東武東上線の霞ヶ関駅南口から徒歩10分程の場所にある「霞ヶ関どうぶつクリニック」。おしゃれで美しい外観の同クリニックは、2015年1月、新院長に上原大地先生が就任し、前身の医院からリニューアルしたばかり。院内は清潔に保たれ、明るく開放感のある空間となっている。診察室2室と処置室、検査室など必要なスペースがしっかりとレイアウトされており、なかでもクリニックでは珍しい陽圧滅菌仕様の手術室を備えているのが特徴。ペットの疾患全般に対応してくれる上に、整形外科や神経外科などの難易度の高い手術も行っており、他の動物病院からの紹介症例も多く受け入れている。骨折、脱臼、ヘルニアなどの治療が遠方の大学病院まで行かずに受けられるので、地域の飼主様たちにも喜ばれているようだ。
(取材日2015年11月12日)
―最初に、院長就任までの経緯からお聞かせください。
2015年1月1日より、前任の猪野正毅先生からこの病院を引き継ぎ、院長に就任しました。猪野先生からは獣医師として、また院長としての技量や心構えなど全般にわたって厳しくも温かいご指導を受けながら、時間をかけて院長となる準備を進めてまいりました。猪野先生は外科、特に整形外科や神経外科を専門とされていたので、技術面においても本当に多くの事を学ばせていただきました。現在はその経験を生かし、多くの動物さん達の治療に当たらせていただいています。
―先生は診療に対してどのような考えをお持ちですか?
病院にはさまざまな動物さん達が来院されます。日常のケアや予防接種、そして体調を崩してしまった子の診察や手術など仕事は多岐に渡ります。命を扱う仕事の為、大きな責任が伴いますが、日々の診療に対して非常にやりがいを感じています。常に良い医療、サービスを提供し、皆様に笑顔で帰っていただけるようにスタッフと力を合わせて診療を行っています。当院は犬と猫の患者様が多いのですが、犬と猫ではもちろん診察の方法が全く異なりますし、さらに皆それぞれ性格も異なります。基本的には動物病院が苦手な子が多いと思いますので、動物さん達がなるべくストレスを感じないように診療することを心がけています。
―こちらの病院の特色は。
地域に根ざした動物病院として、動物さん達の総合診療を行っています。日常のケアや飼育相談、ワクチン接種、フィラリア予防、避妊や去勢などの予防医療はもちろんですが、万が一動物さんが体調を崩してしまった際に、すぐに対応できるような体制を整えています。また、医療機器としては内視鏡なども備えているため、幅広い疾患に対応できます。また当クリニックは総合診療の他に、整形外科・神経外科に力を入れています。歩き方がおかしい、どこか痛そうだ、などの主訴で来院される方が多いです。内科的な治療と外科的な治療を合わせて骨折、脱臼、靭帯断裂、椎間板ヘルニアなど治療を行っています。今も月に数件はこういった手術があります。川越市外の病院からの紹介でいらっしゃる方も多いですね。車でいらっしゃる方のために駐車場も完備しています。
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