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近藤洋五院長、近藤麻里先生の独自取材記事

エアリーズ動物病院

(川崎市幸区/矢向駅)

最終更新日: 2023/01/22

都心で働く人々が多く暮らす郊外の住宅地、神奈川県川崎市幸区。エアリーズ動物病院は2014年4月、矢向・鹿島田駅から徒歩15分ほどの、幸区役所近くに開業。大学院で脳神経を専攻、てんかんや椎間板ヘルニアなどの神経疾患の勉強を続けてきた近藤洋五院長と、学生時代に臨床病理を専門に学んできた近藤麻里先生の夫妻が、日々の診療にあたっている。大切なペットの病気に悩む飼い主の本音を汲み取り、無駄な検査を省いて、納得できる最善の治療方法を提案。本当にペットのためになる治療を安心して受けてもらうため、セカンドオピニオンや専門医紹介も積極的に行っている。白と茶色を基調にした落ち着いた雰囲気の、新しいきれいなクリニックを訪問。院長先生が多く経験してきたてんかんや椎間板ヘルニアについても詳しく話を聞いた。 (取材日2014年6月17日)

神経科の研究を続けながら、臨床は幅広い分野で診療

クリニックの特徴や開業のきっかけを教えてください。

【近藤院長】僕は大学時代に軟部外科、大学院では神経系の研究を行ってきたので、クリニックとしてもこの分野に詳しいのが特徴でしょうか。現在も東京の母校に通って勉強を続けさせて頂いています。脳神経が障害されると体の一部や全てが動かなくなります。症状は多種多様ですが、神経は生命の根幹で、原因を追究しそれを治療することに興味を持ちました。脳神経疾患の診断を行うには多くの病気を除外する必要があり、トータル的な医学知識が必要になります。研究者として神経専門で研究を行っていくのも良いのでしょうが、他の疾患も幅広くやりたいと思って臨床の道を選びました。卒業して最初に勤めた動物病院が、神経系の得意な院長であり、神経疾患以外にも外科、内科疾患と幅広く経験をさせていただいたという縁もありました。臨床家として経験してきたこと、勉強してきたことをいかしたいと、開業を考えるようになりました。

神経科として椎間板ヘルニアの診断治療に携わってきたのですね。

【近藤院長】はい。椎間板ヘルニアの症例も多く経験してきました。人間の場合、腰椎椎間板ヘルニアは脊髄終末より下方で起こることが多いため、脊髄本幹から分岐した神経の障害によってしびれなどの症状が出ることが多いようです。しかし、犬や猫は人間と比較して脊髄自体が長く、椎間板ヘルニアを起こすと多くの場合、脊髄の本幹が傷害を受けるため、脊髄損傷となってしまいます。それで、人間よりも症状が重く出ることが多いんですね。多くはありませんが猫にも起こることがあります。

椎間板ヘルニアというとダックスフンドが連想されます。

【近藤院長】確かにダックスフンドに多い疾患です。3頭飼っていて3頭ともヘルニアということもあります。しかしそれ以外の犬種でも珍しくはありません。椎間板ヘルニアは残念ながら予防法はありません。太らせないことが予防とよく言われますが、遺伝的な素因も強く、痩せていてもヘルニアになる子はいます。段差や階段などは避けることはできても、歩いていて振り向いただけで腰を抜かしてしまうこともあります。しかし予防はできなくても、発見は早いほど良い面はあります。軽症であれば、最初にしっかりとした管理をすれば、手術しないで済む可能性も高くなります。ただし、お薬を使って痛みがなくなることで、普段通りの運動をしてしまうと、一気に悪化してしまうことがあります。そのため、お薬で治療をする場合は運動制限が重要になります。痛みが引いても階段やソファーなどの上り下りはさせず、二本足で立ちあがることも避けることが大切です。

ネット情報で飼い主がパニックにならないよう、十分に説明

早期発見のヒントや飼い主さんにアドバイスがあればお願いします。

【近藤院長】日頃の生活で変化を見逃さないことですね。段差を嫌がるとか、抱っこするとキャンと鳴くとか、どこかわからないけど痛がるときは要注意です。朝から動かない、ケージから出てこないというと、ヘルニア以外にもいろんな病気の可能性があるので、早めに相談して頂きたいです。最近はインターネットで調べてくる方も多いのですが、ネット情報は間違いも多く、それを鵜呑みにしてパニックになる方もいます。例でいうと「椎間板ヘルニアは発症したら48時間以内に手術しないと歩けなくなる」説ですが、その情報が独り歩きしてしまっていることがあります。これは全部に当てはまるわけではありません。重症度によっても変わってきますし、内科治療で良くなる場合もあります。説明をさせていただくと思い違いがなくなり、飼い主さんも落ち着かれることも多いです。心配なこと、疑問に思うことがあれば気軽にお聞きしていただければと思います。

ご専門の神経科にはてんかんもありますね。

【近藤院長】てんかんは遺伝的な素因もありますが、いろいろな犬種で起こります。また、猫でもみられます。てんかんは5才以内に初めての発作が起こることが多いとされています。5才以上で初回発作が起こる場合には脳腫瘍など、てんかん以外の他の原因であることが多くなりますので、他の疾患を除外するためにはMRIなどの検査が必要となることがあります。猫が発作を起こした場合はてんかんでない場合も多いので注意が必要です。

MRIでの診断も増えています。

【近藤院長】動物医療でのMRIは、この15年くらいで導入が進み、脳の問題に診断がつきやすくなっています。以前に比べるとMRI検査のおかげで、その症状がてんかんなのか、脳炎や脳腫瘍によるものなのか診断することができるようになってきました。脳腫瘍や奇形、脳炎などの原因によって、治療法や予後は異なりますので、ある程度診断をつけることは重要です。必要なときにはMRIを受けられる検査機関を紹介致します。ただし、確定診断するためには病気によっては細胞を取る必要があり、この部分は人の医療と比較すると獣医療ではまだ遅れているところだと思います。

診療スタンスを教えてください。

【近藤院長】飼い主さんはこんなこと聞いたら「恥ずかしい」とか「怒られるのではないか」と獣医師に本音を言えないことがあると耳にします。 些細なことが意外と診察の助けになることもあるので、どんな些細なことでも、何でも相談してもらえるような雰囲気を大事にしたいと考えています。飼い主さんの意見や希望を聞き、費用や様々な事情などをトータルで考えて、納得し安心して任せてもらえるよう努力していきたいと思います。教科書的に一番良い治療方法であっても、その子にとって100%良いとは限りません。医療費や家族の都合でその治療法は難しいということも当然あります。できる範囲で、ご家族がなるべく負担なく続けられる最善の方法を探していき、一緒に病気と闘っていくというのが当院の方針です。僕の考えだけでどんどん診断・治療を進めても僕の満足にしかならないし、ご家族の満足が得られないのであれば、たとえ病気が治ったとしても本当の意味で治療の成功とは言えません。 【麻里先生】痛みに配慮した診察、治療を心がけています。動物たちの不安や痛みを軽減させる努力や工夫をしていきたいと思います。病院に来るときは大抵動物たちが嫌がることばかりになってしまいます。病院に慣れる為にもお近くの方はお散歩がてら病院に立ち寄ってください。健康な子に限ってですが、おやつを用意していますので、是非病院を怖いところとイメージを持たせないようにしていきたいと思っています。

飼い主の意見や気持ちを聞き取って、納得いく治療を

獣医師をめざしたきっかけは何だったのでしょうか。

【近藤院長】子供の頃から犬を飼っていて、動物病院に連れて行くことが何度もあり、こういう仕事があるんだなということはなんとなく思っていました。飼っていた犬には原因がわからないまま死んでしまった子もいて、自分でも助けてあげたいと考えるようになりました。 【麻里先生】院長はもともと動物好きで勉強も好きで医学に興味があったそうなので、獣医師になるのは自然だったようです。私はただ単純に小さい頃から動物が好きだっただけですが(笑)

どんな時にやりがいを感じますか。

【近藤院長】病気の子が回復し、ご家族が喜んでくれた時ですね。 【麻里先生】元気になった動物の姿とそれを喜ぶ飼い主さんの姿をみた時ですね。院長を「良い先生ね」と言ってもらえる事もとても嬉しく思います。院長の場合、勉強が趣味のようなものなのですが(笑)、やはり努力している姿を常にみているので、認めて頂いていると感じた時はとても嬉しく思います。

休日のリフレッシュ方法など教えてください。

【近藤院長】小学生から大学までずっと野球をやっていて、今はまったくそんな時間がないので、できればいいなと思っているんですが。スポーツ観戦は好きですね。あとは家族と出掛けることですね。 【麻里先生】ちなみに、長男の生まれの星座が牡羊座(Aries)なのですが、英語読みでエアリーズというのが院名の由来なんです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

【近藤院長】まず飼い主さんが納得して治療を進めることが大切だと思います。そのためには、疑問に思ったことは遠慮なく質問して頂き、お気持ちや意見を伝えてもらうことが治療方針を立てる上で重要です。また、納得できないときはセカンドオピニオンとして他の獣医師をあたることも悪いことではありません。いつもの先生に悪いのではないかと気にされる方もいますが、少しでも不安があるときは、他の先生の話を聞いていただくことも良いことだと思います。また、僕にも意見を聞きに来ていただくのも歓迎です。ほかの先生のお話を聞いても同じ診断、同じ治療方針だったら安心ですよね。最近は動物医療も専門性が高くなっているので、専門病院と連携をとりながら治療にあたることもできます。 【麻里先生】獣医療は、内科、外科、皮膚、目などオールマイティに対応できなければなりません。院長は神経疾患だけでなく幅広く勉強していて知識も豊富なので、どんなことでも相談して頂ければと思います。まずは飼い主さんだけいらしてお話だけ伺わせていただくこともできます。 病気のことだけではなく、日常で困ったことや相談したいことがありましたら、お気軽に病院にいらしてください。

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