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松本宗能 院長の独自取材記事

ACプラザ苅谷動物病院 三ツ目通り病院

(江東区/菊川駅)

最終更新日: 2023/01/22

1974年に江東区森下で開院した「ACプラザ苅谷病院」。現在は5病院、獣医師46名、動物看護士ほか177名の組織を抱える、地域密着型の動物病院だ。「三ツ目通り病院」は初代病院の流れをくむ最も古い病院。三ツ目通りに面した病院は約5年前に規模の拡大とリニューアルを図り、1階から3階まで各設備が効率よく配置されている。院内はとても広く、ペットオーナーとスタッフ、またペットオーナー同士も自然と会話が弾むような、明るく和やかな雰囲気がある。「医療面においてはどんなケースにも対応できる質の高い動物医療を提供します。病気の予防にも力を入れ、飼い主さんと動物たちの心の触れ合いを大切にしながら、より幸せに暮らせる環境作りを進めていきます」。そう話して下さった松本宗能院長は、大学卒業に「三ツ目通り病院」で獣医師としてのキャリアをスタート。副院長を経て、2010年4月から院長となった、地域ではお馴染みの先生だ。松本院長が目指す「地域社会に貢献できる動物病院」の展開から、ご自身の診療方針、趣味のお話まで、たっぷりと話を伺った。 (取材日2015年4月2日)

動物たちの健康を年中無休でサポート

まずはクリニックの歴史や組織構成についてお聞かせください。

ACプラザ苅谷動物病院は1974年にお隣の駅の江東区森下で開院しました。開院以来、地域に密着した動物病院として皆様に信頼していただき、現在は5病院を構える組織となりました。三ツ目通り病院は初代の病院の流れをくむ最も古い病院です。約5年前に規模の拡大とリニューアルを図り、1階から3階まで効率よく各設備を設置しました。1階には診察室と各種検査機器を、2階には画像診断や手術が可能な設備、犬猫の各入院室なども完備しています。特に外科的処置に必要な最先端の検査・治療機器が充実しています。3階にはトリミングルームや猫遊戯室、屋内運動場なども整備しました。現在、当院には9名の獣医師がおり、常時4〜5名が皆さまを年中無休でサポートします。また、当院では、皮膚科、循環器科、脳神経科、眼科においては専門の診察も行っています。

先生はこちらのクリニックでのご経験が長いそうですね。

大学を卒業と同時に三つ目通り病院に入り、2004年に副院長に、2010年4月に院長に就任しました。今振り返ると、獣医師になりたての頃は病気を診ることがすべてのベースになっていた気がします。もちろんその思いは今でも変わりませんが、院長になってからは地域に根差した医療の提供と、飼い主さんと動物たちの心の触れ合いを大切にしながら、より幸せに暮らせる環境作りを進めていきたいという気持ちが強くなってきました。医療機関として、日々進歩する治療方法や、新しい知識・技術をいち早く取り入れ、患者の皆さんに提供できる病院作りが目標です。獣医師もスタッフも、当院に来ていただいた方々に満足いただけるよう、「我々ができる最高の医療を提供する」という心構えで、日々診療にあたっています。

系列病院間の連携は?

年中無休・24時間診療の病院が3つありますので、夜間の緊急対応など、いざという時には、系列の病院で治療を受けることが可能です。各獣医師の持つ知識・経験や、最新の獣医療情報の共有など、治療面・情報面での協力も行っています。例えば、私は外科が得意分野なので、他院に出向いて手術を行うこともあります。もし当院の手術台がすべて塞がっていても、急を要する場合は他院で緊急手術の対応もできます。もちろん個々の病院で、すべての病気を診られる準備はしていますが、やはりグループ全体の総合力も強みです。例えば、外科・整形外科・皮膚科・眼科・腫瘍・心臓・神経など、幅広い分野のエキスパートが揃っており、専門性の高い治療が可能です。

具体的なイメージが描けるように丁寧な説明を心がける

先生の診療方針をお聞かせください。

治療に関しては、まずはしっかりした確定診断をつけることが第一です。診断が付けば、治療は自ずと決まってくるわけですが、なかには根治が難しい病気もあります。そのような状況で、飼い主さんが最終的に何を望まれるのか。お話をたくさん伺うなかから、ベストと思われる治療を見つけ出していくことが大事だと思っています。治療が始まるとこれからどうなっていくのか。飼い主さんが具体的なイメージを描けるような説明を心がけています。難しい病気になればなるほど、愛するペットのために自分は何を選択すればよいのか迷うのは、とても自然なことです。最終的な選択をすべて飼い主さん任せにするのではなく、動物医療のプロとして、時には背中を押して差し上げることも我々の大事な役割だと思っています。今後も皆さんととことん話し合い、納得のいく動物医療を提供していきます。

ベッツケアプランについてお聞かせください。

従来から行っていた定期検診システムをさらに進化させた「ベッツケアプラン」が2014年3月からスタートしました。以前のシステムとの大きな違いは、個々のペットの状態に合わせた個別の検査プログラムが組まれることです。例えば、犬であれば年齢や犬種によって、検査の内容や時期が違ってきたりします。よりパーソナルに、きめ細かいケアをする仕組みとお考えいただければよいでしょう。2つのコースがあり、「オンリーワンコース」(年会費あり)は年1回の健康診断と、月1回の身体検査&ケアで病気の早期発見に努め、普段からペットの健康をサポートするシステムです。「治療応援コース」(年会費なし)は月1回の無料診察などを通じて病気の治療をサポートします。それぞれ割引サービスもあるので、より利用しやすくなりました。

「ペッツケアプラン」に対するペットオーナーさんの反応と、その他の最近のトピックスをご紹介ください。

入会されるオーナーさんが多く、かなりご満足いただいているという手ごたえを感じています。健診とケアに特化した「オンリーワンコース」にも多数の入会があり、予防医療への関心が高まっていることを改めて実感しました。特に加齢に伴う疾患は、1回の検査だけでは、数値が正常範囲なら気づきにくいものです。毎年、健診を受けていたら、「まだ正常範囲だけど、毎年、悪化している」とわかります。オーナーさんも、日頃からその健康管理に気を配るようになります。病気の早期発見と進行抑制では、一番大事なことなのです。また、最近のトピックスですが、眼科で当院の獣医師が眼科専門病院で研鑽し、2015年4月から専門診療を開始しました。動物医療は高度化専門化が進んでいます。やはり専門的な医療技術を持った獣医師がいることはオーナーさんの安心感につながります。皮膚科など他の領域でも、少し難しい疾患だとわかれば、それぞれの領域を得意とする獣医師が診るような体制をとっています。そのためにグループの獣医師は積極的に学会や研修会に参加し、よりよい医療を提供できるように努めています。

地域の皆さんに信頼され続ける動物病院を目指して、さらに進化を

獣医師を志したきっかけは?

とにかく生物が大好きで、幼少期はトカゲやザリガニなど、身近な生物を捕まえてきては家で飼っていました(笑)。初めて犬を飼ったのは小学校に入ってからです。シベリアンハスキーで、今思えば私が獣医師になろうと思ったきっかけはこの子だったかもしれません。小学校の卒業文集には「将来獣医師になりたい」と書いた覚えがあるのですが、本当になるんだと決めたのは、高校生の時にこの子が横隔膜ヘルニアの手術をした後、亡くなったときです。1歳ぐらいの時に交通事故に遭い、その後も元気に生活していたのですが、5歳ぐらいになって急にご飯を食べなくなり、呼吸も荒くなり始めて病院に連れて行ったら、横隔膜ヘルニアだとわかりました。その時はもう手術しないと助からない状態で……。結局手術をしても命を落としてしまったことが、自分の中でとてもショックで、心を突き動かすものがありましたね。

大学時代の思い出といえば何でしょうか?

アイスホッケーです。ほとんどそれがメインだった気がします(笑)。激しいスポーツで、ケガも絶えませんでしたが、今まで経験したスポーツの中で一番面白いと思いました。一番の魅力はスピード感。ぶつかり合うコンタクトスポーツの魅力にもはまりました。スポーツは何でもそうですが、真剣になりますよね(笑)。おかげで、今も体力には自信があります。最近は自転車に乗ったり、少し走ったり、プールに行ったりして体力維持を心がけています。なかなか忙しくて家族でゆっくり遠出する時間が取れないのですが、子どもとのんびり過ごす時間が一番のリフレッシュになります。

今後の展望と、読者にメッセージをお願いします。

これからも地域の皆さんに信頼される動物病院であり続けたいと思っています。医療面に関しては、最先端の獣医療をいち早く取り入れ、より多くの患者さんに高品質の医療を提供できるよう努力していきます。また、外科や整形外科など外科系、内科系では皮膚科、循環器科、眼科、脳神経科の専門医を取得している獣医師もおります。これからもトータルケアが受けられる総合診療施設を目指して精進してまいりますので、安心して通っていただければと思います。健康な子はもちろん、病気を理由に他では断られてしまったワンちゃん、猫ちゃんのトリミングも受け付けています。常に獣医師がそばでサポートしておりますのでどうぞご安心してお越しください。トリマーたちは動物の扱いがとてもうまく、みんなとても気持ちよさそうですよ。トリミング後には写真撮影をしてプレゼントしています。動物たちの表情がとても可愛らしく、ご好評をいただいています。最後に、医療はもちろんですが、当院が何よりも大事にしているのは動物と人とのつながりです。動物を愛する皆さんとペットたちが、心身ともに健全な生活ができるような社会づくりに貢献していくことも大きな目標です。

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