、「久米川みどり動物病院」だ。犬や猫などを対象に、畠中道昭院長とそれぞれが専門分野を持つ多数の獣医師やスタッフたちが、幅広く一次診療を提供している同院。加えて、パピー、シニアなど年齢に合わせたケアなどにも取り組むことで、小さな頃から高齢になって、亡くなるまでの動物と飼い主の健康で幸せな生活をサポートすることをめざしている。「動物たちに健康で幸せに長生きしてもらうために何ができるのかを常に考えています」と話す畠中院長に、同院の特徴や取り組みについて話を聞いた。(取材日2023年2月21日)

犬や猫をはじめとする動物たちに幅広い一次診療を提供

最初にクリニックを紹介していただけますか?

当院では、犬や猫を中心にうさぎやハムスター、フェレットなどを対象に診療をしています。動物たちが小さな頃から大人になって、歳をとって、最後に亡くなるまでをしっかり見ていきますというタイプの一次診療を、同じ志を持つスタッフたちとチームとなって行っています。その中で、動物たちのことを第一に考えての獣医療を大切にしています。また、一次診療の中で提供できることの幅をできるだけ広げて、大学病院まで行かなくても、必要な治療はしっかりと提供できる動物病院をめざしています。現在は獣医師が10人以上いて、全員が同じように一般診療を行っていますが、私は整形外科とリハビリテーションを得意としているほか、皮膚や腫瘍、循環器、血液など、それぞれが専門の分野を持って診療にあたっています。

院内のこだわりや工夫などはありますか?

施設を設計する際に、特に待合室の快適さにこだわりました。そのこともあってスペースも広くて、窓が大きく、院内は明るくなっています。院内は過ごしやすさを心がけていて、清潔には気を使っています。また、大きな駐車場があって1台あたりのスペースも比較的広いですから、ワンちゃんなども連れて来やすいのではないかと思います。設備的には、手術室や血液検査、尿検査の装置を備えた検査室、エックス線撮影室、超音波診断室、水中トレッドミルも備えたリハビリテーションルームなどがあります。さらには、猫さんにも優しいクリニックをめざしていて、ワンちゃんとは別の待合スペースや診察室を用意しています。猫さんは犬の姿が見えたり、声が聞こえたりするだけでストレスになりますから、本当は物理的に完全に分けるのが理想ですけど、そこまではできてないのがちょっと申し訳ないと思っています。

力を入れていることは何ですか?

何かの治療に力を入れているということではなくて、動物たちに健康で幸せに長生きしてもらうためのことなら、何でもしたいというスタンスです。そのために、例えばワンちゃんなら、シニアケアという観点から知育玩具などを使った遊びや食事の指導を通して、将来的に認知症や寝たきりになるのを予防する。さらにはそこから逆算して、若い頃やある程度の年齢になってから必要な医療やケアを、きちんと提供する。将来、ワンちゃんと楽しく過ごせるようにするにはどうすれば良いのか。そこを考えながらいろいろなことに取り組んでいるのが当院の特徴だと思います。そういう意味では、子犬の頃のパピークラスはとても重要ですね。

犬のシニアクラスやパピークラスにも力を入れる

なぜ、パピークラスがそれほど重要なのでしょうか?

すごくかわいらしい、みんなに愛されるワンちゃんになるか、無駄吠えやいたずらをする困った子になるかは、生後半年くらいまでの社会化期の過ごし方の影響がかなり大きいです。この時期に人との絆が深くなると、ワンちゃんがかわいくなり、家族が一生懸命お世話をしてくれるようになって、おそらくその子も幸せになれる。逆に困った子だと思われていると飼い主さんとワンちゃんとの関係が悪くなったり、病院嫌いになったりすることも。すると、動物病院にもなかなか連れて来られなくなります。飼い主さんと良い関係が築けていれば細かいことにも気づいて、何かあればすぐご相談いただけるでしょう。私たちも子犬の頃からそのワンちゃんを知っていますから、この子はこんな性格だからこうしましょうとお話しできます。ですから、パピークラスでは単にしつけをするだけでなく、子犬とご家族が一生を通じて良い関係を築けるようにするのが大切だと考えています。

ほかに取り組んでいることはありますか?

最近、ワンちゃんの飼い主さんに話すことが多いのが歯のことです。高齢になってから口が痛くてご飯が食べられないとか、ちょっと膿が出てきていてかわいそうな状態になっているけど、年齢のせいで麻酔がかけられずに治療ができないなど、歯のことで困っているワンちゃんは少なくありません。そうなるのをできるだけ防ぐため、歯磨き教室を開催していて、飼い主さんに歯磨きの方法をお伝えしています。加えて、定期的に受診してもらって口の中をチェックして、麻酔が必要なのでそう頻繁にはできませんが、適切な時期に治療や歯石取りを行っています。歯や口の中をきれいで健康な状態に保つために、しっかりと取り組んでいます。

診療の際に心がけていることは何ですか?

飼い主さんの話をよく聞くこと。わかりやすく説明をすること。動物を怖がらせないこと。この3つを大切にしています。特に、動物はしゃべることができませんので、飼い主さんに代わりに話してもらうしかありません。その中に隠されているヒントを探すのが大事で、それができれば診断の7割くらいはできたようなものです。もちろん最終的には検査も行いますが、最短で検査まで持っていくには、飼い主さんとの話の中から、考えられる疾患などをある程度絞り込む必要があります。ですから、例えばどんな吐き方をしたとか、何を吐いた、いつ吐いた、前日に何を食べたのかなど、流れを全部聞かないといけないので、それがわかっている人に連れてきていただきたいですね。

地域にあって良かったと言ってもらえる動物病院に

話は変わりますが、先生はなぜ獣医師を志したのですか?

単純なのですが、動物が好きという本当にそれだけの理由です(笑)。実は、父の仕事が機械工学系で設計をしていたので私もそっちに興味があり、中学、高校までは機械工学系への進学を考えていました。ただ、当時から虫や魚、爬虫類や鳥、犬や猫など、いろいろな動物を家で飼っていました。それで、将来の進路を決めるために何がやりたいかを考えたとき、やはり動物に関わる仕事をどうしてもやりたいと思いました。機械をいじるのももちろん好きですが、将来の仕事としてやるなら動物たちと一緒にいたほうが楽しいと思ったからです。

どのようにリフレッシュしていますか?

最近は山歩きですね。普段は奥多摩や秋川、丹沢など日帰りで行ける所ですが、年に何回かは結構がっちりというか、雪山にも行っています。そういうところに行くようになって山の知り合いが増えて、山岳会に所属している人に連れて行ってもらったりとか、ガイドを頼んで教えてもらったりしながら山を楽しんでいます。そうでもしないと、もう足がなかなか動かなくなってきたというか(笑)。この歳になってくると劣化する一方なので、今のうちに歩いておかないと多分将来も歩けないだろうと思って、意地でも行って足を鍛えています。おかげさまで、体力にも良いようで、元気ですね。

最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

当院もまだまだ発展途上です。私たちもさらに勉強して、より高いレベルで動物たちの生涯に関わるような情報や医療を提供できるようになっていきたいというのが願いです。そうすることで、地域の中で「この動物病院があって良かった」、「この病院があるからこの地域に住んでいる」、と言ってもらえる動物病院になりたい。そして、動物たちが幸せでいて、それをお世話する人が幸せであれば、この地域全体が動物を中心に明るくなっていくと思いますから、その中心になるような施設を作っていきたいなと思います。動物たちと過ごすことは、人間にとっても心の豊かさにつながるような価値のあることだと思っていますし、動物たちが幸せになって、そのことで飼い主さんも笑顔になれる。そのお手伝いができれば、うれしいです。そうしたくて勤めているスタッフばかりですし、できることは何でもしますので、気軽にご利用いただきたいですね。

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