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塩谷香織 院長の独自取材記事

かまくら犬と猫の病院

(鎌倉市/鎌倉駅)

最終更新日: 2023/01/22

「ワンちゃんや猫ちゃんに嫌われると私も悲しいので、病院に慣れてもらえるように工夫しています」と語る「かまくら犬と猫の病院」塩谷香織院長。獣医学部卒業後、臨床に役立てたいと東京大学動物医療センターで外科系研修医として勤務。さらに愛犬の病気をきっかけに内科系研修医としても研鑽を積んだという。生まれ育った地元、鎌倉で診療をしたいと2011年にこの地で開業した。幅広い診療経験に裏付けられた確かな診療技術と、飼い主の話をじっくり聞き何よりもコミュニケーションを大切にする方針は、ペットにも飼い主にも信頼されクチコミでの来院も多い。ペットの高齢化に対応して飼い主向けの介護教室を企画するなど、ペットと飼い主の生活にもきめ細かく配慮する。優しい笑顔とおだやかな語り口で犬も猫も人も和ませてくれる、素敵な鎌倉の獣医師だ。 (取材日2014年7月23日)

鎌倉で、ペットの健康と生活を優しく見守る、犬と猫のホームドクター

まず、獣医師を志したきっかけを教えてください。

母が皮膚科医として開業していましたので、私も専門職につきたいと思っていました。そして、動物が好きだったので、自然に獣医師を志しました。卒業後、もっと臨床を学びたい、特に外科分野を学びたいと考えて東京大学の動物医療センターに入局しました。外科を選んだのは臨床の現場でないと外科診療は学べないと思ったからです。その後、家で飼っていた犬がリンパ腫であることがわかり、大学病院の先生に診療をお願いしました。その診察や治療に立ち会う中で、自分には内科的な知識や考え方が不足していることを痛感し、内科の研修医になったのです。犬は3年後に亡くなりましたが、飼い主としての不安な気持ちや通院の大変さなどが身にしみてよくわかり、貴重な経験となりました。またセンターではさまざまなドクターに知り合い、その人脈は今もとても役に立っています。

その後、鎌倉で開業されたわけですね。

そうです。獣医師になった時からいつかは地元で開業したいとずっと考えていました。この場所は、母が開業していた皮膚科医院があったところです。鎌倉というと観光地のイメージがあるようですが、住んでいるとそれほど特別な感じはなくて、のんびりとしたところです。開業にあたっては、あまり病院らしくない、くつろげる雰囲気にすることを心がけました。また、待合室から診察室の様子がわかるように、ワンちゃんや猫ちゃんも飼い主さんの顔が見えるようにして、少しでも不安を和らげるように考えています。

クリニックの特徴を教えてください。

来院されるのはほとんどがご近所の方で、顔見知りの人も多く、コミュニケーションはとりやすいですね。飼い主さんは熱心で、比較的年配の方が多いです。特徴は猫が多いこと。犬に比べて、猫は病院を受診する機会が少ないので、一般に動物病院の患者は犬が多いのですが、当院は猫も多いのです。そこから考えると、このエリアでは飼われている猫の実数はかなり多い気がします。犬は柴犬が目立ちますね。鎌倉という地域柄もあり、やはりちょっと和風なのかもしれません (笑)。診療面では、症状を的確に見極めることと、今まで培ってきた人脈を生かした大学病院や専門的な施設との連携を大切にしています。ちょっとした症状の裏に重篤な病気が隠れていることもありますので、早く見つけて、自分の範囲を超える場合は速やかに適切な専門医に送ることも日頃ペットや飼い主さんに接しているホームドクターの大切な役割だと考えています。また、大学で同期だった先生たちと情報交換を行ったり、私一人ではできない手術の時は手伝いをお願いしたりしています。

薬だけでなく、安心と説明も処方することをモットーに

先生の診療方針を教えてください。

飼い主さんが何を求めているか、気にされているかを聞き出し、選択肢を提示して選んでいただき、その方向をサポートするというように心がけています。また難しい医学用語や専門用語を使うと質問をしにくい雰囲気になりますので、できるだけ平易な言葉を使うように心がけています。飼い主さんは「混んでいるから質問しにくい」「気にしすぎとか思われないか」などと、気を使われていることが多いもの。私自身も病院にいくと緊張するタイプなので、飼い主さんが気軽に話せる雰囲気を大切にして、できるだけ丁寧に説明をすることを心がけています。飼い主さんがとても心配されていても、意外に軽症で治療が不要な場合もあります。そんな時も詳しく説明して納得していただいて、しばらく様子を診ることもありますし、もちろん逆のパターンもあります。また、同じ病気でも飼い主さんの考えやご家庭の状況は違いますから、個々のケースに合わせた治療方針をご提案し、飼い主さんに安心していただけることを重視しています。

どんな病気やトラブルが多いのですか。

犬や猫も高齢化し、腫瘍や腎臓の病気が増えてきました。飼い主さんも高齢化していますので、通院や移動が大変になることが多いようです。介護の問題も増えてきました。小さな犬や猫ならば比較的、世話もしやすいですが、大型犬が寝たきりになると介護の負担で飼い主さんの方が体を壊されたりすることもあります。こうした場合は、往診したり当院でペットをお預かりしてケアをすることもあります。また、太りすぎの犬や猫も目立ちます。ご家族が帰ってくるたびにおやつをあげるなど食べ過ぎも多いですし、去勢手術を受けた後に体重コントロールをしないままで太ってしまうことも原因だと思います。太るとさまざまな病気のリスクにもなりますので、体重管理は気をつけていただきたいですね。

猫の診療には、どんな特徴がありますか。

猫はもともと泌尿器系が弱く、膀胱炎や腎臓の病気が多いですね。そして具合が悪くても、ぎりぎりまで我慢するコが多いのが特徴です。犬に比べると定期的に病院に来ることが少ないので、飼い主さんが気づいた時にはかなり病気が進行していることもあります。猫にも検診や予防接種は必要なのですが、猫は犬に比べて病院に連れてくるのが大変という飼い主さんも多いですし、診察や検査がストレスになることを心配される方が多いですね。確かに嫌がるコもいますが、慣れてくれば大丈夫ですから、猫ちゃんも検診や予防接種に連れてきていただきたいですね。

ペットの介護に備えて、飼い主向けの教室を企画

ところで、プライベートな時間はどのように過ごされていますか。

背が高いので、よく何かスポーツをしていたのかと聞かれるのですが、まったくできないんですよ(笑)。完全なインドア派で、本を読んだり、映画を観たり、美味しいものを探したりするのが好きです。鎌倉は新しいお店も次々とできますから、飼い主さんにグルメ情報を教えていただくこともあります。ただ最近は1年中観光客が多く混んでいるので、週末はあまり出歩かず家で過ごすことが多いですね。あとは、やはり、うちの犬たちと過ごすことが楽しいですね。私は、最初に飼った犬がミニチュア・ダックスフンドで、ずっと同じ犬種を飼っており、今は病院のマスコット犬の“うに”と“はむ”と家でも一緒に暮らしています。

これから取り組みたいことがありますか。

高齢化に伴い昔はなかった病気が増えたり、困りごとが生じるようになりました。認知症の夜泣きや徘徊、介護の大変さもその時になって始めて気づかれてお困りの方が多いようです。ですから、高齢のペットの飼い主さんに前もって知っておきたいことや準備しておきたいことをお話しする教室のような取り組みを考えています。また、注射や検査が苦手でやはり病院はイヤというコも多いので、散歩のついでなどに寄ってもらって、慣れてほしいと思っています。病院の近くに来ると嫌がるというワンちゃんもいて、私も嫌われるのは悲しいので(笑)、健康なペットも気軽に遊びに来れるようなところにしたいと思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

クリニックは、ペットが病気になったら連れていくところと思われている方が多いと思いますが、元気なときの様子を知っていると、具合が悪いときに早く気付くことができますので、ぜひ検診に来ていただきたいと思います。また、診療の際には遠慮せずにご希望をお聞かせください。ご希望に合わせてできるだけのサポートをさせていただきます。気になることや不安なことも何でも聞いてください。そして、犬や猫は、ペットとして飼い始めたら10年以上は責任を持つことになります。クリニックを気軽に活用していただいて、飼い主さんとしての責任も大切に、可愛いワンちゃんや猫ちゃんと楽しい生活を過ごしていただけたらと願っています。

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